- ankonoyoake
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本日は韓国の詩人、申庚林(シン・ギョンニム)さんと対談です。ただいま設営&打ち合わせ中。垂れ幕には、「谷川俊太郎と申庚林、二人の詩人の特別対談」と書かれています。(スタッフ) http://t.co/mS6VugD8mh
2013-09-29 11:10:05「母国は違うけれど、どこか通じるところがあるような気がして、今日はうれしい気持ちでこの場に来ました」(申)昨年一度、日本で対談しているお二人、そういえばどこか雰囲気が似ているような。申さんは、韓国では教科書にも載っているような国民的詩人です。(スタッフ)
2013-09-29 13:20:18俊太郎さんは1931年生まれ、申さんは1935年生まれ。今日は児童文学についての話のほか、「老い」についての話もしたい、とのこと。(スタッフ)
2013-09-29 13:23:05なぜ子どもの本を書くようになったのか?との質問に対して…「詩だけでは原稿料が安くてたべていけないから」。率直な答えに会場が湧きます!(スタッフ)
2013-09-29 13:27:52「人間の年齢は年輪のようなものだと思っています。中心のところには、生まれた時と同じ自分がいる気がします。日本には『二度わらし』という言葉がありますが、韓国にもありますか?」(谷川)「まったく同じ言葉があります。」(申)
2013-09-29 13:36:49「人間は50歳でありながら5歳にもなれるし、年齢は固定していないと思う。特に我々書く人間は、作品の中で何歳にでも変身することができると思ってます。子ども向けに書く時は、難しい漢字は使わないとか、やまと言葉を使うようにするとか、そういうところは気をつけています」(谷川)
2013-09-29 13:43:28「韓国で、外来語はどのように表していますか?例えば『民主主義』という言葉は日本語のやまと言葉にはどうしても翻訳できなかったのですが、韓国ではどうですか?」(谷川)「韓国も同じですね、韓国固有の言葉に訳せず、漢字語として入ってきていることばもたくさんあります。」(申)
2013-09-29 13:46:55「日本の伝統的なわらべうたで遊んだ世代なので、大きな影響を受けていると思います。今の若い世代はそうではないと思いますね。1970年代にマザーグースを翻訳したら100万部も売れた。なぜ日本のわらべうたは廃れているのにこの本が売れるのか、新しいわらべうたを作らねばと思った。」(谷川)
2013-09-29 13:52:04「日本の場合、詩というジャンルがいろいろなものに拡散していると思う。ポエムのほうは衰えているけれど、ポエジーのほうは現代にはますます必要とされていると思います。」(谷川)
2013-09-29 13:56:11「アナログの一番最たるものが詩。このデジタル時代に人々はどこかでアナログ的なものに憧れていると思う。そういう意味で、これからも詩情は、詩という形をとらなくても、これからも求め続けられるのでは」(谷川)
2013-09-29 13:59:47さて、ここからはお待ちかねの二人による朗読タイム!俊太郎さんは日本語で、申さんは韓国語でお互いの詩を読み合います。(スタッフ)
2013-09-29 14:02:21『ワッハワッハハイのぼうけん』のなかの、ワッハハイのメモを朗読しています。珍しい〜(スタッフ) http://t.co/xTSGge4SyX
2013-09-29 14:04:27「申さんの詩には具体的なリアリティがあり、そこがすごく良いと思います。それは日本の現代詩には欠けているものだと思います。」(谷川)
2013-09-29 14:21:08息子さんが詩人になりたいという方からの質問に対して。「ほんとはやめとけと言いたいけれど、詩を書くのにどんな経験も無駄にはならないから、収入の道を確保してから書いたらいいのでは」(谷川)
2013-09-29 14:31:00申さんのことばもとても味わい深くてぜひご紹介したいのですか、スタッフの語学力では同時通訳的に正確に訳すのは難しいので、またの機会にしっかりご紹介しますね。時期はまだ未定ですが、二人の共著が、クオンという日本の出版社から出版される予定です。お楽しみに!(スタッフ)
2013-09-29 14:35:18お互いに贈ることばとして、俊太郎さんは申さんに「生きててくださいね」、申さんは俊太郎さんに「健康でいてくださいね」。(スタッフ)
2013-09-29 15:23:43立て続けに依頼される写真撮影に、「韓流スターになったみたい(笑)」と俊太郎さん。(スタッフ) http://t.co/CCg0jFqjDs
2013-09-29 15:59:43