札幌市と北海道の原子力防災計画の現状に関するメモ1

○先日行われた札幌市の原子力防災計画についての市役所出前授業で伺った事の一部、 ○札幌市と北海道の原子力防災計画との間の関係 等について、現時点で整理しておきたいことをまとめました。
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深町 ひろみ @HiromiFUKAMACHI

今更ですが…、 先日10月24日の札幌市原子力防災計画についての市役所出前講座から、メモ: ○現行の法律では、UPZ 外の市町村は原子力防災計画を策定する必要はないが、札幌市は福島原発事故で30~50㎞圏にあたる飯舘が避難区域になったことを踏まえ、防災計画を策定。(続く)

2013-11-17 13:05:57
深町 ひろみ @HiromiFUKAMACHI

札幌市原子力防災計画についての市役所出前講座から、メモ(続き): ○札幌市原子力防災計画では、泊原発から50㎞圏内に入る南区の一部までは避難区域に入る可能性を想定。しかし、この防災計画の主な想定では、札幌市を現UPZからの避難者の受け入れ地として位置付ける。(続く)

2013-11-17 13:08:09
深町 ひろみ @HiromiFUKAMACHI

札幌市原子力防災計画についての市役所出前講座から、メモ(続き): ○札幌市は、市内に避難して来る現UPZからの避難者の数を、約5万人と想定。これを市内のホテル・旅館等に収容するとしているが、この人数は、市内ホテル・旅館の受け入れ容量にほぼ等しい。繁忙期には破綻。(続く)

2013-11-17 13:11:14
深町 ひろみ @HiromiFUKAMACHI

札幌市原子力防災計画についての市役所出前講座から、メモ(続き): ○風船プロジェクトメンバー等視聴市民からは「風向きを考えれば札幌市全域が避難区域になる危険性があるのでは。」「それを想定し、いざというとき市民をどの様にどこへ逃がすかに着目した計画は立てないのか」等質問。(続く)

2013-11-17 13:14:15
深町 ひろみ @HiromiFUKAMACHI

札幌市原子力防災計画についての市役所出前講座から、メモ(続き): ○これに対し、講師の市職員の方はその危険性を認めた上で、「札幌市としては、現時点で北海道に全否定される危険性のある計画は立てられない。道は30㎞圏内をUPZの目安とする国の方針をそのまま受け入れている。」(続く)

2013-11-17 13:17:42
深町 ひろみ @HiromiFUKAMACHI

札幌市原子力防災計画についての市役所出前講座から、メモ(続き): ○「それでも、札幌市としては防災計画を立てる必要を認識している。現時点では、主に避難者受入れと、飯舘の事実に立脚した50㎞圏避難を想定した計画にせざるを得ない。」と。

2013-11-17 13:22:24
深町 ひろみ @HiromiFUKAMACHI

一方で、北海道がUPZを30㎞圏内とした根拠についてメモ: (市民団体の質問への回答書より。) 「平成24年10月に策定された国の原子力災害対策指針では、緊急時防護措置準備区域(UPZ)は、IAEA国際基準を踏まえ『原子力施設から概ね30㎞』とされている。」(続く)

2013-11-17 13:30:09
深町 ひろみ @HiromiFUKAMACHI

道がUPZを30㎞圏内とした根拠についてメモ(続き): 「また、原子力規制委員会が平成24年12月13日に示した放射性物質の拡散シミュレーション結果(福島第一原発の事故と同程度のシビアアクシデントをベースとして、より厳しい条件を想定して計算されたもの)では、(続く)

2013-11-17 13:43:29
深町 ひろみ @HiromiFUKAMACHI

道がUPZを30㎞圏内とした根拠についてメモ(続き): (規制委のH24.12.13のシミュレーションでは)泊発電所については7日間で100mSvに達する拡散距離が約15kmとなっていたところであり、道としてはこれらの状況を踏まえUPZを原子力発電所から概ね30㎞とした」と。

2013-11-17 13:45:57
深町 ひろみ @HiromiFUKAMACHI

メモ: ○上記シミュレーションの仮定と計算の詳細を見てみたい。 ○7日以上の日数が経ったとき、被害は拡大せず収束すると言えるのか? ○福島原発事故における大不幸中の小幸いに、各プールの使用済み燃料が一応形を保っている事が挙げられる。福島を事故の最大想定にして良いか?という問題。

2013-11-17 13:51:16
深町 ひろみ @HiromiFUKAMACHI

お断り:#脱原発 ○以上のメモは、現時点での原子力防災計画について状況を整理する為のもの。 ○計画が不十分であることを理由に各自治体の原子力防災担当者を非難する気はありません。そんなことをしても意味はない。 ○勿論「計画が不十分である」ことは主張しなければなりませんが。(続く)

2013-11-17 13:56:12
深町 ひろみ @HiromiFUKAMACHI

お断り(続き):#脱原発 ○要は、防災計画ひとつとっても、原発を動かしてはいけない理由には事欠かないという事。 ○例え原発を動かしていなくても、既に各地に大量に使用済み核燃料がある今の状況では原子力防災計画は必要。むしろ自治体を励まして、少しでも現実味のある計画に磨くことが必須。

2013-11-17 14:00:52
深町 ひろみ @HiromiFUKAMACHI

メモ: 当該日の規制委議事録&資料 http://t.co/SHJyVp4Afp http://t.co/rZYhbB5aj6 内容未確認ですが、挙がっているタイトルを見る限り然程素晴らしい試算と思えず。(--; >自己RT ○上記シミュレーションの仮定と計算の詳細を見てみたい。

2013-11-17 17:29:42
深町 ひろみ @HiromiFUKAMACHI

メモ(#札幌市 #原子力防災 関係):現行の制度では、北電には万一泊発電所で過酷事故が生じた際にも札幌市等 UPZ 外の市町村へその情報を直接発する義務無し。その為札幌市は、その点について北電と交渉しつつ、有事の際は事故情報が道庁を経由して齎される事を前提に防災計画を策定。

2013-11-19 10:37:08