中西準子氏「府省庁有志による放射線講演会」

宗教学者 島薗進氏の連続ツイートをまとめました。
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島薗進 @Shimazono

1中西準子氏「府省庁有志による放射線講演会」10/23。2つの資料がHPに掲載されている。1)http://t.co/IAF29kz0vX 「福島の外部被ばく量は過大評価されている―現実は、今の評価値の1/2か1/3である」、こちらは実効線量をもとにした外部線量産出を求めるもの。

2013-10-27 10:27:46
島薗進 @Shimazono

2中西準子氏「府省庁有志による放射線講演会」10・23.2)「福島における除染―帰還のための線量目標値」http://t.co/x7BJBTllwt 学術会議シンポ9/5「しきい値なしのモデルとリスク受容の課題」http://t.co/K9IW8lfsKx と重なる。  

2013-10-27 10:31:12
島薗進 @Shimazono

3中西準子氏「府省庁有志による放射線講演会」。以下「福島における除染―帰還のための線量目標値」10/23を【リスク受容②】、日本学術会議総合工学シンポジウム9/5「しきい値なしのモデルとリスク受容の課題」を【リスク受容①】として「帰還」基準に関わる部分を比較検討する。

2013-10-27 10:34:06
島薗進 @Shimazono

4中西準子氏「府省庁有志…放射線講演会」①p31と②p34は同じ。「20mSv/年は帰還目標としては、高すぎると私は考える」「非常時、このレベルのリスクを認めることが必要な時はあろうが、原状の帰還後を非常時とすることには無理がある」。2011年4月から政府は20mSv基準変えず。

2013-10-27 10:35:21
島薗進 @Shimazono

5中西準子氏「府省庁有志による放射線講演会」10/23。①p31と②p34続。それは「非常時」を長くひきずってきたということ。中西氏はそのことを批判していると見るのが自然だろう。「年間1mSvは当面の目標としては、技術・時間・費用の点からムリである」これは除染目標に関わること。

2013-10-27 10:35:42
島薗進 @Shimazono

6中西準子氏「府省庁有志による放射線講演会」【中西氏リスク受容①】と【中西氏リスク受容②】に微妙な違い。①p32と②p35「除染目標値の提案(中西私案)」。「1.15年間の集落の平均的被ばく量は50mSvを超えない、高い地区でも100mSvを超えない」分かりやすい表現に書き換え。

2013-10-27 10:36:47
島薗進 @Shimazono

7中西準子氏「府省庁有志…放射線講演会」「2.15年間で、個人線量が長期的目標の1mSv/年を達成できる」①②同じ。次の②「この条件を満たす、帰還時外部被ばく量は、7mSv/年程度であるが、目標値をきりのいい5mSv/年とする(以下略)」は①では「7mSv程度…きりのいい」なし。

2013-10-27 10:37:35
島薗進 @Shimazono

8中西準子氏「府省庁有志による放射線講演会」10/23。①②の3つ目の箱は内容が変わっている。①「もし、10mSv以下としたらどうなる?」「何のために、このリスクを引き受けるの?」。②「個人の条件の違いを考慮して、移住の選択肢を認める」。どちらも重要。とくに②は重要。

2013-10-27 10:37:54
島薗進 @Shimazono

9中西準子氏「府省庁有志…放射線講演会」10/23。中西氏は「5mSv以下でも移住権利あり」と考えている。また「20mSv/年は帰還目標としては、高すぎると私は考える」と言っている。これはこれまでの復興庁、環境省の立場と異なる。また、長瀧氏、山下氏、田中俊一氏らの言動とも異なる。

2013-10-27 10:38:24
島薗進 @Shimazono

10中西準子氏「府省庁有志による放射線講演会」10/23。例えば田中俊一氏の考えは→1mSv目標「独り歩き」原子力規制委員長10/23朝日http://t.co/lvqXOzNSQo 田中委員長「…年間20mSv以下までを許容した方が良いというのが世界の一般的な考え」

2013-10-27 10:41:22
島薗進 @Shimazono

11中西準子氏「府省庁有志による放射線講演会」。中西氏は帰還優先のこれまでの政府の考え方とは異なる政策を提案している。長瀧氏、田中氏ら政府周辺の専門家は困るのでは?他方②p43「私の提案の根拠はこうだ(まとめると)」の「何故、100mSvを考えるか?」以下の説明は分かりにくい。

2013-10-27 10:42:21
島薗進 @Shimazono

12中西準子氏「府省庁有志による放射線講演会」。累積100mSvを限度とする考えの理由。まず、「LSS研究で、100mSv以下の線量では、原爆投下による影響が見えないという事実は、科学的にリスクがゼロを意味しないが」とあるが、「原爆投下による影響が見えない」は誤りではないか?

2013-10-27 10:42:53
島薗進 @Shimazono

13中西準子氏「府省庁有志による放射線講演会」10/23。続「皆が、線量と具体的に影響が見えないという関係を実感できる唯一のfactで、事故後のレベルとして受け入れられるものではないか」とある。中西氏はLSS調査で100mSv以下で「影響が見えない」を考えているのだろうか?

2013-10-27 10:44:00
島薗進 @Shimazono

14中西準子氏「府省庁有志による放射線講演会」。次の説明「また、多くの臨床医が、この程度のことに怯えるなと言っている。それは健康管理と検診との関係で語られている。」生活上の安全感は必要。「臨床家の意見は、こういうのに近いとかねがね考えている」。ここで「臨床家」というのは誰か?

2013-10-27 10:44:30
島薗進 @Shimazono

15中西準子氏「府省庁有志による放射線講演会」10/23。さらに「生活上の行動では、医師の判断を大事にしているだろう。そういう考え方も政策に取り入れた方がいい」。これは何を言いたいのかよく分からない。パターナリズムを推奨しているのだろう?科学的に根拠があるのだろうか?

2013-10-27 10:44:46
島薗進 @Shimazono

16中西準子氏「府省庁有志による放射線講演会」【中西氏リスク受容①】p31,32と【中西氏リスク受容②】p34,35の提案はこれまで長瀧氏ら政府周辺の医学者が進めてきた方策と明らかに異なるとよく分かる。他方②のp43の「何故、100mSvを考えるのか?」の説明はよく分からない。

2013-10-27 10:45:27