原発汚染水対策に対する国内外企業からの技術提案説明会の詳細

堀潤氏(@8bit_HORIJUN)の現場レポート。
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堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

建屋内の汚染水について質疑応答。日本企業「建屋内の状況は?」東電「冷却水は一日に400トン掛け流しの状態で、地下水は毎日400トン、合計800トンの水が建屋の中に流入、毎日くみ上げている。線量は少しずつ下がってきていて人が数十分作業が出来る箇所も。しかし依然として線量高い

2013-10-02 16:23:38
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

日本企業「メルトスルーした穴や燃料の状況は?」IRID「溶けた燃料が下部に落ちて格納容器をどの程度壊したのか解析しているところ。コンクリートの溶融にとどまるとしているが、可視化するための装置の制作が必要だ。これから。まだ研究している段階で開発プロジェクトをスタートさせたばかり

2013-10-02 16:27:15
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

男性「地下水は何メートルくらいの深さがあるのか?シートパイルを横にはるアイデアはどうかと」東電「マイナス2メートルから5メートル。周りを囲んでしまうという手法について、氷の壁で覆うという方法を検討中。再来年の実現に向けて検討を進めている」。男性「スリーマイルには対策方法がある

2013-10-02 16:30:59
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

東京電力、IRID双方の担当者による地下水流入抑制についての技術提案募集について説明が続いている。凍土壁や遮水壁、地下バイパスの取り組み等既に報道されている内容について説明があったが、敷地山側からの地下水流入や雨水の流入を減らす対策に対する知見をさらに集めることに。

2013-10-02 16:48:06
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

汚染水が土中に漏れた場合に土中で放射性ストロンチウムが捕集できる技術も募集。薬剤を注入し土壌中のストロンチウムを選択的に捕集できる方法など。参加企業からは「凍土壁や遮水壁を張り巡らしたとしても肝心の燃料がどのくらいまで溶け出しているのかが分からないと効果が薄まってしまう」と質問。

2013-10-02 16:51:28
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

IRIDの汚染水技術調査チームの蒲田氏は「1号機は格納容器の下部は壊れているがその下にある8メートル近いコンクリートを溶かすだけの熱量はなかっただろうという解析。ただしまだカメラなどをいれて目で確認しているわけではないので、今後も調査が必要」→続

2013-10-02 17:01:28
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

続き)IRIDの蒲田氏「また、一定程度の注水による水位が確認されているので上から注水したものがそのままコンクリートを抜けて地下水まで到達しているとは考えられない。しかしまだ目で見て確認をしているわけではないのでそちらも言い切れる状況ではない。今後の研究開発によって進めていきたい」

2013-10-02 17:02:26
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

およそ4時間に渡る説明会はまもなく終了。国内外の企業がそれぞれの技術を結集させて汚染水問題への対応にあたる。ただ会場からは「もっと情報公開を」「規制の見直しを」「スピード感を」など国や東電への注文も相次いだhttp://t.co/cjwRyqoOG1

2013-10-02 17:14:47
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