Orphe兄貴の艦これ航海日誌　2013年12月

orphe @orphechin

ところでメガフロートをぶちこむとなると、住民が巻き添えになるんじゃないのか。どうでもいいが。「全体のためには一部の犠牲はやむを得ない。泣いて馬謖を盾にし敵を切り殺せ」東アジア人らしい畜生回答痛み入る。成功したらお年玉がわりにてめえとその家族を空母に食わせてやる。#艦これ航海日誌

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今日は演習初日、十万単位の鎮守府が有明の深海棲艦を囲んで叩く逆七面鳥パーティー。「焦らず騒がず、前を向いてゆっくり撃って下さい！」「敵は逃げていきません、というか逃げられません！」ベテラン元帥が号令をかけながら提督たちに抹殺の指示を出している。 #艦これ航海日誌

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演習参加中、舞鶴からやってきた提督から補給支援を貰う。漣の鞄から取り出された大量のウエハースチョコをありがたく頂く。さてできることならこれを独占したい。人生に必要なものは暴力と給料日と甘味というのが俺のモットーだ。もっともそうは艦娘が卸さない。 #艦これ航海日誌

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赤城、山城、羽黒。硝煙の臭いを掻き分け、カカオの存在を目敏く察知したこいつらに囲まれては俺もホールドアップだ。先陣をきって飛びかかる赤城。だがその口に九十一式玉葱弾がぶちこまれる。ｷｬｲﾝ、と悲鳴をあげて悶絶し痙攣する赤城。 犬に玉葱ダメゼッタイ。#艦これ航海日誌

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スタッフの手で保健所に運ばれる赤城を尻目に、山城は羽黒を睨み付ける。だが羽黒は「私より、あの子を先に…」とあっさり引いた。「ほんとぉ！？」山城は人生における数少ない幸運(と本人は思い込んでいる)に震え、俺から菓子をひったくろうとする。 #艦これ航海日誌

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俺からウェハースをひったくろうとした瞬間、山城の頭についているうまい棒みたいな飾りが吹っ飛ぶ。後ろでは弾を外した羽黒が舌打ちする。たちまち二者の間で砲撃戦が開始された。その間に俺は逃げるとしよう。 #艦これ航海日誌

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「皆さん同士討ちはやめてください！やめろっつってんだろオラ！」逃亡中、後方から罵声と二度の打撲音が聞こえ、それきり砲声は止んだ。スタッフの中には艦娘より強いのがいるようだ。「えー、羽黒と山城を飼ってる提督さん、あとでスタッフルームまできてください」あ、やべえ。 #艦これ航海日誌

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スタッフルームにバカ二人を引き取りにいき扉を開けると、濃厚な臭いが鼻をついた。どんな臭いかはあえて言わないが、その臭気は山積みにされた黒いスパッツから出ていた。「それには手を触れないで下さい」いつの間にか俺の後ろにスタッフがいた。「それは私たちのソウルフード」 #艦これ航海日誌

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スパッツがソウルフードって、食うのか。「それを食うなんてとんでもない！」目をかっと見開き一喝するスタッフ。「嗅ぐだけで全軍が三日三晩飲まず喰わずで戦える陽炎型スパッツ、食したい欲がないわけではない、だがそれでは戦友に合わす顔がない！」そうですか。 #艦これ航海日誌

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で、バカ二人はどこに。「あそこです。次からは気を付けてください」部屋の奥に頭に巨大な瘤を作って気絶している山城と羽黒がぶっ倒れていた。 二人の顔に水をぶっかけ、口にウエハースを一つずつ入れる。「帰るぞ」 こうして初日は終了した。 #艦これ航海日誌

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「提督には夏休みも冬休みも手に入らぬ。休むのは死んでからでもできる、戦え」朝起きるとコートを包茎式に羽織った提督からそう警告された。というかいつ部屋に入った。射殺しようと銃に手を伸ばしたが、その間にその提督は消えていた。幽霊か何かか？時計は10時を指している。 #艦これ航海日誌

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大晦日。一年の汚れを落とす日。当鎮守府も、財産の大掃除が必要だ。洗浄に使うのはマン、ケイマン、デラウェア等名だたる掃除人たち。南方や西方の人民に麻薬を渡して稼ぎ、現地のビリオネアの頭を割って巻き上げた金は彼ら掃除人の手によって綺麗に洗浄される。 #艦これ航海日誌

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浄財をオフショアに移し変えた後、有明の光景を望遠鏡で眺める。演習規定を破り徹夜で参加していた連中の前で、大和と武蔵が全裸で乾布摩擦をしている。「貴様ッなんだその服装は！」「衣装は甘え！」片っ端から男たちの服を脱がせ、水をぶっかけ乾布摩擦を強要する二名。 #艦これ航海日誌

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大和は徹夜組の服を剥ぎ取り乾布摩擦を強制するも、極寒に震え誰もまともに体が動かせない。「ええい面倒です！貴様ら全員もう二度とオナニーが出来んようにしてやる！」大和は武蔵のさらしを使い数十人を一度に巻き上げ、一気に布を引っ張る。屑どもは摩擦熱で一気に炎上した。 #艦これ航海日誌

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屈強な尻に紐パンを食い込ませながら、男たちの群れが行く。彼らは島風中隊。海軍本部が密かに開発したこの艦雄たちは３日しか生きられないが、艦娘よりも遥かに強大な視覚的殺傷能力を誇る。島風は戦う、命の限り。やがて下北沢に呼ばれる日まで。 #艦これ航海日誌

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「ウルフリック西尾！」古ノルド語で「五連装酸素魚雷」を意味するshoutを放ち、屈強な島風たちが肩を組んで敵の中枢部に突撃する。「ワシのタービン回りも整備してくれや！！」局部をヲ級にぶちあて、輝きと共に爆破四散していく男たち。これが最終日のハイライトであった。 #艦これ航海日誌

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艦霊たちの死体、「まるゆ完売」の立て札、艤装の残骸、砲弾、燃え上がる徹夜組だった肉塊、キンタマ、ふんどし。演習の終わった有明には様々な残骸が打ち捨てられている。血と油に染まる海を見つめ、艦娘たちに告げる。「帰ろうか」さらば有明。さらば艦雄たち。 #艦これ航海日誌

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「まだ帰ってはいけません」大和が俺を引き留める。「煩悩を打ち払う儀式がまだ済んでいません故」ああ、そういや忘れてたな。ということで鎮守府に帰る前に、東京でちょっとしたイベントを決行することにした。名付けて「除夜の鐘作戦」だ。 #艦これ航海日誌

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除夜の鐘作戦は全艦娘が参加する。煩悩まみれの連中を現世の苦しみから解放してやる非常に徳の高い行事だ。トップ賞は賞金1080万。ノルマは一人辺り108人の首。連合国人ならポイント倍点、聖職者なら三倍点だ。酒とアンフェタミンを全員に配りいざスタート。 #艦これ航海日誌

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「ああ^~あ^~ああ糞が出るう~~」 おいやめろ武蔵 #艦これ航海日誌

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おい羽黒車から出せこのままだと海につっこむっておいやめろごめんなさいって謝るのいいから手錠はずして車から出してねえあっあっ水があっ #年末なので好きな艦娘を抱えて海に飛び込むオフ #艦これ航海日誌

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年明けまであと一時間。一万八百の生首が鎮守府に届いた。いずれの艦娘も見事に東京での煩悩払いをやってのけてくれた。その素晴らしさに思わず笑いが出てくる。首は加賀の提案で焼酎に浸して首酒にする事にした。飛龍あたりなら喜んで飲むだろう。 #艦これ航海日誌

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重油を入れるためのタンクに並々と焼酎を継ぎ、生首を放り込みながら今年を振り替える。鎮守府に着任して約半年、思えば好き勝手にやったものだった。殺し騙し奪いを続け、ガレージハウスみたいだった鎮守府は今や巨大な刑務…大邸宅だ。短期間でずいぶん変わったな、と思う。 #艦これ航海日誌

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仲間も大分増えた。今や110人の大所帯。強力なメンバーも次々加わり、死角はない。クーデター騒ぎはあったものの、仲間内の結束も強固だ。 今皆は何をしているかというと、東京中の寺を108燃やしMVPをとった大和を胴上げし地面に叩きつけた後囲んで棒で叩いている。 #艦これ航海日誌

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「司令官さん、『年越しそば』、出来てますよ」羽黒が俺を呼ぶ。当鎮守府のシメはそば粉と呼ばれる上物のブツを吸引し、鐘という名の砲を乱射しながらネオン色の初日の出を幻視するとうものだ。俺は生首の血を絞り、酒をついだコップに垂らし飲み干す。 #艦これ航海日誌