Orphe兄貴の艦これ航海日誌　2013年12月

orphe @orphechin

「艦霊と怨念の相関関係はよく知られている事だ。冬の時期は特にこの進捗に纏わる怨念が溢れている。師走とはそうした禍々しい月なのだ。この怨念を糧に、奴等は進化を企んでいる」 で、それはどんな害を及ぼすんだ。「同人作家をころす。海の平和には無害だ」ああ、そう… #艦これ航海日誌

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「ナンドデモ、ゲンコウヲ、オトシテイキナサイ…」進捗棲艦は同人作家の隣に立ち、そう囁いてくる。それに負けてしまえばそれまでだ。「ワタシノ…シンカンハ…コピボンヨ」時にはこうした妥協の声もある。「イラッシャイ…シンカンアリマセン…」とてもつらい。 #艦これ航海日誌

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「兵卒の木曾です」 俺の目を観もせず、銃の手入れをする木曾。軍務を早々に説かれ、今はPMCに雇われ中東でテロリスト（と市民）を狩る仕事についている。 「お前には大量破壊兵器の素質がある。軍にもどれ」「虫がよすぎる。今更海に戻る気はねえな」#艦これ航海日誌

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「虫が良いのはわかっている。おい、大井、北上」かつての姉妹が木曾を囲む。「連れて行け」二人が木曾の腕をつかもうとした瞬間、木曾の姿が消えた。どこへ行った？ 「物欲センサーを使わせてもらった」虚空から木曾の声がする。提督から身を隠すためのステルス装置か、厄介な。 #艦これ航海日誌

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物欲センサーとは、提督の非人道的猥褻行為に対し、艦娘側が開発したステルス装置である。これを起動されると、目視はおろかレーダーでも捉えきれない。民間にも出回っていたというが、ここで使われるとは。 「俺の力が欲しければ、それなりの礼を尽くすんだな。また会おうぜ」糞。 #艦これ航海日誌

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今日はテレビの取材依頼を受けることになった。なんでも新進気鋭の提督を紹介するんだという。そんなものはカタカナ鯖の元帥にでもまかせておけばいいものを。インタビュアーは金髪のいけ好かない野郎で、提督だったら島風と愛宕と加賀あたりを一同に嫁にしているようなカマ野郎だ。#艦これ航海日誌

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椅子につくなり、インタビュアーは、「あなたが提督になった理由はなんですか？」と聞いてきた。「あなたは以前国家指導者や陸軍指揮官をされていたとも聞きます。マリに核を落としたとも」ああ、宇宙に逃げられないようにな。「一部のガチ勢は貴方を裏切り者だと言ってるようですが」#艦これ航海日誌

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「例え俺が操るのが薄汚い白人の兵士だろうと」と俺は返す。「艦娘だろうと、何の違いがあるっていうんだ？俺がやりたいのは、敵を殺してその首を締め上げ、民衆共の頭を叩き潰して体にめり込ませることだ。艦娘を使って、今俺はそれをやってるんだよ」 #艦これ航海日誌

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インタビュアーは目を白黒させている。構わず俺は続ける。「お前ら後方の連中にはわからない。奴らがどんな悲鳴をあげるのか、奴らがどんな苦痛の中で死んでいくのか。そしてそれを目の当たりにする楽しさをな」奴の目は中を浮いている。俺は奴の首をちぎり取る。 #艦これ航海日誌

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いつの間にか、スタジオにはインタビュアーの死体と、がらんどうの観客席に1人座る女の姿しかいなかった。 女は眼鏡をかけ直し、立ち上がる。 「これは…夢だな？」女の顔に笑みが浮かぶ。「夢だと思いますか？じゃあそろそろ起きる時間では？」 #艦これ航海日誌

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「任務娘がなぜここにいるんだ」その眼鏡の女は、鎮守府でよく見るあいつだった。 「あなたに少し、質問をしようと思いましたので」 #艦これ航海日誌

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「貴方がやろうとしている『提督』の仕事…最後にはどうなると思いますか？」 敵の親玉を倒したらそれで終わり、あとは好き勝手にやるだけじゃねえのか。 「なるほど。私が思うに、それはとてつもなく歪んだ結果が待ってると思うのですよ。貴方がそれを好むかどうかは別ですが」#艦これ航海日誌

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「まあ実際、提督の誰一人として、望んでもいないし思ってもいなかった事になると思ってますけどね。取り返しの付かないことになる前に、いっそ鎮守府を離れては？」馬鹿じゃねえのか。今更戻れるか。「でしょうね」任務娘は笑う。#艦これ航海日誌

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「貴方は随分と人を痛めつけるのが好きみたいですしね。ひょっとするとこの戦争の『果て』も、貴方のような人間にとってはお気に召すかもしれません」どういう意味だ？「いずれわかりますよ。では、また」意識が暗転する。俺はベッドの上で目をさます。なんだってんだ、一体。 #艦これ航海日誌

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さっそく木曾がきた。「正直民間の稼ぎだとカツカツで…」正直なのはいいことだ。ガンガン殺してガンガン稼ごうじゃねえか。犠牲者と手取りが正比例するのがうちの鎮守府だ。#艦これ航海日誌

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木曾のレベルは低いが、PMC時代の経験を活かし旗艦として上手に艦娘たちを捌いている。クールに状況を把握できる奴が一人いるだけで違うものだ。この間は5-2でS勝利をもぎ取ってきた。「イラク人と無能な味方、二つを相手にするよかよほど楽な戦闘さ」 #艦これ航海日誌

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提督も人殺しの前に一人の人間であり、時には悩む時もある。以前から苦しめられているのがレズどもからのハラスメント、略してレズハラだ。特に千代田と山城からのがひどい。こちらが何をしても自分達の姉と比較し見下してくる。だが木曾のおかげで、状況は改善しつつある。 #艦これ航海日誌

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「お姉が足りない…」「そんな時はレズファックだ！俺ならいつでも相手になるぞ」「えっ」千代田のレズオーラに豪快なおっさんソウルで立ち向かう木曾。俺が絶対に言えない事をこいつはずけずけと言う。「不幸だわ…」「レズファックすれば直る！」レズファックは万能薬か何かか。 #艦これ航海日誌

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「姉様より先でいいのでしょうか…」 「だったら三人でレズファックだ」 「」 「あ、提督。撃っていいですか」 「溜まってるようだな。レズファックで解放するか？」 「」 レズどもの嫌がらせを薙ぎ払う木曾。 俺のストレスは軽減されたが本当にこれでいいんだろうか。 #艦これ航海日誌

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山城も木曾に百合小説を読ませようとして懐柔しようとしたが見事失敗に終わった。「で、このミァハというのはトァンとレズファックしたのか」「あのこれそういう小説じゃ」「してないからこんなに30絡み年齢まで拗らせたんだな」「殺したい…」あきらめろ。 #艦これ航海日誌

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百合少女の花園に耕運機で乱入しレズファックの畑に変えていく女、木曾。そして、突如暴走を始めた超弩級戦艦山城。海に浮かぶ機械の要塞に足を踏み入れた提督は、そこで驚愕の光景を目にする。 あのレズが…男泣きしている… #艦これ航海日誌

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大本営殿は末期戦をやりたがっているようだ。たしかに昨今の作戦指導は艦娘と心中しろと言ってるような無茶なものが多い。だがオフショアにはたっぷりと金を貯めてあるし、いざとなればこいつらを連れて高跳びすりゃ済む話だ。でなければ大本営に鉛弾撃ち込んで路線変更させる。 #艦これ航海日誌

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「カタパルトが不調に対抗して…カタイモノが絶頂！」メンテ中の利根に対し己の傘を振り回し迫る大和。利根、危機一髪。しかしそこに筑摩が乱入。自分の下顎に手を当て、大和に自分の素顔を見せる！その瞬間、大和の傘は折り畳みよりも小さくなり、そのまま無事気絶した。お美事。 #艦これ航海日誌

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抗争もとい演習だが、アサイラムの方はすっかり殺す気マンマンのようで、こないだもあっちの時雨が鎮守府の柱を蹴とばしてブッ壊した。俺宛には毎日のように誰かからキンタマの箱詰めが届くし、さらにその量は段々と増えている。こりゃ本気で準備しないと寝首をかかれるぞ。 #艦これ航海日誌

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誰かから届いたキンタマの箱詰めだが、箱に入ってた紙には「植えてください」とあったのでごみ捨て場にでも植えることにした。植えた翌日、キンタマは青々とした葉っぱを生やしていた。引き抜いた所熊野みたいな叫び声を上げた。マンドラゴラかよ。気が狂いそうだ。 #艦これ航海日誌