子育てママが賢くなれば世の中は変わる

ネットウオッチ @NetwatchRet

馴染みのカフェに、放射能汚染地図を置かせて貰っている。久方ぶりにカフェへ寄ったら、たった今、地図を買ってくれたという二人の幼児のママがいた。地図を置いている自分のことを、店主が話したらしく、そのママは、手に地図を持って、親しげに話しかけてきた。最近は地図は売れなくなってきた。

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幼児のママと放射能の話が始まった。ママは自分の子供が大人になる頃にガンになるのではないかと心配している。知人から聞いた話しで、どこそこの町で甲状腺ガンになった女性が、日赤で診てもらったら放射能の影響だと言われたそうだとか、鼻血を出す子供がいるとか、アレルギーが酷くなったとか･･

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幼児のママは、岡山に避難した人が群馬へ所用で戻ると体調が悪くなる。しかし、岡山へ戻ると体調が良くなる。食べ物が心配、魚が心配、給食が心配、国の情報は信じられない。3連譜が波のように盛り上がって行く歌のように話しを続ける。この高まった感情は何処へ墜ちて行くのだろうか。

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久しぶりに、マップ売りおじさんになっていく自分を感じた。幼児のママは子供の健康の心配で混乱している。幼児のママは科学的な見識や知識が混沌としている。気がついたことがある。このような対話では、相手に放射能の心配をさせたい人と、本当に心配してその不安を打ち消したい人がいる。

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それともう一つ、お暇な人のおしゃべり(これは別)。さて、この幼児のママは心配を打ち消したい人だった。地図を見ながら、半減期で半分近くに下がって来たことや、外部被爆と内部被爆のことを話しながら、不安のもとになっている情報と知識の曖昧さが見えてくる。賢くならなくては子供を守れない。

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幼児のママは、自分の子供が無事に成人できるか心配だという。マップ売りおじさんの自分は、身を守る生き(残り)方を授けるのが親の役目ではないか、正しい知識を学ぶことが、学ぶ方法を知ることが大切だと言った。地図の右肩の自分で決めようを挿しながら、家族の生活のクオリティー質も大事だと。

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火急の状況はいったん収まった。周囲の汚染は半分を切った後はなかなか減らなくなる。そこに住むということは、環境問題と考えて取り組んで行くことになる。また、コミュニティーの問題として、地域の人が意識を共有することも大切だ。子供達の成人までに何ができるか、日々の暮らしの中にある。

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自分はその昔、ユートピア運動をしたか、あるいは身近に見た世代だ。馬鹿な夢想家どもと蔑み、朝から晩まで受験の単語を暗記している者もいた。世直しと自己実現が乖離していた。しかし、世の中には夢想を許す雰囲気（余裕）があった。今は悲観的な現実が余裕を奪っているように感じる。

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子育てママが賢くなれば世の中は変わる。コミュニティーの中で周囲と繋がる知恵を身につければ、いろいろなものが変わる。一番変わるのは、そのママ達に育てれれた子供達だろう。賢い子供達が増えることが、そのまま世直しなのだ。暮らしの中のママの手の中に未来はあると思った。

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世の中のママを護り支援しましょう。親カメの背中に子カメをのせて、子カメの中背中に孫カメ載せて･･･、親カメこけたら皆こけたら、では大変（＞ｙ＜）です。