小田嶋隆さん@tako_ashiの「先の大戦で命を落とした兵士の皆さんに対しては、その死を政治的に利用しないことがまず最初に守られるべき最低限の礼儀だと思うのだが。」

人の死に方を差別することは人の生き方を差別することとそんなに変わらない話なわけで、とすれば、生前の属性や死因によって選ばれた特定の死者だけを祀った宗教施設には、おのずから政治的な意味が着せ書けられると思いますだよ。 by 小田嶋隆
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山崎 雅弘 @mas__yamazaki

1930年代の満州事変から日中戦争に至る日本人(政府と市民の両方)の感覚も、これに近いものだったかもしれない。当時の日本人は、別に「中国との戦争」という大きな構図を支持したわけでなく、「暴支膺懲」という言葉が示す通り、日本人に対する中国の横暴な態度を「懲らしめる」ことを支持した。

2013-12-30 18:33:41
山崎 雅弘 @mas__yamazaki

日本人に対する中国人の横暴な態度を「懲らしめる」ことを支持した人は、それが最終的に1945年8月の日本全土の荒廃に繋がるという認識は無かったと思う。1930年代の日本人に、1945年8月の写真を見せても「そんなこと起こるはずがない」「我々はそんなに愚かじゃない」と答えるだろう。

2013-12-30 18:34:47
小田嶋隆 @tako_ashi

安倍さんの「新しい国」には、「たじろがず、批判を覚悟で臨む」という一章がある。吉田松陰が好んで引用した孟子の言葉「自ら省みて縮(なお)くんば千万人といえども吾ゆかん」と、チャーチルの「どんな犠牲をはらってでも勝利する」が引用されている。つまり、止めても逆効果ってことなのかな。

2013-12-31 09:36:44
小田嶋隆 @tako_ashi

前RT「新しい国へ」でした。 この本を読んでいると、気持ちが萎える。 「三丁目の夕日」を例に引いて「いまの時代に忘れられがちな家族の情愛や、人と人とのあたたかいつながり」てなことを言ってたりする。 安倍ちゃんが育った温室には、オレの昭和とは違う時間が流れていたのだろうな。

2013-12-31 09:44:29
小田嶋隆 @tako_ashi

先日来「仁義なき戦い」シリーズをいくつか見ていたのだが、あれほどヤクザ社会を冷徹に描写した作品でも、「自分の生命を平気で捨てる人間」に対するリスペクトだけは一貫している。でもって、シリーズ全体を通して「死にたがらない人間」を醜悪に描いている。この国の文化の病気だと思う。

2014-01-10 15:27:16
小田嶋隆 @tako_ashi

@tako_ashi 「尊厳死」を推進している人たちの中に、「生に執着すること」を軽蔑する気分があるのだとすると、それはちょっとヤバい。「潔く」みたいな自己陶酔的な美意識で他人の生命に介入することになってしまう気がする。

2014-01-10 15:35:52
小田嶋隆 @tako_ashi

武士道の本質が死ぬことであることを見極めた人たちはとっくに死んでるはずだから、武士道は滅びていて良いはずなんだけど、案外生きてるんだな。あいつらは。おめおめと。

2014-01-10 15:40:16
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