為末大さんのつぶやきまとめ【腹話術的感覚】について

為末大さんのつぶやきまとめ 12月7日分 私の器と私とのズレが大きくなると、恐怖、個別感や孤独感、承認欲求が強くなるんだと思う。 私の器と私が一致した時、外部に求めるものがなくなる。
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爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 @daijapan

こんばんは。今日は【腹話術的感覚】について

2013-12-07 21:33:28
爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 @daijapan

最近、人前で話をする事が増えている。僕は元々結構な恥ずかしがり屋で、中学時代のインタビューを聞くとほとんどインタビュアーの目を見てしゃべれていない。壇上に立ってしゃべると声と足が震えていた。

2013-12-07 21:34:44
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人は慣れるものでもう人前に立っても何とも思わなくなった。振り返ると平気になった瞬間というのが過去にあって、その時は自分という器をみんなが見ていて、自分はその器の内側からみんなを除き見ているという感覚になった。そうすると不思議と怖さが無くなった。

2013-12-07 21:36:34
爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 @daijapan

ところが最近更に変な感覚になった事があって、それは腹話術の人形が自分であるかのような感覚で、それで自分はその斜め後ろから自分を操っているようだった。昔は恥ずかしがるというのは反応であって選べなかったけど、腹話術的になってからは反応も選択できるという感覚になる。

2013-12-07 21:38:58
爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 @daijapan

恐怖症と言われるものは、自分が自分の手を離れていってしまうという事なのだと思う。自分がどう反応するか。どういう気分になるかがコントロールできない。子供の頃ふざけて入った箱が開かなくなり、その瞬間に怖さが怖さを加速させる感じになってしばらくパニックに陥った。

2013-12-07 21:44:56
爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 @daijapan

ふと練習で辛い時やスランプで気がおかしくなりそうな時に、そうなっている自分を眺める感じが強まった気がする。ビリーミリガンの本を読んだ事があるけれど、自分を器として見るというのはある種の防衛なのかもしれない。

2013-12-07 21:47:16
爲末大 Dai Tamesue 熟達論発売中 @daijapan

【終わり】私と私という器があって、その器と自分が離れるようになってからコントロールが利くようになった。そして夢中というのは私にとって、私という器と私が合致する事だった。

2013-12-07 21:50:20