『バイトの鬼』twitter小説まとめ
【◆バイトの鬼◆】 蛍の光や窓の雪だけを頼りに本を読むバイトを始める。しかし翌日になると蛍は光らずバイトにならない。『なんでホタルすぐ死んでしまうん?』(空想2009.4.29 #twnovel
2010-01-12 20:51:02【◆バイトの鬼◆】狐につままれるバイトを始める。僕の鼻を次々つまむ狐たち。『君はつままれる天才だな!』大狐はバイト代をたんまり弾んでくれる。しかし翌朝、バイト代は木葉になっている。駆けつけた警官は僕の腫れた鼻を見て言う。『狐につままれましたね』(空想 #twnovel
2010-01-13 08:53:23【◆バイトの鬼◆】負け犬に遠吠えさせるバイトを始める。負け犬は最初ためらうが次第に力強い遠吠えを始める。『どうだい?』『おかげで何だか気持ちがすっきりしました。負けた事をくよくよするのはもう止めます』晴れ晴れとした表情。負け犬はすっかり明るさを取り戻している。 #twnovel
2010-01-13 22:31:14現実と非現実の間の堤防が決壊しているんでしょうかね〜?。夢日記を書き続けたこと(合計5〜6年)による重度の症状かもしれませんネ☆ RT @jamichi227 そんな面白いアイデアがどこから降ってくるのですか?
2010-01-14 02:05:58#twdream ちなみにtwitterで1〜2年前?から付けてる夢日記のうち、2009年10月24日以降のものについては、 Yumetter(ゆめったー)にアーカイブがあります。 http://yumetter.ofuton.in/tsuyatsuya
2010-01-14 01:38:40【◆バイトの鬼◆】 赤子の手をひねるバイトを始める。純真な瞳の罪なき赤子達。僕の良心はチクチク痛み、ひねろうと伸ばした手は止まる。『ただひねればいいんだよ。君はこんな簡単な事もできないわけ?』店長はそう言うと次々と赤子をひねっていく。(空想 #twnovel
2010-01-14 02:33:52【◆バイトの鬼◆】 肩の荷を降ろすバイトを始める。『今までの苦しみが嘘のように消えました』と大粒の涙をこぼし感謝の言葉を口にする人々。しかし降ろし終えた「肩の荷」はプライバシーの塊である。おりしも個人情報保護が叫ばれるご時世。慎重に処分しなければならない。#twnovel
2010-01-14 22:00:05【◆バイトの鬼◆】 重箱の隅をつつくバイトを始める。つつく事で品質チェックをするのである。ゴトンゴトンッ。ベルトコンベアで次々流れてくる重箱。次第に僕は疲労し、いつしかつつき方もおざなりになる。『おい!ちゃんとつつけ!そんなんじゃチェックにならないだろ!』 #twnovel
2010-01-14 22:17:37【◆バイトの鬼◆】 猿の芝居小屋でバイトを始める。台本を読んで稽古をしていると、ボス猿が真っ赤な顔で怒鳴りこんで来る。『キー!キキー?(おいおい!おまえ正気か?)キキーキーキー!(これは猿芝居なんだぞ!)キキキーキ!?(上手くなってどうするよ!?)』 #twnovel
2010-01-14 22:26:14【◆ バイトの鬼◆】 果報を寝て待つバイトを始める。満員の説明会。『まず準備として、この"果報待ちスターターキット"を購入してもらいます』今後の多くの果報を思えば、1万円は安い出費。しかし1週間寝ていても果報はひとつも来ない。ようやく僕は騙されていた事に気づく。 #twnovel
2010-01-16 12:07:47このバイトtwnovelオムニバスのファンです(≧∇≦)☆ RT @tsuyatsuya: 【◆ バイトの鬼◆】 果報を寝て待つバイトを始める。満員の説明会... http://twitter.com/tsuyatsuya/statuses/7812931760
2010-01-16 23:15:15【◆ バイトの鬼◆】 鶴の一声運動のバイトを始める。駅前に一列に並ぶ鶴達と僕。『恵まれない小鳥たちに愛の手を!』募金箱を手にし、僕がどれだけ叫んでも街行く人々は見向きもしない。しかし鶴がたった一声を発するだけで、人々はピタリと足を止め、財布の紐が一斉に緩むのだ。 #twnovel
2010-01-17 14:37:41【◆ バイトの鬼◆】 油を売るバイトを始める。『油は要りませんか?良く煮立ってますよ!』炎天下、ぐつぐつに煮立った油をリヤカーに乗せて売り歩く。滝のように吹き出る汗。少しも売れずヘトヘトになり事務所に戻る。「売れないだと?お前はいったいどこで油を売ってたんだ?」 #twnovel
2010-01-18 23:41:00【◆ バイトの鬼◆】 暖簾(のれん)に腕押しするバイトを始める。1週間の研修。いくら暖簾を押してもぺらぺらでちっとも手応えがない。「暖簾術は一日にして成らず」と師範。「では暖簾術奥義をみせてやろう」師範が暖簾に手をかざす。触れもしないのに暖簾がはためき始める。 #twnovel
2010-01-20 16:36:28【◆ バイトの鬼◆】 猫をかぶるバイトを始める。ペットショップ。『超ウケる!この猫、中に人が入って動かしてる!』客達の嘲笑。恥ずかしさで僕は真っ 赤になる。雪辱を誓い猛稽古が始まる。やがて完璧な猫かぶりを体得し、僕が猫を演じている事に気づく者は一人もいなくなる。 #twnovel
2010-01-21 01:24:47【◆ バイトの鬼◆】 棚からボタ餅を落とすバイトを始める。僕が棚にボタ餅を設置していると、噂を聞きつけた人々が棚ボタに預かろうと大挙して押し寄せる。棚の下は殺到した人でパニック寸前である。『危ないですから押さないで!ボタ餅は充分な数を用意してますので冷静に!』 #twnovel
2010-01-21 10:34:13【◆ バイトの鬼◆】 雲を掴むバイトを始める。僕は恐る恐る手を伸ばす。すると初めてなのにいきなり掴めてしまう。調子に乗りどんどん掴んでいく。キラッ!突然の閃光。気がつくと病院のベッドの上である。『雷雲を掴んで生きていられるなんて正に奇跡ですよ』と医者が言う。 #twnovel
2010-01-22 20:57:35( *‘∀‘ )ノ ありがとうございます☆ Twitter小説ブログもどうぞ。→ http://tsuyatsuyanemury.blog107.fc2.com/ RT @qqq_mint_ppp 「バイトの鬼」面白~い♪がんばってください!
2010-01-22 21:28:48#kaibun 回文『感心。ヘタレつやつやの奴、やつれた!変身か??』(かんしんへたれつやつやのやつやつれたへんしんか) (。'-')え?やせたかな?
2010-01-23 00:20:50【空想メモ】 もう何十年もの間、その国には階段師が生まれていない。だから誰一人として壊れた階段を修理できる者はいないし、新しく作る事なんてもちろんできないのだ。 #twnovel(2009/2/5) http://tinyurl.com/yczos74
2010-01-23 23:10:50【空想メモ】 失われた階段。城の最上階から降りられない王様は、今日も窓際で雲を眺めている。この国に階段師が生まれ、階段を直し王様を解放するのは、まだまだ先の話である。 #twnovel(2009/2/5) http://tinyurl.com/yhbz852
2010-01-23 23:11:51【◆バイトの鬼◆】 猫の手を借すバイトを始める。仕事に追われる現代人のニーズを捉えた、ニッチなベンチャービジネス。『誠心誠意がんばるにゃあ!』猫たちのやる気は充分。それに依頼も引っ切りなしに舞い込む。しかし顧客満足度は絶望的に低く、すぐに会社は潰れてしまう。 #twnovel
2010-01-25 23:33:48【◆バイトの鬼◆】 親の七光りを集めるバイトを始める。世界に散らばった七光り。最初の一光り、二光り、三光りは日本で難なく見つかる。その後、僕は世界を放浪し、苦労の末に六光り目まで手に入れる。『残るは一つ。七光りが全部集まれば、どんな願いでも1つだけ叶うんだ!』 #twnovel
2010-01-26 21:03:35【◆バイトの鬼◆】 恩をアダで返すバイトを始める。『俺がいつ生んでくれなんて頼んだんだよ!』僕の罵声。泣き崩れる母親。父親は初めて僕に手を上げる。数時間後。腫れた頬。『実に良いアダ返しだったよ。これで両親に何か買ってやりな』そう言って雇い主はバイト代をくれる。 #twnovel
2010-01-26 21:29:54