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Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein
多くの仕事について私は「速い」と言われるのだが、昨日今日と改めて考えてみて、手をつける前に何をしなければならないか、細部まで完全にイメージできているものは、あとはマシンになってバリバリやればよいだけなので速いのだと思った。逆に言うなら「考えねばならない仕事」は手が止まり易いわけ。
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein
これは功罪両面あると思う。例えば20代の私は作曲家として筆が速かった。結構膨大な量の譜面を短時間で書いたが、それは一面最初からイメージできるものを書いていたということでもある。その枠を破りたいと思って30台以降に立ち止まる事を始めたが、結果作品の生産性は極端に落ちる事になった。
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein
少なくとも人生の半分はもう過ぎてしまっただろうと思いつつ、ここ10余年、自分なりに深く考え、立ち止まり、結果寡作化した道程には賛否両面の感想がある。質的によかったと思う気持ちがある反面、量的には失ったものがあるような気もする。同様のことは演奏についてもまったくそのまま当てはまる。
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein
僕はある種の譜読みは比較的早いかもしれない。別種の譜読みはとても時間がかかるものもある。結構極端な矛盾を生きていると痛感することもあるけれど、最近「ギアチェンジ」みたいなことではないかと考えている。ローギアと逆で最初は速読でパパッと手をつけ、こなれてきてからゆっくり深める二段階。
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein
少なくとも演奏では有効なこの二段階方式で考えると、作曲については若いころの方式があたっていたことになると思う。つまり、最初は速書きでともかく形にしたあと、時間をかけて深めたほうが結果が良いという話になる。まあギアさえ入れ替えれば仕事のスピードは緩急つくのでその方向のシフトを検討中
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein
若いころは「自分の色」をむしろ持ちたくないと思っていた。というのも自己模倣の縮小再生産くらい情けないものはないと考えているから。でもこの仕事を何十年かやってみると、正直昔は軽く見ていた人が延々同じ事をしている中から何らかの色を見つけ出したりするらしいのも見て、物作りは色々と改めて
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein
もうひとつの面は「火事場の馬鹿力」みたいなので、忙しい中でとっさにやった仕事の結果が良かったりすることが実際にある。僕が今までやってきた最良の仕事があるとすれば、それが最長の時間をかけたものであるという保証はないだろう。というか自分で自分を追い込んで入り込んだ時の仕事は勢いがある
Ken ITO 伊東 乾 @itokenstein
まあ、正解がある話ではないわけですが、誰といわず、自分の駆動の仕方というのはあるわけですよね。生活作法といってもいいかもしれない。このところいろんな人の人生全体、生き様というものを見直す機会があり、改めてそういうことを考えて直したりしている、という合間の余談でした^^;

コメント

五代雄介 @Eric_Ridel 2013年9月29日
まとめを更新しました。
五代雄介 @Eric_Ridel 2013年9月29日
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