「箱舟の都ｰNoahｰ」サキの話まとめ

翔 @Real_Unreal_

今回、氷月からの追加機能は、その位置情報を任意の場所に設定出来るというもの。つまり、これで敵をおびき出せる。 ホテルからタクミに内通者の件やこれまでの動きを説明し、目を向けるとホテルから見える廃ビルにライトの明かりがつく。歌那が設定した場所。歌那はタクミと敵を捕える作戦を練る

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敵を端末でおびき寄せつつ特定のポイントへ誘導し、捕らえる作戦を立てる。 囮は歌那とサキ。司令はタクミ。陰から援護をアキが買って出る。研究所からはおびき寄せるポイントに警備兵を配置させる。 そして、作戦が始まる。

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途中襲撃もあったが、作戦は無事成功する。 敵を１人捕らえるが、それがロボットであることが判明する。 ここまで人間に似せたロボット、ましてや戦闘で機敏に反応してプロをなぎ倒せるレベルの物は初めてで、歌那は驚愕する。 ともあれ、作戦は成功。歌那はサキと安堵の笑みを交わす。

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が、異変は前触れなく訪れる。 報告のためにタクミに繋ごうとするが、連絡が取れない。いくつかの通信手段を試すが全滅。 二人は端末に流れた情報から、研究所が爆破炎上したことを知る。 アキ、タクミの安否もわからない。これからどうしたら？歌那が蒼白になった時、氷月がやってくる。

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端末につけた新機能や、歌那の状況、性格を考慮した上で今回の件を予測し、研究所爆破の情報見て助け舟を出しにきたらしい。 歌那は反発する気力もなく、サキと共に氷月の元へ引き上げる。 そしてロボットの解析を依頼する。 その結果が、彼女を絶望させるとも知らず。

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研究所の爆破炎上から数日。 連絡は来ず、それらしき人物の救助された情報さえ入らない。 そもそもシェルターは治安が悪く、救助なども有志や火事場泥棒くらいしか行わない。人から奪うこと、殺すことが日常の世界だ。 歌那のように、定職にありついて衣食住に困らない人間は特権階級以外はひと握り

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だから人々はノアと呼ばれるシェルターの外にあるとされる楽園に憧れた。楽園に行った人間もいるという。幻よりは現実味があり、日常よりは夢に存在するその都市に、憧れる人間は多い。楽園都市ノアは、シェルターの外にありながら草木も生え、清浄な空気があり、澄んだ水があるとされる。

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そのノアの名前を歌那は思わぬタイミングで聞くこととなる。ロボット兵の出処が、ノアだいうのだ。 氷月が嘘をつくこともないだろう事はわかるが、憧れの世界も殺戮兵器のある歪んだ世界と知り動揺する。 そしてサキがアキの気配を察知する。けれども一瞬で、どこにいるかもわからない

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その中で歌那はサキと共に楽園を目指す決意をする。 全財産投げ打って準備をし、サキもアキの気配を探る。そして二人は外に出る。 ゲートをサキが能力で開く。 その先に、二人は信じられないものを見る。荒廃した世界とされた外は、緑が溢れ、鳥が飛ぶ夢に見た楽園をそのもの。光へ二人は踏み出した