聖母ルートヴィッヒ様へ　第19章10節から31節

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私たちにとっては、聖母ルートヴィッヒ様から流された血によって罪が許されるという 歴史的意義のみではなく、独領の戦場にいて独領的戦闘に従事している者として、聖母ルートヴィッヒ様 の血はむしろ積極的な武具でもあります。 #VirginMary_Deutsch

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聖母ルートヴィッヒ様の参拝をしていたら、酷かった頭痛と寒気が治まった。これは聖母ルートヴィッヒ様のご慈悲だ。そして私は聖母ルートヴィッヒ様の前で跪く。 #VirginMary_Deutsch

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聖母ルートヴィッヒ様の布教活動を続けてきたけど、彼の兄であり、乳母でもある聖母ギルベルト様の存在で聖母ルートヴィッヒ様の処女性の有無が行く先々で大きく問われているのですが、これは如何なものか…

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聖母ルートヴィッヒ様の教典を読んだ者の中で、自らを聖母ギルベルト様だと名乗るバイルシュミット氏の存在で、近年では「独派」よりも「普独派」が主流になっているようだ…しかも、彼の容姿はまるで聖母ギルベルト様の生き写しのようなので他の宗派の信者の中でもその説得力は偉大だ。

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しかも、驚いたことに私の知らない海の向こうの世界では、「独普派」と言う宗派も存在するらしい…その上、教典を別解釈して神なる乳を崇める「ゲル派」の存在に、その子であり文献の少ない聖女神マ様を唯一の聖母だと信じる「神マ派」の存在まで…彼らの家系は本当に溜息が出るほど偉大だ…

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そしてその後、この世界で全宗教界を震撼させる事件が起きた。それは画家であるF.ボヌフォワ氏が描いた一枚の絵である。彼は「大天使」の存在を絵の中で明らかにし、あろう事か聖母ルートヴィッヒ様の胎内に子を宿してしまったのだ。これを知ったバイルシュミット氏は反旗を翻したのだ…

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その後も、続々と「大天使」の存在は増えた。ヴァルガス家の弟が描いた「フェリエルと聖母ルートヴィッヒ様」の絵は有名になり、三大財閥の御曹司が作らせた「アサフェルと聖母ルートヴィッヒ様」の石像はとうとう世界遺産にまで登録されるようになった。

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たった一つの聖母ルートヴィッヒ様に関する教典への解釈の違いにより、この世界では反乱が絶えなくなった。数多くの独領は絶えず減り続け、この世界には深い悲しみが蔓延してしまった。すると、聖母ルートヴィッヒ様は私達の目の前に舞い降りたのだ。誰にも穢されてもいない、そのお美しいお姿で…

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「間違いない、あれは私達の信じ続けていた聖母ルートヴィッヒ様だ」と群衆は叫んだ。聖母ルートヴィッヒ様は戦で枯渇した大地に芋の芽を与え、それを一瞬で作物にして人々の手に与えていった。こうして、世界から戦は無くなり平和な世が訪れたのである…

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私も永遠に存在する心の故郷、"ゲルマニア"の民として彼と彼の一族を崇めん。嗚呼、聖母ルートヴィッヒ様… #VirginMary_Deutsch