ノルンのレース四方山話 その1「実は深いライダーとチーフエンジニアの関係」

ノルン・K・アルトレーネ @Norn_K_Altlene

ロッシ選手が移籍を決めた後、ロッシ選手はバージェスさんに移籍することを打ち明けた後、「一緒にヤマハについてきてくれないか」、と誘ったのだそうです。#ノルンのレース四方山話

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実はこれは今までありそうでなかったことなのです。それだけロッシ選手はバージェスさんを信頼していたということで、最初は引き留めようとしていたバージェスさんとその直属の部下も最終的には一緒にヤマハへ移籍することを決意するのです。#ノルンのレース四方山話

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ロッシ選手がなぜバージェスさんを誘ったか、それは「相性」の一言に尽きるのです。ほんのちょっとしたコメントのニュアンスの伝わり方次第でマシンのコンディションが大きく変わってしまう世界ですから、当然といえば当然なのです。#ノルンのレース四方山話

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それと同時に、ロッシ選手にとってはバージェスさんたちエンジニアチームの皆さんのことを「家族」のように考えていた気がするのです。特にバージェスさんとは、ライダーとエンジニア以上の信頼関係が出来上がっていたのだと思うのです。#ノルンのレース四方山話

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恐らくですが、ロッシ選手にとってバージェスさんは「心の支え」のような存在だったのだと思うのです。レース中は走っている間以外はサーキットでずっとそばにいますし、何より命を預けるマシンの面倒をみるわけですから、そうなって当然なのです。#ノルンのレース四方山話

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結局この二人はその後ヤマハからドゥカティ、そしてヤマハへのカムバックと移っていったロッシ選手について行ったわけですが、ドゥカティ時代に急速に進化した電子制御について行けず、今回のコンビ解消に至った、というわけなのです。#ノルンのレース四方山話

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というわけで、ロッシ選手とバージェスさんは別の道を進むことになったわけですが、二人の間にはそれほど険悪な雰囲気はありませんので、円満な終わり方だったようなのです。けんか別れしてしまうよりは全然いいですからね。#ノルンのレース四方山話

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こう改めて見てみますと、ライダーとチーフエンジニアの関係って、ボクサーとセコンドの関係に似ている気がするのです。技術的面と精神的面の両方からライダーの勝利をサポートする、まさに二人三脚の戦い、なのです。#ノルンのレース四方山話

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というわけで、技術的な部分は絶対大事。でもそれだけではより速くなれない。そういう奥の深い世界なライダーとエンジニアの関係のお話、なのでした。今夜はこれでおしまいなのです(ﾍﾟｺﾘ #ノルンのレース四方山話

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つたないお話でしたけど、皆さんお付き合いいただきありがとうございましたなのです。#ノルンのレース四方山話