シンポジウム『都市ソラリスへ』
都市ソラリス展、アドバイザーは日埜氏、藤村氏、松田氏、南後氏(欠席)の4人。ライゾマ齋藤氏、平川氏、市川氏には都市をメディアアートの手法で考えてもらう。高山氏には広域なものを、ワークショップをhclab、などなど大勢の方々に関わってもらうのを公開会議として行う。
2013-11-23 14:22:48ICC畠中:都市ソラリス展と海市との繋がり。15年前の海市がどのようにいまの建築に影響を与えたか。どういう展覧会だったか。1997年、ネット普及黎明期に21世紀に向けたユートピアを構想する展覧会。マカオ沖の人工島「海市」。4つの舞台を設定。制作のプロセスそのものを公開。異例。
2013-11-23 14:26:32「磯崎さんがICCのオープニングで行った海市展を受け継いだ展覧会を目指す、と。マスタープランを持たない都市の構想可能性。作られていくプロセスの展示。最後には島がなくなる。展覧会が伝説になり、伝承的に伝わる」島がなくなったということは、初期変数の設定を間違えたのではないか。
2013-11-23 14:28:48畠中:マスタープランを持たない都市の構想可能性を提案する展覧会。会期最後に、舞台であったはずの島もなくなり、都市を情報として扱う典型的な終わり方。逸話だけ残り、ある種伝説のような展覧会だったのでは。先日ベネチアで、磯崎氏の鄭州計画をもとにした展覧会が開催。海市のアイデアが実践に。
2013-11-23 14:29:52畠中:ベネチアの展覧会は海市の後継。都市ソラリス展をそれを引き継ぎ、祝祭空間としての都市をメディアアーティストで実現したり、広域な都市についてもディスカッション・ワークショップで作っていく展覧会。海市以降・震災以降の建築・都市・制度設計などアーキテクチャを考える場に。
2013-11-23 14:31:43「海市以降15年経って、実際に海市の試みが現実に現れてきた。そこには様々な実践の手法や新しい制度があり、それらをフィードバックしながら新しい都市の姿がどの様にあり得るのかを考える。」情報は実験的に付加されているので、それを理論的にまとめていくのは面白い。リサーチ大事。
2013-11-23 14:32:41畠中:3部構成。第一部は磯崎新1960ー(聞き取れなかった)。1960空中都市から始まり、都市デザインの模型・プランを紹介。孵化過程。万博お祭り広場。海市。
2013-11-23 14:34:00展覧会の話。ひとつは「都市デザイナー」としての磯崎新。デザインと言った時に、個人名によるデザインと無名だが組織によるデザインとあるのだけど、この辺りは発明の歴史と組み合わせて見ると面白い。例えば有機化合物界隈の発明の歴史は、20C初頭に明確に個人から組織にシフトしてる。
2013-11-23 14:36:21畠中:第二部は鄭東新区のプロジェクト。生活などを都市の中にデザインしていく。二十四節気をベースにした、季節暦を意識した構成も。(これ読めば良さそう → http://t.co/WTc3W8dyWq )
2013-11-23 14:36:31畠中:第3部はワークショップ、ディスカッション、パフォーマンス。今回のメンバーが様々な形で参加していく。(公式にも載ってた → http://t.co/8yLfI1QA9I)
2013-11-23 14:38:49「実験的な展示としては、ひとつにライゾマティクスさんやダブルネガティブアーキテクチャーによる中国の都市の1/200の模型を、他方に参加されるアドバイザーの方達によるワークショップやインスタレーションを予定している。」一般の人の参加可能性のコントロールから、まだ決まってないのね。
2013-11-23 14:39:52畠中:会場構成は「Plan」と「TimeLine」に分かれる。「Timeline」ではゾーンごとに6期にわけて展示を予定。キーコンセプトが「ソラリス」。SF小説。タルコフスキーが映画化。
2013-11-23 14:42:28「ソラリス」について。コンテクストとして、SF、震災、制度改革などあらゆるものを見出すことができるのがタルコフスキーだというのは、以前、ストーカーを調べた時に知ったのだけど、そこを掘りながら形態を作るのは難しいなぁ…
2013-11-23 14:42:39展覧会の大まかなフレーム。三分構成の展示。第一部 展示。1960年空中都市から始まりこれまでの作品を展示するコーナー。
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