かわいいτW ▰╹◡╹▰）やおさん

まさむね @w3_masamune

この泉は、キラキラ星と煌煌月の魅れる泉。ユトさんやチャオちゃん、夜の住人の大事な場所。泉はとても不思議な場所。月星の光にさらされながら、めいめいに大事な人を想うのです。大事な人を照らすのです。

まさむね @w3_masamune

明星がまた稜線に触れる頃、ユトさんはゆるりと立ち上がり、かわやおちゃんを懐にしのばせました。チャオちゃんも当たり前のように、懐にﾓｿﾞﾓｿﾞと入りこみ、かわやおちゃんにニッコリと笑いかけました。かわやおちゃんもようやく笑います。二人はおでこと手を合わせて微笑みを交わすのです。

まさむね @w3_masamune

きっと二人は魂のふたご。いつでも繋がっているのです。そういえばユトさんはどこか玉露殿に似ています。かわやおちゃんはユトさんの顔を見上げます。きっと二人も繋がっているのですね。

まさむね @w3_masamune

夜明けの風は優しく撫ぜます、誰を避けることなく、誰を選ぶことなく。。

まさむね @w3_masamune

朝の光の中、森の入り口。かわやおちゃんは眠い目をこすりながら目覚めます。玉露殿が必死に名前を呼んでいます。勿論、お互いに死はないことを知っています。ですが、必死にならざるを得ないのです。

まさむね @w3_masamune

眠い目をこするかわやおちゃん。薄く見える玉露殿の顔。『うっせぇある。氏ね』といつもの調子。コレでお互いに安心なのです。

まさむね @w3_masamune

玉露殿が薔薇の邸の主に怒られたのは言うまでもありませんが、その後、薔薇の邸の主がかわやおちゃんにギタギタにされたのも言うまでもありません。

まさむね @w3_masamune

陽の訪れとともに、鵺は夜を連れ、世界を廻します。かわやおちゃんが一つ目の美しい物の怪に出逢ったことは、まことのことなのです。明星の暗がりに、玉露殿がユトさんを見たのもまた、まことなのでしょう。