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堂本かおる @nybct さんの「乳児期のネグレクトで脳の発達が滞る」セミナー・副読本の実験紹介と、アメリカ里親制度事情

まとめました。 ※ 発達障害は先天性のもの、との指摘がありました。ここで取り上げられている虐待由来のものは、第四の発達障害と呼ばれているものです(オススメ商品を、ご参照ください)。 ※ チャウシェスク大統領時代の「産めよ増やせよ」政策がもたらした悲劇。貧困、教育→収入格差からくるネグレクト(児童虐待)が、次世代に及ぼす影響の深刻さと「負の連鎖」を断つヒントについて…広く知って頂けたらと思います。
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堂本かおる @nybct

1)先日の「乳児期のネグレクトで脳の発達が滞る」セミナーでもらった副読本に恐ろしい実験が。ルーマニアのチャウシェスク大統領は産めよ増やせよ政策を取り、クーデター後には17000人もの乳幼児が擁護院に。保育士の数が足りず、機械的に衣食を与えるだけで1対1の接触は皆無。

2013-10-16 01:50:07
堂本かおる @nybct

2)多くの子どもに感情の欠落、低いIQなどの症状。アメリカに養子に出された子もトラブル続出。それを知った米国の心理学者がルーマニアに趣き、擁護院の子どもを2組に分け、1組は訓練された里親家庭に預け、他方はそのまま擁護院。里子に出た子は感情やIQなどが回復し、擁護院の子は改善なし。

2013-10-16 01:52:36
堂本かおる @nybct

3)ただし里子に出たグループも情緒不安、ADHDなどは減らなかったとのこと。とても有用な結果を得られたとはいえ、擁護院に残された子たちを思うと、科学実験の残酷さに鳥肌が立つ。

2013-10-16 01:54:51
堂本かおる @nybct

4)話変わって、実験の里親は1対1の交流などの訓練を受けたらしい。しかしアメリカの一般の里親はそこまでの訓練を受けない。したがって里子も衣食住は足りても精神的なネグレクトを体験する。そもそも実親にネグレクトされていた上に。ネグレクトは脳、精神、身体の成長を妨げる。

2013-10-16 01:57:20
堂本かおる @nybct

5)だからアメリカで里子に出された子、家庭で虐待やネグレクトされている子はさまざまな発達障害を抱えてしまう。発達障害児は教育に手間がかかり、就職も困難。つまり大人になっても貧困であり続ける率が高い。これが、貧者への後付けの寄付だけでは問題が解決しない理由。

2013-10-16 02:00:29
堂本かおる @nybct

6)親が乳児期の子をネグレクトしないよう、親に教育→収入を与えなければならない。これによって10代の妊娠を防げ、生まれた子もネグレクトをされず、貧困に端を発する後天的な発達障害にならずに済む。すると彼ら(貧者親子)に使われている厖大な税金も節約でき、なにより個々人が幸福になれる。

2013-10-16 02:03:44

(ケアの大切さについて。トリイ・ヘイデン先生の実体験から紡がれた言葉を、TWの間に挟んでみたくなりました。)

トリイ・ヘイデンbot @Hayden_bot

情緒障害の子どもたちと一緒の仕事をしてきて強く印象付けられたことは、彼らの回復力の強さだ。一般に広く思われていることに反して、彼らは決してもろくはない。わたしたちの多くがあまりに当然だと思っている道具を与えられれば、彼らは上手く生き抜いていく。 『シーラという子』

2013-10-08 16:39:51
堂本かおる @nybct

7)話はジャンプ。親に教育を与えるのは困難であり、ハーレムなどでは子どもへの教育機会均等の望みをかけて公立学校の代わりにチャータースクールが乱立している。公立より厳しい校則と長い授業時間。裕福な家庭の子がしなくて済むプレッシャーを与えなければ、貧者の子に教育は与えられないのか?

2013-10-16 02:07:34
堂本かおる @nybct

8)日本では「詰め込み教育」の是非が問われ、「アメリカ式に人前で喋る訓練を」などと言われている今、アメリカの貧困地区ではアジア式の詰め込み教育が取り入れられている皮肉。

2013-10-16 02:09:08
堂本かおる @nybct

9)チャーター校に、親への教育を施している学校がある。妊娠中か、乳児のいるカップルに「良い親になる」方法を教えるクラス。これに参加すると同校のPre-K(3〜4歳児対象)から高校までエスカレーターで行ける。親も初期に同校で教育を受けているので、子どものサポートをしていける。

2013-10-16 02:22:44
Mayumi Naramura @MayumiNarako

@nybct 里親って基本的に一時的なものだから、子供との交流が深くなりすぎると、今度は実親の元に戻す時が困るということはないのでしょうか?

2013-10-16 02:06:00
堂本かおる @nybct

@FrdmFries それもあるかもしれないけれど、子どもが「自分に一身に愛情を注いでくれる大人」がいない環境で長期間、生活するのは残酷すぎますね。最悪なのは、実親が更生できず、結局、一生、子どもを取り戻せないケース。

2013-10-16 02:14:12
Mayumi Naramura @MayumiNarako

@nybct 本当はさっさとパーマネントホームを見つけるのがいいのでしょうけど、実親に更生の機会を与える必要がありますしね。フォスターを転々としながらも実親が親権を手放さない例も多いみたいで、その間に子供はどんどん年齢が上がってしまう。

2013-10-16 02:19:23
堂本かおる @nybct

@FrdmFries ニューヨーク市の場合、これに関しては実親に甘すぎるかと。年齢が上がり過ぎると養子にもらわれるのが本当に難しくなるリスクもあるのに。副読本にはオハイオの児童心理医も養子の手続きが滞っている間に赤ちゃんがどんどん成長し、発達障害が気が気ではなかったとありました。

2013-10-16 02:27:16
堂本かおる @nybct

10)今書いてきたこと、日本もよほど気をつけないと、そのまま起るかと。既に起っているのかもしれないし。

2013-10-16 02:29:12
堂本かおる @nybct

11)ちなみに日本と違ってニューヨーク市が擁護院をなるべく減らして里親制度にしているのは、なんだかんだ言いながらも家庭の環境に近く、一人の養育者が育てる子どもの数が少なくて済むから。

2013-10-16 02:31:02
堂本かおる @nybct

12)そういえばブロンクスの里子事務所にいた時、ケースワーカーが里親に電話を掛け、「子どもに毎日シャワーを浴びさせてください」(里親が言い訳していた模様)「理由はどうあれ、です!」と言ってたのを思い出した。子どもが実親に面会した時、実親がクレームしたらしい。

2013-10-16 02:44:24
堂本かおる @nybct

13)同じ事務所で、里子に出されている子どもとの面会に来た若いカップル。女性がまた妊娠していた。生まれてくる赤ちゃんの運命を憂えた。カップルは「両親教室」に通わされていたらしいけれど。

2013-10-16 02:46:18
堂本かおる @nybct

↓ シリーズで「擁護院」と書いてしまったけど、「養護施設」ですね。

2013-10-16 04:47:17

発達障害は、先天性のものではないかという指摘を受けて。

ごめんなさい @kanatyin

@nybct   失礼します。この場合の「発達障害」とは自閉症スペクトラム(アスペルガー症候群)、LD、ADHDなどのことでしょうか?発達障害は先天性のものであり、親の育て方の問題ではないはずなのですが。

2013-10-16 20:12:22
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コメント

Mitsue Kijima @MitsueKijima 2013年10月17日
まとめを更新しました。発達障害は先天性との指摘に対する堂本さんの返信と、貧困層切り捨て政策の流れを変え得るオバマケアにふれたTWなど。
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