【東方】幻想郷訪問録 番外編その一 花見と出会いと妖怪と
- kurohane_touya
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今回は花の妖怪(名前だけ聞くとメルヘンチック)との出会いと、どこかわからない所へと跳んでしまった刀弥のお話です 番外編その一 花見と出会いと妖怪と #ghoumon
2013-11-28 01:43:47森の中で迷ってそれから喧嘩売ってきた妖怪どもを適当に散らして... やっと抜けたと思えば向日葵畑にでて... 「しかし、カメラを持ってきてなかったのは失敗だったな。 こんな絶景はそうそう見られるもんじゃない」 #ghoumon
2013-11-28 02:13:44太陽の光が向日葵に反射して眩しい (この向日葵畑を管理している人はすごいな) 「そうでしょう?」 (また背後からか...ここ(幻想郷)の住人は気配を消して後ろから声をかけるのが常識なのか?) そう思い振り向くとかなり俺のタイプの女性がいた...が #ghoumon
2013-11-28 02:43:45(何でだろう?この女性に気を許してはいけないと本能が警告して来る) 「あなたがここを管理しているんですか?」 気になったので聞いてみる 「そうよ。そういえば自己紹介がまだだったわね、 私はフラワーマスター 、風見幽香幻想郷最強の妖怪よ」 #ghoumon
2013-11-28 03:13:45最強か...⑨の親戚じゃないよな? 「私は黒羽 刀弥と申します。 生憎、ただの人間です」 「あら、謙遜しなくてもいいわよ? 『ただの人間』が妖怪に襲われて無事にここまでたどり着ける訳がないじゃない」 嫌な予感がする...最初に逃げておくべきだったか #ghoumon
2013-11-28 03:43:45「それはいいとして、ワタクシメに何の用でしょう?」 能力を発動。何時でも戦闘態勢または逃げれるように準備しておく 「雑魚とはいえ妖怪をあっさり蹴散らしている人間に興味を持ってね」 「はは、蹴散らしてなんかいませんよ?何の事でしょう?」 #ghoumon
2013-11-28 04:13:45(確かに蹴散らしているはいない。殴り散らしただけだ) ごまかしが効く相手じゃない事は本能が教えてくる。こいつは危険だ 「ごまかしは必要無いわ。 用件だけ言うわ。私と戦いなさい」 そういうと目の前にいきなり現れ、 「!!...グ!」 #ghoumon
2013-11-28 04:43:46体を重い衝撃が貫き、そのまま10m程水平に飛ばされ、木に叩きつけられた 「ぐ..ゴボ」 口から血が溢れる (内臓破裂が少々に肋骨が三本か...手痛いな。それに攻撃が全く見えなかった) #ghoumon
2013-11-28 05:13:45さすがに放っておいたら動けないし、死んでしまうので、 能力で体を『攻撃が当たっていない』という結果で上書きして治す 「ゲホゲホッ...戦線布告と同時に攻撃か...穏やかじゃないな」 #ghoumon
2013-11-28 05:51:25日傘を振り回しているので、どうやら日傘で殴られたらしい。ダメージは少し残っている 「あら、ちゃんと手加減はしたわ。死んでないし追撃もしてないじゃない」 (あれで手加減か...絶対勝てん...しかし負ける訳にもいかない。負け=死だからな) #ghoumon
2013-11-28 06:13:43優雅に日傘を回しながら答えるがその顔はサディスティックな笑みを浮かべたままだ 「ほら、傷は治ったんでしょう?早く続きをしましょ?来ないならこっちから行くわよ?」 (勝てない相手とは戦わない主義なんだが、仕方ない...) #ghoumon
2013-11-28 06:43:45「それじゃあお言葉に甘えて」 お馴染みの二丁拳銃ではなく、ナイフを取り出す。あれだけの重さの物で接近戦なんかできるわけがない。それに銃は構え、狙う、引き金を引くの動作が必要だが、ナイフはワンアクションで済む。 #ghoumon
2013-11-28 07:13:47それに距離を開けたとしても、構えた瞬間距離を詰められて狩られる (結果をいじれるのはあと数回、治療のために残しておかないとな...) スペルカードを片手に、ナイフを構え宣言 「残月『乱れ雪月花』!」 #ghoumon
2013-11-28 07:43:49相手との距離(過程)を縮め、切り裂く過程を限りなく0に近く抑え、ほぼ同時に50の斬撃を放ち切り刻む... が、全部日傘でガードされた (ああ、終わったな) 「やるじゃない、人間。私の日傘を壊すなんてあなたが初めてよ?」 笑顔でそう言ってくる #ghoumon
2013-11-28 08:13:49「なら見逃してくれるか?」 「まさか。でも次のを耐えたら考えてあげるわ。頑張って生残りなさい 起源『マスタースパーク』」 圧倒的な光と熱の奔流が迫ってくる、しかし 「肉弾戦じゃなけりゃこっちのもんだ 蛇符『お前に俺は殺せない』」 #ghoumon
2013-11-28 08:43:46とっておきのスペルカードを使えば問題ない。そう思い光と熱の奔流に飲まれる。そして終われば無傷の俺が現れる...筈だったが能力の使いすぎで予想以上に体力を消耗していたようだ。 能力使用の負荷に耐えきれず、そのまま意識は途絶えてしまった #ghoumon
2013-11-28 09:13:45青年気絶中...... 「...き......さい。お...なさいってば」 女の人の声が聞こえてくる 「いい加減に起きなさい!」 怒鳴られたので目を開く。するとそこには 「やっと起きたわね、刀弥」 #ghoumon
2013-11-28 09:43:46俺をボコボコにしたあげくリアルカメ◯メ波を体験させてくれた風見幽香の顔が視界に入ってきた 当然、反射で飛び退く 「あら、気絶した貴方を介抱して膝まで貸してあげたのに、ひどいわね」 「あれだけ酷い目に会わされれば誰だってこうするさ」 #ghoumon
2013-11-28 10:13:46(成る程、さっきの柔らかいのはあいつの膝枕だったのか、厄得(誤字にあらず)だったかな?) 「それに、この服と日傘、お気に入りだったのに、それまで許したのよ?感謝しなさい」 そういえば日傘は完全にスクラップ、服は所々切れてるな #ghoumon
2013-11-28 10:43:47「その件に関しては謝るし、すぐに直そう」 結果を『服と日傘は壊れていない』と上書きして直す 「あら、便利な能力ね」 (スペルカードのルールに当てはめないと消耗がかなり激しいんだけどな) 「もう帰っていいか?」 #ghoumon
2013-11-28 11:13:48「ふふ、貴方気にいったわ。また会いましょう...(近いうちにね...)」 「もう会いたく無いよ」 そう言って向日葵畑を後にしようとすると 「そうそう、ここは太陽の畑。また来なさいな」 #ghoumon
2013-11-28 11:43:47どうやらここは太陽の畑というらしい...また来たい所だが、こいつがまた喧嘩を吹っかけて来かねない 「そのうちな...」 さて、紅魔館へ帰ろうか...どっちだったっけ? (しまった。道がわからないな、仕方無い...本当に嫌だが仕方が無い) #ghoumon
2013-11-28 12:13:47「幽香さん、紅魔館まで道案内頼めまないか?」 「は?」 いや、そう言われても...それに記憶が少し吹っ飛んで、ここにどうやってたどり着いたか覚えてない 「いや...迷った挙句ここにたどり着いたからな... 紅魔館まで頼めないか?」 #ghoumon
2013-11-28 12:43:47「(紅魔館...)貴方が天狗の新聞に載ってた外来人?」 「ああ、そうだ。一部誤解を受ける内容も含まれていたがな」 (俺の好みはあんたみたいな女性なんだが、最近あの二人もいいかなと思ってる自分が怖い」 「嬉しいこと言ってくれるじゃない」 #ghoumon
2013-11-28 13:13:47薄ら寒い笑みを浮かべ心にも無い事を言ってくる 「どっから声に出てた?」 かなり恥ずかしい 「最初からよ」 「それはいいから送ってくれないか?さっきので完全にガス欠だ。妖怪どもに襲われたらたまったもんじゃない」 #ghoumon
2013-11-28 13:43:47