原発汚染水対策に対する国内外企業からの技術提案説明会の詳細

堀潤氏(@8bit_HORIJUN)の現場レポート。
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堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

産省やIRID国際廃炉研究開発機構が主催する原発汚染水問題への技術提案に向けた説明会がまもなく始まる。国内外の企業が参加。 @ かもめの広場 http://t.co/QhgODYbkw9

2013-10-02 13:30:16
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堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

原発汚染水対策に対する国内外企業からの技術提案説明会。会場定員は150人。申し込み多数で座席を増やし170席に。ほぼ満員だ。外国人の姿も目立つ。この後夕方5時まで。 http://t.co/O1IHeqp9G3

2013-10-02 13:42:43
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堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

説明会ではエネ庁中西審議官、東電相澤副社長がまず挨拶。中西審議官は「私達が知らない知見を拝借したい」相澤氏は「弊社現場の切実なニーズ。ご支援をよろしくお願いします」と頭を下げた。 http://t.co/rj2Z2HVoov

2013-10-02 13:49:29
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堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

説明会は冒頭およそ30分、概要説明はメディア向けに公開、撮影が可能だがテレビ局クルーは一社も来ていない。IRIDによると説明会の様子は音声などで後ほどHPにアップされる。 http://t.co/SR37oBImrH

2013-10-02 13:54:14
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堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

エネ庁汚染水対策官の上田氏が今後想定されるリスクの洗い出しと予防措置について説明。汚染水からセシウム、ストロンチウムなどの放射性物質を除去する技術を求めている。 http://t.co/jM5lUqkRpe

2013-10-02 13:58:11
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堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

これから二ヶ月の間で国内外から技術提案を受け付け取りまとめる。資料タイトル「汚染水問題に係る国内外の叡智の結集について」にようやくか、と思うが前進を願うばかり。 http://t.co/wrbvZRJ3Vl

2013-10-02 14:00:41
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堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

IRID汚染水技術調査チームの舟木チーム長代理から、技術提案を求める6分野について説明。提案期限は10月23日午後5時まで、電子メールや郵送で受け付けるという。 http://t.co/RFHlxbXFrA

2013-10-02 14:05:25
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堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

提案募集6分野について東電担当者から説明が始まった。まずは汚染水貯留について、汚染水を10年以上漏洩防止できるタンクや微笑漏えいを検出できる技術などの提案をお願いしたいとのこと。 http://t.co/yv8gfcL5zu

2013-10-02 14:10:38
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堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

東電原子力立地本部の後藤章氏が説明。福一には一日あたり平均400m3の地下水の流入があり汚染水が増加。3日で一つ以上のタンクの増設が必要だと現状を語っている。耐震性、溶接方法、強度評価、使用前検査など基準を満たしたタンクの設置が急務だと説明。

2013-10-02 14:18:29
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

また、東電の後藤氏はタンク廻りの水について雨水なのか汚染水の漏洩なのか、微小漏えいを検出できる技術の提案を求めていると説明。調査時間の短縮化を現場は求めているとのこと。この後、会場から質疑応答。

2013-10-02 14:21:23
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

質疑応答、米国企業の担当者が質問。米軍にタンクをおさめている。「タンクは既に完成品があるが、日本に設置するためのエンジニアがいない。提案は製品だけなのか、設置も含めたエンジニアの確保もか?」東電回答「エンジニアも含めてお願いしたい」IRID回答「まず技術助言を募集。ぜひ提案を」

2013-10-02 14:26:10
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

汚染水貯蔵タンクを米軍におさめている米国企業からの質問「私たちの製品は既に米国政府が合格を出し認可を受けているが、日本でもあらたに認可が必要か?」 IRID「日本の独自の認可が必要。米国の認可結果をどれくらい考慮するかはこれから検討。まずはぜひご提案を。」「速やかに提案したい」

2013-10-02 14:33:05
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

続いて汚染水処理についての技術提案募集の中身をIRIDの南部氏が説明。特に提案を募集するのは①多核種除去設備(ALPS)処理水に含まれるトリチウム濃度を告示濃度以下へ分離できる技術。100分の一程度に。 ②分離したトリチウムを含有する大量の水を処理または貯蔵する技術。

2013-10-02 14:37:02
YUTAKA #ANTIFA @yutakatheblues

@8bit_HORIJUN 資料を確認しながら、堀さんのツイートを拝見してます。会場からのツイート、有難うございます。 http://t.co/KpNS32mORZ

2013-10-02 14:39:36
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

東電原子力立地本部の石沢氏が追加説明。▼ALPSではトリチウムは分離できず処理水に残留する。▼他の核種に比べると小さい。▼ALPSで処理された水に含まれるトリチウムは日本の告示濃度を上回っている。▼しかし海外では日本の告示濃度を上回る値で外部に放出されている。▼半減期は約12年。

2013-10-02 14:42:52
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

東電石沢氏の説明によると、これまでの調査で東電福島第一で大量に貯蔵されるALPS処理後の滞留水からトリチウムを告示濃度以下に分離する技術は確認されていない。つまり海外では第一原発よりも高い濃度で処理をしており、分離するのであれば新たな技術提案が必要と説明している。

2013-10-02 14:48:12
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

また、東京電力ではトリチウムの分離以外の方法についても検討。例えば、米国スリーマイルでは事故後の廃液をサスケハナ川に放出することを計画したが、河川水利用を考慮し、約2.5年をかけて加熱蒸発させ、大気中に放出したという。

2013-10-02 14:51:04
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

汚染水処理について質疑応答。技術提案を目指す企業が多いのか、質問が会場から多数寄せられている。米国人「アメリカのタンクの会社でトリチウムの除去を専門にしている会社があるが既に連絡をとったか?」東電「文献の調査を行ってアメリカの会社と意見交換を既にさせてもらいました

2013-10-02 15:03:07
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

続いて日本企業「2011年頃、ロシアの汚染処理船の活用が検討されたがその後どうなった?さらに洋上タンカーの活用は検討されたのか?」 東電「ロシアの技術も検討させて頂いております。タンカーの貯蔵はアイデアだと思っていますが、日本国内でやるには制約もあるのでその点が今後の課題です

2013-10-02 15:04:00
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

続いて三つ目の分野、港湾内の海水の浄化処理についてIRID大浦氏から説明。港湾内のストロンチウムの除去、除去した放射性物質の処理について併せて技術提案をお願いしたいと語った。

2013-10-02 15:10:35
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

東電原子力立地本部の清水氏が具体的な技術提案募集内容について説明。特に海水中濃度が低下していない1〜4号機取水路前エリアの放射性ストロンチウムの除去を主な対象に。 http://t.co/sHnwJw8Z5m

2013-10-02 15:15:18
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堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

港湾内の浄化について、質疑応答。日本企業「今の線量の測定は水面からどのくらいの位置で図っているのか除去する箇所は浚渫も含めて必要なのか?」東電「海面の表層の海水を測定した結果。取水口付近海底では被覆して海底に付着している放射性物質の影響を抑制する措置をとっています」。

2013-10-02 15:34:26
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

また港湾内の海水の浄化について会場からは「β線やγ線を出す核種を共に除去できるALPSをなぜ使用しないのか?」と質問が続いた。東京電力の回答は「大規模な装置になるとおもっているので、なるべく簡易な方法で速やかに実施したいと考えています」と説明した。

2013-10-02 15:36:07
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

10分間の休憩。東京・千代田区内で開かれている経産省・IRID主催の原発汚染水問題の技術提案説明会。170人近い企業関係者が国内外から集まっている。先ほど、タンクの設置について質問をした米国企業の男性に話を聞いた。「遅すぎるよ日本の対応は。やっと海外勢も提案ができる」と語った。

2013-10-02 15:58:29
堀 潤 JUN HORI @8bit_HORIJUN

再開。建屋内の汚染水の管理について。東電原子力立地本部佐藤氏が説明。複雑な機器や配管があるので、そうした隙間を埋める止水材の充填が必要。建屋周辺でも作業環境として毎時数ミリ〜数十ミリシーベルトの箇所もあり、人が入ってもせいぜい30分程しか作業ができない。無人作業の提案を募集。

2013-10-02 16:11:34