【内部被曝過小評価:国連科学委員会①】

朝日新聞デジタルの2013年10月12日の記事 「内部被曝2割過小評価か 事故直後の作業員 国連委指摘」 について、宗教学者 島薗進氏が連続ツイートしました。
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島薗進 @Shimazono

1【内部被曝過小評価:国連科学委員会①】朝日10/12「内部被曝2割過小評価か 事故直後の作業員 国連委指摘」http://t.co/1YuehhAfPz は重要。この記事は7/19朝日記事参照「国連科学委員会が、作業員の甲状腺被曝線量の信頼性を疑問視していることが判明」と要併読

2013-10-12 21:28:25

『朝日新聞』2013年10月12日16時03分
内部被曝2割過小評価か 事故直後の作業員 国連委指摘
http://digital.asahi.com/articles/TKY201310120059.html?

島薗進 @Shimazono

2【内部被曝過小評価:国連科学委員会①】7/19報道「100ミリシーベルト以上の甲状腺被曝(ひばく)をした作業員が、推計も含め2千人いたことが分かった。対象を広げ詳しく調べ直したことで、昨年12月の公表人数より10倍以上増えた」と。 http://t.co/hZcmT0e0Hn 

2013-10-12 21:29:13
島薗進 @Shimazono

3【内部被曝過小評価:国連科学委員会①】7/19報道の段階で認められていた過小評価の要因は「全身の線量だけで作業員の健康を管理しており、甲状腺被曝の実態把握が遅れている」というもの。このために「100ミリシーベルト以上の甲状腺被曝(ひばく)をした作業員が、推計も含め2千人」

2013-10-12 21:29:43
島薗進 @Shimazono

4【内部被曝過小評価:国連科学委員会①】「昨年12月の公表人数より10倍以上増えた」というものだった。作業員の内、甲状腺被ばく量が懸念される水準を越えている人数を200人程度と見ていたのが実は2千人だった。半年の間に10倍の作業員が実は甲状腺被ばく量が多かったことが分かったという

2013-10-12 21:30:12
島薗進 @Shimazono

5【内部被曝過小評価:国連科学委員会①】10/12報道はこれとは異なる過小評価の要因を指摘している。1)検査の開始の遅れ、2)ヨウ素132,133を考慮していないこと。要するに作業員の甲状腺被ばくにつき何重にも過小評価してきたことを指摘され、修正せざるをえなかったということになる

2013-10-12 21:31:20
島薗進 @Shimazono

6【内部被曝過小評価:国連科学委員会①】政府・東電がまたも信用を落としたのは確かだが、日本の専門家こそ責任が大きい。放医研、放射線影響協会、国連科学委員会の日本人委員らだ。彼らは作業員の甲状腺被ばくにつき何重にも過小評価した資料を提出し、他国の委員にそのことを厳しく指摘されたのだ

2013-10-12 21:31:47
島薗進 @Shimazono

7【内部被曝過小評価:国連科学委員会①】これは作業員の健康調査が必要であるよりもはるかに少なくしか行われていなかったという事でもある。7/19朝日記事は以下のように述べる。「東電広報部は「甲状腺被曝線量が100ミリを超えていた作業員全員に対し、東電の負担で生涯、年1回の甲状腺の」

2013-10-12 21:32:49
島薗進 @Shimazono

8【内部被曝過小評価:国連科学委員会①】「超音波検査を行う。検査対象者にはすでに通知した」としている。検査を受けた作業員の割合は確認中というが、関係者によると、甲状腺検査を受けた作業員は半数程度にとどまっている」。多くの作業員がその後、甲状腺の検査を受けていないことを憂えていた。

2013-10-12 21:33:13
島薗進 @Shimazono

9【内部被曝過小評価:国連科学委員会①】10/12朝日記事は以下のように述べている「「甲状腺被曝線量が100ミリシーベルト以上で甲状腺がん検査の対象者は約2千人いる。 科学委員会の指摘で内部被曝線量が全体的に2割過小評価だとすると、検診対象者はさらに増えることになる」。

2013-10-12 21:33:36
島薗進 @Shimazono

10【内部被曝過小評価:国連科学委員会①】要するに、甲状腺被ばく線量の把握を誤っていたために、その後の健康管理の対象となる作業員の数を大幅に少なく見積もっていたということだ。1)こんなことで作業員の健康を守れるのか?2)また、これは作業員だけのことなのか?被災住民はどうか?

2013-10-12 21:34:22
島薗進 @Shimazono

11【内部被曝過小評価:国連科学委員会①】甲状腺被ばくに対してどのように被ばく量を計測し、どのようにその後の健康管理を行っていくのか?これは放射線健康影響の専門家が責任をもってあたるべきことだ。彼らは東電や政府に適切な指示を行ったのか?そうではなかったことが露わになってきている。

2013-10-12 21:34:43