131008 「福井県における、台風18号による水害からみる原発の危険性」に関する報告ツイート(前編)

まとめました。
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岩上安身 @iwakamiyasumi

以下、連投。RT @IWJ_AreaCh1: これより、現在、IWJが取材中の「福井県における、台風18号による水害からみる原発の危険性」に関する報告Tweet(前編)を連投します。

2013-10-08 03:01:29
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投1 RT @IWJ_AreaCh1: 1,気象庁は9月16日、四国から東北地方にかけて記録的な猛威をふるった台風18号に伴い、京都、滋賀、福井に対し、大雨特別警報を発表。「直ちに命を守る行動を取ってください」と、最大限の注意を呼びかけた。

2013-10-08 03:01:57
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投2 RT @IWJ_AreaCh1: 2,該当地区での雨は15日未明から降り始め、翌16日の午前5時30分までの総雨量は、福井県小浜市で333.5ミリ、滋賀県大津市で300ミリ、京都府京北町で280ミリに達した。「数十年に一度」の規模の豪雨だった。

2013-10-08 03:02:27
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投3 RT : 3,福井県・若狭湾の沿岸部は「原発銀座」と呼ばれ、大飯原発、敦賀原発、美浜原発、高浜原発、もんじゅと、計14基の原子力発電所が集中しているが、今回の台風18号の影響で、土砂崩れなどの水害が発生。もんじゅに通じる県道は寸断され、もんじゅは一時、孤立した。

2013-10-08 03:03:05
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投4 RT 4,さらに、もんじゅからJNES(原子力基盤機構)へ送る、原子炉出力、ナトリウム冷却材の流量などのプラントデータの「送信システム」が42時間もの間、停止した。県道が遮断されていたことから、11時間半もの間、システムの復旧作業に手を付けられなかった。

2013-10-08 03:03:47
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投5 RT 5,今回の台風は、原発立地地域におけるインフラの脆弱性を浮き彫りにした。若狭地方では、10月に入った今もまだ復興していない地区が存在する。敦賀原発や美浜原発が建つ『敦賀半島』、大飯原発の『大島半島』などの並びに位置する『常神半島』もその一つだ。

2013-10-08 03:04:14
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投6 RT @IWJ_AreaCh1: 6,原発こそ建てられていないが、この常神半島の先へ向かう一本道が、台風18号による土砂崩れの被害に遭った。未だに道は開通しておらず、通勤・通学のために半島の住民は毎日、本土と船で行き来している。

2013-10-08 03:04:45
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投7 RT 7,常神半島のように、もし、原発事故を伴う自然災害が発生し、大飯や美浜原発への一本道が閉ざされてしまったら。水害ボランティアを続けてきた福井県民からこうした声を聞き、IWJは記者を派遣。若狭地方を襲った水害の実態と原発問題について現場取材を敢行した。

2013-10-08 03:05:20
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投8 RT @IWJ_AreaCh1: 8,10月3日午後7時、福井駅に到着後すぐに、日本共産党の福井県議会議員・佐藤正雄氏に話をうかがった。佐藤議員は、毎週金曜日に福井県庁前で行われている脱原発集会にも欠かさず顔を出し、脱原発を訴えてきた人物である。

2013-10-08 03:06:07
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投9 RT 9,佐藤議員は「今回のような被害が美浜で起きれば、そして、もしそれが原発事故を伴う自然災害であれば、『原子炉は冷却不能になり、しかし、土砂で道路は通行止め。住民は逃げられない。でも放射能は来る』といった大惨事がシュミレーションできる」と言う。

2013-10-08 03:08:59
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投10 RT @IWJ_Are10,福島事故前から、県議会でも懸念はあり、若狭の原発立地地域に新たにトンネルを堀り道を増やす「災害制圧道路」を作ることでリスクを軽減する、という計画が立てられている。福島の事故を受けて議論は加速。今年の議会で予算が付く予定になっている。

2013-10-08 03:10:36
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投11 RT 11,これについて、佐藤議員は「私の見解だが、災害制圧道路は、多重化という意味でもないよりはあったほうがいい。自民党の議員たちがこれを強く要求するのは、そうした名目で『公共事業』を発注できるから、という一面もあるのではないか」と語り、さらに…(続く)

2013-10-08 04:46:00
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投12 RT 12,(続き)「仮に道路ができたところで上手く逃げられるかというと、わからない。例えば美浜で自衛隊が出動すると仮定した原子力災害避難訓練が行われたが、『テロ対策』を想定したら、自衛隊の仕事は避難ではなく『テロとの戦い』になる。そう訓練通りにいかない」

2013-10-08 04:46:38
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投13 RT 13, テロや自然災害のリスク回避に最も効果的な方法について、佐藤議員は「原発をなくすしかない」と述べ、「今回、未曾有の大雨で、小浜市も水没し、救急車、消防車も来れなかった。もし、大火事などが起きていれば手のつけようがない状態だった」と危機感を示す。

2013-10-08 04:47:12
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投14 RT 14,佐藤議員のように原発のリスクを正面から指摘する県議員は少ない。福島事故後も、多くの議員らの意識は変わっていないのか。佐藤議員は「福井県議会は変わっていない」と断言し、昨年10月、福島県富岡町に、福井県議ら10人ほどが視察に行った時の様子を語る。

2013-10-08 04:47:46
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投15 RT 15,「バスで線量計を付けて入ったが、線量計の『ピッピッ』という音が大きくなるにつれ議員は静かになった。富岡町役場の人は『もう人は住んでいない、家も修理できない、田んぼも作れない。原発関連死も…。原発と共存してきたけど、このザマです』と話してくれた。

2013-10-08 04:48:35
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投16 RT 16,さらに佐藤議員「これが、原発と共存してきた街の姿。議員からは、途中で『もう見学はいいんじゃないか』『もう帰ろう』という声も出た。最後まで日程をこなし、議会も少しはそれを踏まえて議論したが、結局は変わらなかった。その背景には新たな安全神話がある」

2013-10-08 04:49:09
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投17 RT @IWJ_AreaCh1: 17,新たな安全神話とは何か。佐藤議員「福島の原発は事故を起こしたが、福井の原発は安全対策を取らせた。消防ホース、冷却用の電源も敷地内にある。仮に、電源喪失事故が起きても対応できる、と知事、県庁、自民党県会議員らは主張する」

2013-10-08 04:49:36
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投18 RT @IWJ_AreaCh1: 18,佐藤議員「バックには利益、財政、自民党への電力関連会社からの資金提供もある。そういったところにどっぷり浸かり、抜け出せない。選挙応援や政治資金パーティーにも頼っており、今更(脱原発方向になど)手のひらを返せない状況だ」

2013-10-08 04:50:06
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投19 RT 19,富岡町の姿に議員らが不安を覚えたのは事実だろう。しかし、その不安を新安全神話がかき消したということか。佐藤議員「安全神話と、しがらみ。福井県民だけでは変えられない。状況を変えるには、大阪、京都、滋賀県の人なども関電や政治に働きかけることが大事」

2013-10-08 04:50:45
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投20 RT 20,話を聞いていると今回の水害も、「新安全神話」に寄り掛かることで、さらなる対策を講じることなく、「過小評価」する方向にいきがちになることも、十分にありそうだ。佐藤議員は「防災訓練にしても、美浜からの避難先が大飯になっていたりする。…(続く)」

2013-10-08 04:51:27
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投21 RT @IWJ_AreaCh1: 21,(続き)佐藤議員「…滋賀や京都に逃げればいいはずなのだが…。やはり本気で事故を想定していないのだろう」と、やはり指摘する。福島原発事故を受け、さらに今回の水害を受け、地元の方々は、不安にならないのだろうか。

2013-10-08 04:52:03
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投22 RT 22,「不安は不安。でも、食ってかなきゃいけない。しかし、老朽化した原発は、推進派でももうダメだと認め、廃炉にすべきだ。廃炉作業で仕事をもらえる。再稼働するかどうかで1〜2年と過ぎていくことが、一番悪い」と佐藤議員は話し、浜岡原発視察の話を紹介した。

2013-10-08 04:52:32
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投23 RT 23,「浜岡原発1〜2号機の廃炉作業を議会で視察に行った。現地では、廃炉作業でも雇用は落ちていない、と聞いた。真偽の確認に静岡県庁に行ったが、雇用は変わらないとの回答を受けた。廃炉作業と、防潮堤の強化作業などを同時並行しているからだという」(続く

2013-10-08 04:53:05
岩上安身 @iwakamiyasumi

連投24 RT 24,佐藤議員は、こうした見解を持っているが、県が現実に脱原発路線に舵を切るのは難しそうだ。例えば、佐藤議員は、原発から30キロの地点に位置する小浜市などにヨウ素剤を備蓄することなども提案しているというが、「安全神話」のために実現に至っていないという。

2013-10-08 04:53:36