第一回　全部覆面同題バディSS　作品一覧

覆面同題バディSS @fukumenBuddy_SS

こんばんは　#全部覆面同題　です。 第一回　全部覆面同題バディSSの作品を発表させていただきます。お願いした書き手様は２８名でした。 ご協力ありがとうございました

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作品の発表です。 http://t.co/f2QOv3wuEH #全部覆面同題

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書き手様の予測ツールを用意しました。お楽しみください。全部で４グループになります。

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Ｓグループ http://t.co/3EVMDjvNVf Ｐグループ http://t.co/SjuyfIGuXE Ｒグループ http://t.co/GZcTHBm02G Ｋグループ http://t.co/KhuNpOk4mD

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今回は、お題も隠されております。書き手様、お題、それぞれの推理をお楽しみください。 また、お題推理を終わられた方は、タグ　#全部覆面同題　をつけてご投稿ください。その際、お題はSS内に表記しないようご注意ください。 すべての発表は１１月２日でございます。

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プリントアウト用データもご用意しました。ご利用ください。 アップローダー　http://t.co/HkwjK3Zhzz セブン-イレブンネットプリント　81343717 ネットワークプリントサービス ユーザー名　ユーザー番号：QFZ8ZH1Q0C　　all-fukumen.pdf

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【S-1】 落ち込んでいる時、目に見えて疲れた顔をしている時、辛い時、悲しい時。虎徹さんはとにかく機敏に僕の感情を読み取り、その都度元気を与えてくれる。柔らかい笑顔に、抱き締めてくれる温もり、髪を撫でてくれる手の優しさ、そして放物線を描き手元に落ちるそれは、とても甘く

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【S-2】 虎：問題です。たかし君がお菓子屋さんで1個2ドルのクッキーと1個3ドルのチョコレートと1箱4ドルのアイスキャンディを鞄に入れたのを俺が貰いました。 兎：たかし君とは何処の男でどういう関係ですかというか〆る。 牛：なによりお前ら二人が問題だ。

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【S-3】 バニーの手の平に乗せた。 色とりどり。甘く。儚く。最後には…消える。 ここ数年、お前へと色とりどりに揺れた俺の感情…みたい、だな。 「僕に…？」 そうやって笑うお前に…俺は笑うしかない。 「疲れた時に…な？」 補給できる存在でありたかったんだ…俺。…お前の。

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【S-4】 ニューススタンドの前を通りかかって、ふと目に留まった。 彼がよく口にしていたカラフルな包装。気紛れに安っぽい緑色を引き抜き、引退後から持ち歩くようになった硬貨を無造作に置いて行く。包装を剥がすと案外鮮やかな緑が現れた。 「……甘い」彼の唇と、どちらが甘いんだろう。

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【S-5】 飲み疲れて這い出た繁華街のCMが目に留まり、艶やかに表面加工を施した赤い車と、目を楽しませるだけの男が俺に微笑んでいる。ソレを見上げて、口直しにセロファンを剥がし味わうソーダの刺激と噛み砕いた後の口寂しさを、何で紛らわせばいいのか、俺は未だ見つけられずにいる。

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【S-6】 スタントなら飛び込む硝子は砂糖水製のフェイク。でもヒーローに代役はいない。うちのスターは今日も頬にすり傷、金の巻毛に透明にきらめく破片を飾って重役出勤だ。朝から派手にやりやがってと溜息をつけば、相棒の粗忽が伝染りましたと笑いやがる。いいからシャワー浴びて来い！

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【S-7】 喧嘩をする度にガラスのジャーの中に少しづつ妙なものが混入されていった。ミミガー味、ジンギスカン味、焼きカレー味。イカめし味なんてどこで仕入れたんだ。でもこういう遊びも今日までだからな。あいつ若いから案外甘いもの食べるかもな。癪だからこのままデスクに置いてこ。

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【P-1】 貴方の瞳を食べてるみたいだ。そう言われてから、噛み砕くのを躊躇するようになった。嬉しそうに口に含むその表情を見るに本気なんだろう。バカじゃないのかと思いながら、あいつに似た色を探す俺も大概だけど。でも、なぁ、見つからないんだ。お前の瞳みたいに、済んだ綺麗な色の

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【P-2】あなたと向き合い砂時計が落ちるまで待つこと3分。カップに注ぎ透明感のある紅に少しのミルクを垂らすと、ふわり水色が濁り優しい色合いのミルクティが出来上がる。「バニーの淹れた紅茶はうまいな」「癖が無く誰にでも好まれる茶葉なんですよ」まるであなたみたいに。とは言わないけれど。

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【P-3】 彼と喧嘩した日はキッチンに籠る。僕のお供は砂糖と水。熱してほんのちょっと焦がして冷ます。唇を震わせ、落ちない雫を浮かべた彼の瞳を思い出し、完成した琥珀を口に含めばじわりと広がる苦味と甘味。「虎徹さん、僕は…」口に出来ない言葉の代わり、砕いた琥珀を飲み込んだ。

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【P-4】 口の中を忙しなく。 からり、ころり。行ったり来たり。ガラスポットから摘み上げられた、色とりどりの一つ。軽やかな音は砕かれて呆気なく終わる。行儀が悪いと視線を流せば、琥珀色の瞳が悪戯に細まり、有無を言わさずフレンチキス。お福分け、と舌先に残されたかけらは甘い

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【P-5】 僕の人生をなぞらえるなら、浴衣で歩いた夏祭りで見た、あの真っ白なお菓子がいい。二十年の孤独な軌跡を軸にして、くるくると、甘くて柔らかな時間が優しく包み込んでいく。きっと先に逝くのは貴方でしょうから、その時は少しずつほどいて食みながら、思い出を語り合いましょう。

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【P-6】 『バニーこれやるよ！』「なんです？」『さっき立ち寄った店で見つけてさ、お前にぴったりだなぁ…と思って買っちまった』そんなことを言いながら、それを僕に渡してきた。一粒袋から出し口に入れると、人参の味がした。「馬鹿にしてます？」『可愛い兎ちゃんにはぴったりだろ？』

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【P-7】 水は飲めたが食料は回ってこない。空腹だったが、自分たちは帰ればいくらでも食事できる。「ほら」虎徹が小さなピンクの包みを寄越す。「さっき救助した子に貰った」中身を口に放り込み、立ち上がる。視線を交わし、同時にフェイスを下ろす。まだ救助を待っている人たちがいる。

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【R-1】 誰にも言わない理不尽な不満をひとつ口に含ませて、ころころと転がす。小さくなってくれないそれは、少しずつひろがって染み込んで。馬鹿な自分はこれでもかと思い知る。ちっとも甘くない。苦くて、不味い。吐き出すことも出来ずに、しかめっ面でただひとり雲を睨んだ。

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【R-2】 あの人がくれる色は実に多彩だ 緑、赤、白、橙…空色なんて時もあった 「ーほらよ」今日も一つ。手のひらに落とされる とっときだと言う色はその瞳と同じ琥珀。広がるやさしさに僕は思わず ー笑みをこぼす