今年映画館で観た、新作299本から選ぶ「2013年 映画ベスト10」

2013年は、365本の作品を映画館で観ました。そのうち今年公開の新作は299本。 順番はランキングでは無く、公開日順。選考ポイントは「独創性・独自性」「2013年公開した意義」があった点です。
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糀田 行則(KOUJIDA) @JIDA52

2013年の映画は、365本の作品を映画館で観ました。そのうち今年公開の新作は299本。#映画 #movie #cinema

2013-12-31 14:20:36
糀田 行則(KOUJIDA) @JIDA52

その新作299本から、厳選した『ベスト10』を発表します。順番はランキングでは無く、公開日順です。選考ポイントは「独創性・独自性」「2013年公開した意義」があった点です。

2013-12-31 14:20:55
糀田 行則(KOUJIDA) @JIDA52

では、いきます。今年公開した作品:299本から選ぶ「2013年版 映画ベスト10」。

2013-12-31 14:21:34
糀田 行則(KOUJIDA) @JIDA52

其の1:『渾身 KON-SHIN』。地域都市を舞台にした邦画作品は今年も増加。その中で、奇をてらわず、舞台の街へ行ってみたいと思わせてくれた作品。相撲や伝統・美しい自然は引き立て役で、家族や地域との繋がりの大切さを、恥ずかしい程に魅せつける。地域を超え、日本の良さに感動した映画。

2013-12-31 14:22:01
糀田 行則(KOUJIDA) @JIDA52

其の2:『フラッシュバックメモリーズ3D』。今年観たドキュメンタリー作品46本の内、「観る」では無く「体感」させてくれた唯一無二の作品。演奏者GOMAの音楽と生活感覚を突き詰めると、実は3Dや言葉の排除がシンプルな点が良い。ドキュメンタリーの、新たな表現方法・意義を示した映画。

2013-12-31 14:23:02
糀田 行則(KOUJIDA) @JIDA52

其の3:『恋の渦』。今年の作品傾向で目を見張ったのが、自主制作やワークショップ等「限られた予算でも完成度が高い邦画」が多い点。特に本作は、物語のアイデア構造が見事。複数の部屋×登場人物の組合せ×時間軸。シンプルだが立体的な構造で、苦笑いしながらも、登場人物達に感情移入してまった。

2013-12-31 14:24:02
糀田 行則(KOUJIDA) @JIDA52

其の4:『きっと、うまくいく』。今年は、多国多才な「アジア映画」の日本公開が続いたのも顕著だった。中でも、ボリウッドが底力を発揮したと言えるのが本作。友人を探す現代の旅路に、過去の友情・生き方・社会風刺の伏線エピソードを交錯させる組立により、長尺を忘れる程、終始ワクワクした映画。

2013-12-31 14:25:13
糀田 行則(KOUJIDA) @JIDA52

其の5:『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』。今年もTV発のアニメ映画が多く目についた。その中で「2013年・夏・映画館」で観る価値が最も高かった作品。冒頭のパロディで、度量を計るかの如く観客を笑いに陥れ、勢いのまま本来の世界観へ畳み掛ける。娯楽アニメだろうが評価すべき作品。

2013-12-31 14:26:12
糀田 行則(KOUJIDA) @JIDA52

其の6:『スティーブ・ジョブズ1995 失われたインタビュー』。過去映像の掘り起こしながら、たった70分で、本人の人物像が見透かせる。今年、最も説得力があったドキュメンタリー作品。2013年の今だからこそ、彼の冷徹かつ野心的な発言が、決して根拠なき自信で無かった事に驚嘆した映画。

2013-12-31 14:27:16
糀田 行則(KOUJIDA) @JIDA52

其の7:『かぐや姫の物語』。今年観たアニメ作品18本の内、最も画・演出が圧倒していた作品。一見、平面的な水墨っぽい画を、色彩の強弱とテンポ、更にプレスコ録音方式によって、光景と心情に奥行きを持たせてる点が秀逸。日本人が「人生の何処かで一度は観ておきたい」アニメと位置づけたい映画。

2013-12-31 14:28:27
糀田 行則(KOUJIDA) @JIDA52

其の8:『キャプテン・フィリップス』。「事実を基にした物語」は、今や映画界で定番化。そんなジャンルで最も観応えがあったのが本作。犯罪する側される側、双方の背景を丹念に描く事で、銃撃など表面的な緊張感に加え、心理的な緊迫感を生んだ。海上で撮影する等、リアリティにもこだわった映画。

2013-12-31 14:29:24
糀田 行則(KOUJIDA) @JIDA52

其の9:『ゼロ・グラビティ/3DIMAX』。今年、最もアツい「映画体験」を与えてくれた作品。「逆境と再生の可能性」をテーマにした事で、宇宙の壮大さよりも人間の力強さに心を揺さぶられた91分間。どうやって撮影したんだ?と想像する程、本作が持つ「魅力の宇宙」に奥深さを感じる映画。

2013-12-31 14:30:21
糀田 行則(KOUJIDA) @JIDA52

其の10:『永遠の0』。今年も多く創られた日本の「商業映画」。その中で出来過ぎな位の完成度を誇る作品。144分間で、主人公の生きる意義を戦争の時系列に沿って描きつつ、周辺人物が伏線となり現代とリンクさせる事で、戦争を知らない者へも問掛ける。遺作となった夏八木勲の言葉は特筆したい。

2013-12-31 14:31:12
糀田 行則(KOUJIDA) @JIDA52

以上、299本から選ぶ「2013年版 映画ベスト10」をお送りしました。

2013-12-31 14:31:37