自分の意思で何かを選ぶという事は大切だという前提の上で、今日は敢えて意思とはそもそもなんなのかという話をしてみたい。自分がそうしたいと思い身体がそれに反応し、人は何かしらアクションを起こす。意思があり身体がそれに従い動く。
2012-12-19 22:55:24ところが元Googleの村上さんに聞いた話では、身体が動くと反応する脳の部分が、身体を動かすという意思で反応する部分より、ほんのちょっと早く動く事がわかったらしい。つまり身体が動いた後、動かそうという意識が働いている。正確にそうだったかわからないけどそんなニュアンスの話だった
2012-12-19 22:58:48自分の意思で動いているはずの身体が先に動いているとなると、一体それを動かしているものは何なのか。そして自分の意思とは何なのか。僕は脳が全体を統轄しコントロールしているという世界観が、これで崩れていくのではないかと思っている。
2012-12-19 23:00:45野球のバッターの反応が神経が伝達する速度では説明できなかったり、ゾーン状態でアスリートが自分で思うより先に動いてしまっているような感覚を持つのも似たような話だろうか。スポーツのように究極的に早さを追求するようなものではよりその感覚が浮き上がりやすいのだろうか。
2012-12-19 23:05:43子どもの頃、曾祖母が死んで身体に触った時、死ぬという事は反応が無くなる事だと思った。あれから自分と呼んでいるものは反応ではないかというアイデアがずっとある。身体という器があり、それが外部の刺激に反応し、意思として自分に知覚させる。
2012-12-19 23:10:32【終わり】僕がここにいるのか。外部からの刺激が僕を成り立たせているのか。自分という区切られたものが果たして存在するのか。時々自分を生きるという幻を只見ているだけのような気がして、不思議な気分になる。胡蝶の夢。人生が幻であっても面白い。
2012-12-19 23:17:13ありがとうございます RT @HighCor: .@daijapan リベットの実験の話ですね。この本がわかりやすいです。→脳はなぜ「心」を作ったのか―「私」の謎を解く受動意識仮説 (単行本)前野 隆司 32
2012-12-19 23:17:50