生活困窮者自立支援法（仮称）と生活保護制度の見直しについて
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鈴木映二
@suzuki_seishink
生活保護の見直しが現実になってきています。安倍総理は７％のカットを指示したそうですが、この数字はかなり厳しいものです。私の患者さんで、通院の日に病院のレストランで天ぷらそばを食べるのが楽しみであったのが、今はそれが普通のそばになってしまったという人がいます。
2013-10-22 22:20:00
鈴木映二
@suzuki_seishink
生活保護法の改正案を見ると、確かにうなずける点はあります。以前私の患者さんで、生活保護を受けながら男性と生活し、生活保護費が男性のパチンコ代なっている人がいました。また、他の女性はかくして夜のアルバイトをして高級外車に乗っていました。兄弟が大地主であったり、こんな例は沢山あります
2013-10-22 22:23:06
鈴木映二
@suzuki_seishink
しかし、私の外来に通う患者さんは、生活保護をもらって申し訳ない、情けない、普通に戻りたいと罪悪感を常に抱えながら生活しています。また、少しでも支給額を減らそうと、日給１千円にも満たない軽作業をしている人もいます。そういう人から一律７％削減してよいものでしょうか？
2013-10-22 22:25:34
鈴木映二
@suzuki_seishink
生活困窮者自立支援法という法案が提出されています。住宅ローンや家賃の支援、就労支援など、これまで生活保護を受けられなかったホームレスなどの方々に、社会復帰の支援をするための優れた制度だと思います。しかし、うつ病や双極性障害などの精神障害で職を失った人には、困った点があります。
2013-10-22 22:28:35
鈴木映二
@suzuki_seishink
生活困窮者自立支援法は、精神障害の人のことを考えてくれているとは思えません。一つには前提として３か月以内の社会復帰、最大延長が認められても６か月です。しかも、その間ハローワークをしている実績がないといけません。精神疾患の悪化で職を失った人が、ハローワークできるわけがありません。
2013-10-22 22:30:30
鈴木映二
@suzuki_seishink
精神疾患の人が、生活困窮者自立支援法の恩恵にあずかろうと必死でハローワークをしたとしても、３か月以内に復帰する人はほとんどいないと思われますし、６か月でも厳しいと思います。つまりは、この法律は精神病の人には生活保護への敷居を高くするだけで、とてもつらい法律になる危険があります。
2013-10-22 22:32:18
鈴木映二
@suzuki_seishink
また、生活困窮者自立支援法と生活保護は、今の状況からすると、おそらくセットで予算が決められると思います。これまでも、福祉課で門前払いされた男性が「おにぎりが食べたい」という遺言を残して餓死した例などもあり、現在生活保護を受けている人を生活困窮者の格下げする動きが出てくると思います
2013-10-22 22:35:37
鈴木映二
@suzuki_seishink
生活困窮者自立支援法で進められる予定の中間施設は、民間委託が許されているので、精神障害者は、（全てがとは言いませんが）評判の悪い作業所に押しやられる心配があります。日給１千位の作業所の最低賃金が見直されない限り、彼らの労働意欲が増すとは思えません。
2013-10-22 22:40:23
鈴木映二
@suzuki_seishink
街行くきれいな御嬢さんが手にする高級ブランドの紙袋の紐や私たちが手にするペットボトルについたおまけの小袋。これらは作業所で精神障害の方がつけてくれた物かも知れません。私たちも日々精神障害の方のお世話になっているのです。もっと世間は、そちらにも目を向けていただきたいと思います。
2013-10-22 22:43:46
鈴木映二
@suzuki_seishink
精神障害者の方にとって本当に必要な自立支援や保護はどういうものなのか？それを、真剣に考えなければならないと思います。予算や生活保護の不当請求などの対応も大切ですが、本当に大切なのは、どんな人も安心して暮らせる社会を作ることなのではないでしょうか？
2013-10-22 22:45:02
マーク
@marc8581
厚労省HPより、社会保障審議会 http://t.co/6jzq0IVTCr →生活保護基準部会 http://t.co/S8q7K6yBpg →2013.10.4第14回資料２ 生活保護制度の概要等について(PDF)http://t.co/7noir7u6Vp
2013-10-23 10:30:22