では『バレンタイン大作戦!』1日目を開始したいと思います。 #twanka は今回、基本的に選択肢形式なので、お気軽にご参加いただければ幸いです。 #missionv
2013-11-16 22:37:42『バレンタイン大作戦!』作戦1日目 「で、昨日言ってたことは本気なの?」 「ああ、もちろんだ!」 自信満々に告げる全に、僕は深々とため息をつく。 「で、実際誰になんて声をかけるつもりなの?」 #missionv
2013-11-16 22:42:52「? それを決めてほしいから、お前に声をかけたんじゃないか」 心底情けないことを、そんなに不思議そうな表情で言わないでよ…… まあいいや、まずは誰に声をかけるかだよね、声をかけるとしたら、放課後、誰か1人にだろうけれど―― #missionv
2013-11-16 22:45:44#twanka 今日は誰に声をかけますか? ①春奈:きっとムードメーカーの彼女なら(攻略難度:低) ②夏陽:真面目な委員長だけれど(攻略難度:中) ③秋穂:引っ込み思案なわけで(攻略難度:高) 10分間以内のリプライで、最多意見のヒロインに声をかけます。 #missionv
2013-11-16 22:51:32#twanka 同点だったので先着1名様、どちらかをお選び下さい! ②夏陽:真面目な委員長だけれど(攻略難度:中) ③秋穂:引っ込み思案なわけで(攻略難度:高) #missionv
2013-11-16 23:03:37「じゃあ今日は、秋穂さんに声をかけてみたらどう?」 あとの2人はさておき、秋穂さんには早目に声をかけておかないと、打つ手がなくなっちゃいそうだし。 「了解! 俺はお前を信じるぜ!」 「……そう言ってくれるのは嬉しいけれど、頑張るのは全だからね?」 #missionv
2013-11-16 23:19:36放課後。 早速、隣のクラスに向かう僕と全。 帰り支度を終えた同級生たちが、続々と教室を抜け出す喧噪の中、秋穂さんはまだ、いそいそと帰り支度を進めていた。 まるで彼女の周りだけ、他からとり残されたゆったりとした時間が流れているようだ。 #missionv
2013-11-16 23:22:32とは言え、ボーっと眺めていても始まらない。 全に視線を送ると、全はコクリと頷いて、ズンズンと教室に入っていった。 そして―― 「秋穂さん、初めまして! 俺、全って言います!」 そう、まずは自己紹介して―― 「突然ですけれど、バレンタイン、俺にチョコください!」 #missionv
2013-11-16 23:26:27「って、いきなりすぎー!」 思わず声が漏れる。 「は、はひ!?」 案の定、秋穂さんも変な声を出して、自慢の黒髪をサヤサヤとなびかせながら、怯えた子リスのようにオロオロしている。 ――率直に言って、ものすごく可愛い。 ってそうじゃなかった、僕が見とれてどうする。 #missionv
2013-11-16 23:30:23#twanka 全に送るアドバイスは? ①一旦退却(押してダメなら引いてみろ!) ②前進あるのみ(まだまだ押してくよ!) 10分間以内のリプライで多い意見を採用。同点の場合はサイコロ。 #missionv
2013-11-16 23:34:06……ここは全の突破力にかけてみよう。 助言を求めて僕の方を見てきた全に、僕はコクリと頷く。 「突然で驚いたよね! 実は前々から、一度声をかけたいなーと思っていたんだけどね。で、さっきも言った通り、僕は秋穂さんにチョコレートをもらいたくって……」 #missionv
2013-11-16 23:51:36矢継ぎ早にまくしたてる全。 そして秋穂さんは……あ、まずいかも。 秋穂さんは両目にいっぱいの涙を溜めていた。 「ちょっとアンタ、秋穂が何も言わないからっていつまで好き勝手するつもり!?」 流石に見かねたクラスメイトが、全に声をかけてきた。 #missionv
2013-11-16 23:54:29流石にここが引き時だろう。全もそれくらいは察したらしい。 「……と、いきなり色々一方的に言ってごめんね、また来るから!」 それだけ言い残して、全は速やかに部屋を飛び出した。 僕もそれに追随する。 #missionv
2013-11-16 23:56:10「うん、なかなかの手応えだったな!」 「そ、そうかなあ……」 まあ、初対面のインパクトとしてはこれ以上ないくらいだったろうけれど…… 「よし、この調子で明日も頑張ろうぜ!」 「そ、そうだね……」 なんだか先が思いやられるけれど、本当に大丈夫なんだろうか…… #missionv
2013-11-16 23:59:27