病の皇帝「がん」に挑む を読みながら

病の皇帝「がん」に挑む を読みながら。 ナカイさんのツイートと、内容に関する自己ツイを中心にまとめました。 このまとめは現在進行中のがん医療についての情報をあつかった下巻の内容が中心です。
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たばこ

s_matashiro @glasscatfish

「とても進歩したよ、君」 1971年1月1日 アメリカで最後のタバコのTVコマーシャル。パージニア・スリムのコピー (病の皇帝「がん」に挑む)

2013-11-07 08:43:45
s_matashiro @glasscatfish

「統計とは涙をぬぐい取った人間である」 ジャーナリストのポール・ブローダーが煙草と肺癌の関係が学会とタバコ会社の間で盛んに争われていた時代に言った言葉。 (病の皇帝「がん」に挑む)

2013-11-07 08:54:59
s_matashiro @glasscatfish

アメリカで喫煙者がタバコ会社を訴えた裁判、実は1983年提訴のマーク・エデルが弁護士の件まで原告は30年負け続け、どころか審理に至った例も少なかったらしい。原告はタバコの害を知った上で喫煙していた、とされた。 (病の皇帝「がん」に挑む)

2013-11-07 22:51:52
s_matashiro @glasscatfish

マーク・エデルは「原告はタバコの害を知っていました。それが何か?タバコ会社がどれだけ害を知っていたかが問題だ!」と、主張タバコ会社の内部文書の公開を認めさせ、その後の大きな流れを作った。裁判も部分的に勝訴で終えた。 内部文書のDB http://t.co/83xIaa6swh

2013-11-07 22:58:04
s_matashiro @glasscatfish

循環器病の研究で有名なボストン郊外のフラミンガムで、喫煙行動と住民のネットワークを関連づけた 2008年のNEJM論文。図1では1971と2000の喫煙率喫煙量の違いが一目で分る。動画も必見。ネットワークの中心から禁煙行動が広がる http://t.co/mUAWEvz0nK

2013-11-10 06:59:20
s_matashiro @glasscatfish

フラミンガム研究を解説した日本語のHPで充実度の高いもの 「薬理と治療」誌 http://t.co/hTXsyqU02j epic-c http://t.co/NXqETv6iSE 「世界の心臓を救った町」の書評 http://t.co/QpegLZZj5s

2013-11-10 07:05:07

がんウイルス

s_matashiro @glasscatfish

池田博明『高校生物』のインターネット公開授業 http://t.co/q2DrVBe9Ih 独自のコラムもあり、おもしろい。 分子遺伝学 http://t.co/BuZE9XbWWE ここに出てくる日本人は岡崎令治・玲子(DNA複製機構)と水谷哲(逆転写酵素の発見)

2013-11-08 09:34:40
s_matashiro @glasscatfish

水谷はテミンラボのポスドクとして逆転写酵素の精製に能力を発揮した。生物学の1ページを記す重要な貢献。この話は「病の皇帝「がん」に挑む」でも出てくる。 水谷哲が蛋白質核酸酵素に書いたテミンの追悼文 http://t.co/CBVgxWdxB0

2013-11-08 09:38:24
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish 訂正:精製はしておらず、存在の証明を行ったようです。

2013-11-08 13:16:09
s_matashiro @glasscatfish

「病の皇帝がんに挑む」ウイルスのがん遺伝子から細胞の癌遺伝子を突き止めていくところで、花房秀三郎先生が。夫人の花房照子先生著「細胞ががんになるとき」は大学に入って最初に図書館で借りた本だ。名著だが絶版。中古価格にビックリ http://t.co/CH8cnvAsIT

2013-11-08 13:07:07

STAMP

s_matashiro @glasscatfish

90年代に抗癌剤の超高用量投与自家骨髄移植を組み合わせたがん治療法が盛んに行われたが、適切な臨床試験による証明がないまま。背景に、エイズ患者団体が治験無しで治療薬の迅速な提供を求めた社会の動向がある。 しかし、後に行われた臨床試験で有効性は否定された (病の皇帝「がん」に挑む)

2013-11-08 12:24:27
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish この超高用量投与と自家骨髄移植を組み合わせた治療(STAMP)を南アフリカで多数行い、誰もが驚く結果を次々と発表していたベスウォダ。現地調査で彼の結果は非常に不完全、あるいは捏造ということが明らかになった http://t.co/aGcvieRQbX

2013-11-08 12:29:54
s_matashiro @glasscatfish

@glasscatfish 「病の皇帝「がん」に挑む」の著者は出版にあたってベスウォダに連絡を取ろうとしたが、彼の名前は電話帳かも削除されていて連絡が取れなかった。 しかし!なんと Linkedeln にはガン専門医として登録している http://t.co/um5VyyQUeN

2013-11-08 12:33:22

疫学研究

地下楽師@Ph.D @tonkyo_Vc

データのQCは疫学研究では重要でござるよ。まあ、どうしてもエラーは生じるんだけど、それを少しずつでも減らしていけるような仕組みづくりも大事。

2013-11-08 23:49:21
s_matashiro @glasscatfish

@tonkyo_hanage いま読んでる「病の皇帝がんに挑む」中の乳癌とマンモグラフィーの臨床研究で、そういう話がいくつも出てきてました。 カナダではせっかく大規模な試験をやったのに、試験群と対照群のわりつけが現場で混乱してたり、変更されたり・・。

2013-11-09 00:06:32
地下楽師@Ph.D @tonkyo_Vc

@glasscatfish それやってしまうと、プロトコールと合わないデータになってしまったり、結果がひっくり返ってしまったりするから厄介ですね。人と時間と金を大量に使うので、ダメージがでかいです。

2013-11-09 00:40:46
s_matashiro @glasscatfish

@tonkyo_hanage カナダのは15のマンモグラフィーセンターで3万9千人の試験だったそうです。でも、コーディネーターが、自分の知り合いやハイリスクの人をマンモグラフィーで検査をする群に割り付けていた例があったことがあとで判明・・・。

2013-11-09 00:50:19
地下楽師@Ph.D @tonkyo_Vc

@glasscatfish それやっちゃうと、試験の根本である「割り付けの無作為性」が損なわれてしまうので結果の信頼性が低下しちゃいますね。。。

2013-11-09 00:59:20
s_matashiro @glasscatfish

「病の皇帝がんに挑む」で臨床試験のランダムな割付けがいい加減だった例として挙げられているカナダでの乳ガン検診試験。 なんか変な風に利用されてる。年代やリスクを考慮した検診が今の動向 マンモグラフィーによる乳ガン検診は効果認められず http://t.co/xxFW1udA6z

2013-11-19 00:48:23
s_matashiro @glasscatfish

「2005年ガン帝国の地形がわずかずつであるが根本的に変化していることが明らかになった。主要な癌の死亡率が15年連続で低下していたのだ。 最新知見の成果ではなく、検診など前の世代からの奮闘が数字に現れてきた。」 (病の皇帝がんに挑む) http://t.co/mJ3Sz0npdx

2013-11-09 08:19:20
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治療薬