「スウェーデン最高裁における非実在児童ポルノ所持無罪判決」(2012) を読んで。
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2013年（平成25年）
せいじ つなき ざしbot(非公式)™
@yozhiku
電車中でスウェーデン最高裁の児童ポルノ判決（漫画・アニメ画像を児童ポルノとみなすか？ 2012年6月）を初めて読んだ。
2013-10-03 00:24:17- 主要立法（翻訳・解説）「スウェーデン最高裁における非実在児童ポルノ所持無罪判決」（井樋三枝子）：『外国の立法』No.255（2013.3）｜国立国会図書館 National Diet Library
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/legis/#no255→https://doi.org/10.11501/8111654 - うぐいすリボン: スウェーデン最高裁 漫画絵所持無罪事件〔2012年6月28日〕 http://www.jfsribbon.org/2012/06/blog-post_28.html
せいじ つなき ざしbot(非公式)™
@yozhiku
「他のものと異なり、図画における児童が、写実的と思われる顔立ちを有している。その他の点においても当該イラストは、写実的であると考えざるをえない。」 と評価された日本の「マンガイラスト」1点は、スウェーデン刑法における児童ポルノ所持に該当する、と確言されていた。
2013-10-03 00:30:16
せいじ つなき ざしbot(非公式)™
@yozhiku
ただし上告人（被告人）は日本の「マンガイラスト」の翻訳者であり、日本文化に広く根づいている「マンガイラスト」の大量の収集画像の中の1点であるから、所持は正当化され罪に問われない。（児童ポルノではあるけど、文化研究目的の所持だから的な？）
2013-10-03 00:37:42
せいじ つなき ざしbot(非公式)™
@yozhiku
で、その1点の日本の「マンガイラスト」は児童ポルノであるからスウェーデンの秘密保護法が適用され、秘密扱いを受ける。 公表禁止、ということか。 もしそうなら、問題の誰の作品か公表されていない日本の「マンガイラスト」をスウェーデンに持ち込んだら、逮捕の可能性がある、のか。
2013-10-03 00:44:46
せいじ つなき ざしbot(非公式)™
@yozhiku
なお、裁判のための検察側上告抗弁書は、児童ポルノ1点を含む一連の画像について 「実在の者のように見えるとは言えず、描かれた人物は、猫のような耳を持ち、口や鼻が描かれていないものもあるが、間違いなく人間を表現しており、思春期の成長が完了していない児童を描写している」 と評している。
2013-10-03 00:59:33
せいじ つなき ざしbot(非公式)™
@yozhiku
となれば、問題の児童ポルノと判定された「写実的であると考えざるを得ない」日本の「マンガイラスト」の「写実」性なるものがどの程度のものを指すのか。 もしかして私たちの考えるような「写実的」という言葉性から受け取るものとはずいぶん異なるのではないかしらん。
2013-10-03 01:02:42
せいじ つなき ざしbot(非公式)™
@yozhiku
で、その日本の「マンガイラスト」の作者が誰で、どの作品なのかは、知ることができない？らしい。 文脈からしてネコミミやしっぽ付きのロリ絵ポルノは児童ポルノに該当しなさそう？だけれど。
2013-10-03 01:12:03
せいじ つなき ざしbot(非公式)™
@yozhiku
そんなわけで、なかなか衝撃的なスウェーデン最高裁判決でありました。 画像の入手方法は、作者webサイトからのダウンロードと「他の媒体に付けられた圧縮ファイルの形によるもの」というから、日本人作家or絵師によるくだんの「児童ポルノ」イラスト1点は今もweb上にあるのかもしれない。
2013-10-03 01:17:05
（参考）
当該判決文の邦訳2種。それぞれ用語法に特徴がある。対照を勧める。
【1】PDF：井樋三枝子「スウェーデン最高裁における非実在児童ポルノ所持無罪判決」」 http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8111654_po_02550012.pdf?contentNo=1
※「外国の立法」No.255（2013年3月）所収。末尾に判決文の全訳を収載。上掲tweet群は、こちらの用語法に準じている。
【2】スウェーデン最高裁 漫画絵所持無罪事件〔2012年6月28日〕｜うぐいすリボン http://www.jfsribbon.org/2012/06/blog-post_28.html
※NPOうぐいすリボンが2012年6月中に提供した判決文の全訳（判決は2012年6月15日付）。スウェーデン語原文へのリンクあり。（翻訳者、工程等不詳。重訳ではない、と思われる。）
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