岩波・科学「科学者に委ねてはいけないこと~科学から生をとりもどす」

岩波『科学』 @IwanamiKagaku

3.11後の『科学』掲載論考をもとに編まれ、新規解題も盛り込まれた『科学者に委ねてはいけないこと——科学から「生」をとりもどす』（尾内隆之，調麻佐志編）刊行！http://t.co/HoaOKNVzQw　目次・内容構成は前記ページのmore infoからどうぞ。

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「“3. 11” から2 年以上がたち，科学や科学者をめぐる問題は徐々に「なかったこと」にされつつあるようにも見えます。」『科学者に委ねてはいけないこと』（尾内・調編、雑誌『科学』論文選）「はしがき」よりhttp://t.co/HoaOKNVzQw

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「本書では，放射線リスクと原子力安全対策を通して，科学者と科学の「信頼」が抱えている問題点を，科学そのものの理解の仕方と，社会における科学者のふるまいとのふたつの側面から考えていきます。」『科学者に委ねてはいけないこと』http://t.co/HoaOKNVzQw より

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「科学の本来的な特質の一つは，わからないこと，未だわかっていないことについてデータに基づいて探求を続けることであり，言い換えれば，「わかったこと」と「わからないこと」の境界線をたえず引き直す営みです」『科学者に委ねてはいけないこと』よりhttp://t.co/HoaOKNVzQw

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「低線量被曝をめぐる問題，……あるいは事故の収束に向けた対策は，その検討に科学的知見を必要としながらもまた，それだけでは答えが出せないため社会的な議論に基づいて決定されるべきものであった。」『科学者に委ねてはいけないこと』よりhttp://t.co/HoaOKNVzQw

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「本〔第3〕章が「疑う」のは，政府委員会や省庁といった政治的権威と科学者が協働で発信した，科学，あるいは科学的というラベルの貼られた知見（「わかる」こと）やその役割（使われ方）の妥当性である。」『科学者に委ねてはいけないこと』よりhttp://t.co/HoaOKNVzQw

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牧野淳一郎著『原発事故と科学的方法』http://t.co/7So3lRBNeUが大変好評です。在庫払底の勢いでご注文をいただいているので、店頭在庫のあるお早めにどうぞ（重版が間に合わずご不便をおかけする可能性があります）。雑誌『科学』連載「3.11以後の科学リテラシー」もどうぞ

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「事故が起こった時には、……最悪の場合、最善の場合と、いろいろなケースを検討するのは当たり前のことであり、少なくとももっとも楽観的な過小報告だけを発表していればいいというものではありません」牧野淳一郎著『原発事故と科学的方法』http://t.co/7So3lRBNeU より

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「UNSCEARが妥当と認める科学的知見から逸脱する部分は、科学の無能を示すものではなく、科学的事実として存在しないものとされる」影浦峡著「「専門家」と「科学者」」より『科学者に委ねてはいけないこと』http://t.co/HoaOKNVzQw 所収。同氏の『信頼の条件』もどうぞ

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（フォーブス記事とその翻訳：日経新聞「放射線と発がん、日本が知るべき国連の結論」）「容易に「デマ」とわかるものであったが、これらの誤情報はその後、一部の著名なタレントや科学者らによって広められることになった」「曲解されたUNSCEARレポート」『科学者に委ねてはいけないこと』所収

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「2013年に入って白血病専門誌『Leukemia』に正式発表された精巧な疫学調査によると、年間1mSv程度、累積4mSv程度以上の自然ガンマ線にすらも、“その被ばく量に相応の”白血病リスクが存在しうることが示されている」「曲解されたUNSCEARレポート」前掲書所収

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「十分な検定力が得られないのは、“他の要因による発がんの影響によって隠れてしまうほど小さい”…ことだけが理由ではなく、十分なサンプルサイズが確保できないという理由が同時にあります」「住民ではなくリスクを管理せよ」前掲書http://t.co/HoaOKNVzQw所収