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tomococafe
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そのサラ・ケインの「洗い清められ」 昨年末に観た「浄化」の一つの完結編。洗練された分、以前はティッシュを分けるようなイメージの多層構造が、今回は更にパイ皮を剥がす複雑さ。ストーリーも分かりやすくなっているので、前回のヒリヒリした感じより、ずしんとボディーブローをくらった感じ。
2012-05-28 16:39:59![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「洗い清められ」は京都公演もあるそうだけれども、古からの権力の地では何が響くのだろうと興味を持った。…いや、多分私は行けないとは思いますが。
2012-05-28 17:15:01![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
そういえば、サラ・ケインの翻訳作品集、出版予定はあるそうな……Amazonでも原書からしてずっと品切れが続いてるので、首を伸ばして待機!!
2012-05-28 17:20:04![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
鴎座フリンジ企画cleansed project本公演『洗い清められ』(作:サラ・ケイン、演出:川口智子、振付:辻田暁)が、13日、14日に京都芸術センター講堂で予定されているとのこと。これは気になるなあ。田辺剛さんのアフタートークもあるみたいだし。
2012-06-02 23:13:38![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
鴎座フリンジ企画クレンズドプロジェクト03のサラ・ケイン作川口智子演出の『洗い清められ』を5月27日夕方space EDGEで観た。space EDGEはガレージのような矩形の空間で日中は自然光の下での上演となる。
2012-06-08 03:15:29![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
前回の02『浄化。』の時には舞台の一部だったドアを通して隣接している二つの倉庫のような屋内空間が今回は閉じられ、横長のコンクリートの舞台一面に土が敷き詰められていた。
2012-06-08 03:16:59![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
とにかくこの舞台は最初から最後まで空間的な緊張感が持続し、肉体・言葉・美術・音が一つになって固有のリズムを創り上げていた。川口は空間を呼吸させる術を発見したようである。そして何より重要なのは出演者を役柄以前の個的な肉体的存在として舞台に乗せたことだ。
2012-06-08 03:18:06![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
私は戯曲を読んだことがないのでどこまでケインの意図に忠実だったのかはよくわからないのだが、いずれにせよこの舞台は現代日本の演劇界では稀な美しい悲劇として成立していたと思う。登場人物達は自らの強い欲望に翻弄されて苦しみ、その歪んだ過剰さ故に「収容所」に隔離されている存在だ。
2012-06-08 03:21:31![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
そしてその欲望が幻想を生み出し、その幻想が一つのリアリティを持って逆に彼らを支配しているのである。 そうした彼らの生の営みに現代イギリスの特殊な出来事というのではない普遍的な広がりを与えたのに力があったのが川口独自のアイディアだという敷き詰められた土である。
2012-06-08 03:23:11![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
それによって舞台は自然=宇宙(コスモス)の一部と化し、土と対比させられることによって彼らは心理的な次元を剥ぎ取られ滅びるべき物質的存在に還元される。そして彼らの苦悩を救済するのもまた自然なのである。
2012-06-08 03:24:48![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
それは原作にはないというグレイス役の辻田暁が土=大地にキスするラストシーンに見事に集約されていた。このアイディアは戯曲の東洋的解釈といえるかもしれないがとても説得力があったと思う。
2012-06-08 03:27:32![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
あ、今日やった…。京都芸術センターで今日と明日の2回公演。CLEANSED project『洗い清められ』。リーディング上演、ショーケース上演を経て今回の本公演まで、3年がかりのプロジェクトだとか。振付の辻田暁さんは滋賀県出身。http://t.co/Saq09I1o
2012-06-13 12:54:34![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
明日は、楽しみにしていた、鴎座フリンジ企画クレンズドプロジェクト「洗い清められ」を観劇!そして何と!アフタートークにお呼ばれしております‼みなさま是非お越し下さいませ‼@tomococafe: 京都公演トークゲストのお知らせ http://t.co/cfIiSOye”
2012-06-13 14:50:40![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
今日は芸術センターで鴎座さんの『洗い清められ』を観ます。サラケインを舞台で観るのははじめてなので、わくわくします。
2012-06-13 18:58:44![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
京都芸術センターで、鴎座フリンジ企画を観て来た。私がこの公演を知ったのはほんとたまたまで、あまり知られてないんじゃないかとも聞いたのだけど。遠方よりお越しの方も複数見かけて、そんな公演だったのかと驚いた。もっと広められててもいいんじゃないか。私が知らなかっただけかしら・・。
2012-06-13 21:43:38![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
写真や言葉からパフォーマー魂が漲る、鴎座フリンジ企画クレンズドプロジェクトさんの本日の公演。めっっちゃ楽しみ!!僭越ながらアフタートークに登壇させて頂きます。19:00開演@京都芸術センター http://t.co/hAfVXpT8 http://t.co/oa2B4SiN
2012-06-14 04:44:18![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
京都芸術センターで鴎座フリンジ企画『洗い清められ』を観て来た。俳優達の肉体と声の存在感に圧倒された。特に出演者の滝本直子は存在自体がパンクだった。
2012-06-14 10:24:23![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
難解であることがこの作品の品格にもなっている。舞台美術にはじまって、役者さんの身体表現!入り組んだストーリー、どれもストイックに徹しきる。簡単に出来ることではない。この難解な(笑)作品の謎を解きに観に行くことは、かなり面白いと思います。芸術センター講堂、19時から、今日までです。
2012-06-14 13:18:26![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
観ながらもそこを追っかけていたのだけれど、浄化する、ということについてずっと考えている。浄化する、とは何を浄化するのか?カラダ?ココロ?一切の行為や、世の中のもの有形無形問わず全て???サラ・ケインの戯曲を読んでみたい。
2012-06-14 16:06:37![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
仕事場入口で飛び込んで来たサラケインの文字。ちょうど帰宅のタイミングで開演。えい、と講堂。観られてよかった。手伝って、と光に向かって手を差し出した。祈りを描いていたんだな、と思った。
2012-06-14 22:04:01![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
鴎座のクレンズド・プロジェクト「洗い清められ」を観てきました。迫ってくるものが凄かった。凄まじい。惹きつけられたなー。動作のひとつひとつに目がいく。背けたいところも、それ以上に強く惹きつけられ、見入った。戯曲がどうなっているのかはわからないけど、作り込まれてるいい公演だったなぁ。
2012-06-14 22:24:13![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
洗い清められ。見応えがあった。サラケイン作品を観たのは3つめだけど、これだけ可塑性の高い作品で、演出家や戯曲も違うのに、感覚の同じところが痺れる瞬間があるのはなぜだろう。テキストと身体の間に、文法みたいなものがあるのだろうか。
2012-06-14 22:24:33![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
クレンズド凄かった‼‼全編に漂う90年代のロンドン臭が懐かしく刹那い。サラ・ケインの精神が立ち上がるまで、土の上に何度も何度も、身体を打ち付け差し出す美しい生贄たち。腑を掴まれ、いつまでもここに居たい、終わらんといてほしいと願った舞台でした。
2012-06-14 22:30:57![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
何が言葉や音楽や身体に置き換えられているのか想像すると面白い。途中ちょっとピナ過ぎるときが何度かあって、その情報を頭から追い出すのが大変だったけど。
2012-06-14 22:37:44