koss(古瀬学)が2013年に劇場で観た映画135本

manabu 'koss' kose @kossQ

『クラウドアトラス』@新ピカ。「話はどうなる？」じゃなくて「なんの話？」と観る映画。6つのエピソードそれぞれは既視感アリアリ。おまけにそれぞれに複雑な関係性がある訳でもない。けど、力強いメッセージと爽やかさをもらってちょっと気持ち良くなれる。見逃しを見つけるためにBD買う。

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『横道世之介』@新ピカ。極めて邦画的な緩いグルーブ感が、でも確かなグルーブ感が心地良い。劇中では何も起きないんだよね。人生はこんな普通のくだらない毎日の積み重ねだし、それはすれ違うだけのあの人にも同じだったんだね。ってことかな。吉高由里子良いんだけど、ここらで普通の役を見たい。

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『アンナ・カレーニナ』@TOHO渋谷。舞台劇風にしたり、ダンスや室内デザインの映像美は楽しめる。話を負わずになんとなーく眺めてると気持ち良い。でも、いまこのお話を映画にするならどうやる？の答えに見えちゃうのも事実。

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『ジャックと天空の巨人 2D』@バルト9。王道で安定の展開。つまりちょっと食い足りないのだけど、アトラクション的娯楽作としては合格でしょ！巨人視点のときは視差を変えたりなどの3D遊びがあるらしいけど2Dで観たので。「アバウト・ア・ボーイ」の小デブくんが主役とは長生きするもんだ！

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『ヒッチコック』@シャンテシネ。意外にも映画として特別な工夫はない。夫婦関係パートはヒッチコックなだけにサスペンス風にしてあるけど割とダレる。「サイコ」パートはクリエイティブな仕事をしている人なら分るであろう「創る」へのピュアな想いがストレートに描かれていて刺激的。

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『シュガー・ラッシュ』@UC豊洲。初期Pixar的な良作。全編に見られるゲーム愛ネタ、キャラクターへの愛を喚起するエピソード群が楽しい。が、中盤ちょっと停滞してしまうのはエピソードが1つにまとまる前で本線が見えにくくなってるからかな。どうせ次も作るんでしょ。上手い事やって。

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『紙ひこうき』@UC豊洲。「シュガー・ラッシュ」と同時上映の3D短編。ぬるぬるな動きはまるっきりディズニーだけど、トーンとレイアウトは日本アニメの影響を受けているように感じた。途中から流れが完全に読める。でも丁寧で温かい描写はじんわり気持ちイイね。

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『プラチナデータ』@バルト9。硬質な画作りと実力と画面映えする役者を揃えてるのは良い。が、スッキリ心に入って行かないのはお酒のせいだけではあるまい。それもあるがw脚本の粗が気になってしまうからか。ニノの演技にはノレず、杏が結構良かった。脚長すぎ。

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『パラノーマン ブライス・ホローの謎』@お台場。表情自由自在なストップモーションアニメが行く先はCGとの衝突なんじゃねえの…と冷静に見始めた前半であったが、クライマックス以降の熱い展開に持って行かれてしまった。泣けた。CGうんぬんは解決してないけど次も観たいと思ったのが答えかな。

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『君と歩く世界』@新ピカ。ああ、フランス映画なのか。マリオン・コティヤールらの繊細な演技ヨーシ、網膜に残るような画作りヨーシ、でも妙チクリンな話運びだな。ああ、フランス映画か。心にも残ってしまったがオススメはしない。ヌルい邦題に騙されて観に行かないように。

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『変態仮面』@バルト9。出落ちで終わらない工夫で最後までアホになって笑える。途中の深夜番組的なネタはテンポを悪くするだけだが、そこに登場する安田顕が口直しになって加速する。鈴木亮介の肉体美と耽美(でアホ)なウォーキングには男女ともにため息を吹き出すよ。愛子ちゃんが微妙で可愛い。

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『ドラゴンボールZ 神と神』@IMAXとしまえん。オールスターキャストみたいだからDB好きな人なら良いのかな。僕には東映まんがまつりと同じノリに思えて、"いま"だからこその特別な感じは無かった。

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『リンカーン』@新ピカ。リンカーンに思い入れも知識もないせいか、特に見所も発見できず。でもいや〜なものを見つけてしまうときのいや〜な雰囲気の描き方はいつものスピ。スピ氏が前説してくれるけど、奴隷制度と南北戦争の背景はざっと頭に入れておいた方が良いよ。

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『ハッシュパピー バスタブ島の少女』@新ピカ。現代社会批判のように見えて、子供たちの無垢で暴力的なまでの前向きさを描いている。…とは読めるのだけど、正直言ってピンと来なかった。一瞬一瞬の力強い映像表現や、ハッシュパピーちゃんの可愛さがあるからぼんやり観てられる。

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『舟を編む』@新ピカ。全編ぽやんとしたヌルさで包まれているのにそれが心地良いと思思えた。メインキャストがみんなタダモノではないんだな。気づかないところでの造りの巧さもある。後半ちょっと熱量が下がる気もしたけど、幸せな気分で劇場を後にした。

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『藁の盾』@新ピカ。前半は勢いがあるから良いけど、後半地味な展開になると脚本の穴が気になり始める。俳優陣の熱演など良いところもあるけど、ややちぐはぐな印象。

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『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』@角川新宿。話とはしては面白いんだろうけど、語りで展開しちゃうのがなあ。厨二ノリは作品のグルーブであり、世界観への入り口なんだろうけど、僕でもツライ。オタク」のステレオタイプな表現を、オタク達が受け入れているのが不思議だ。

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『ジャッキー・コーガン』@バルト9。とてつもなく新しい映画なのか、ただ下手なだけなのか…。評価は後世に任せることにするよ。痛そうなところなんかは良かったんだけど。

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『ラストスタンド』@新ピカ。意外な良作。90年代のまさにシュワちゃん時代の映画然としているようで、アクションの小気味よさは現代的。いちいち期待通りにオチる笑いを過不足なく入れてくるセンス。監督が韓国人なことも関係あると思う。

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『アイアンマン』@IMAXとしまえん。「アベンジャーズ」で地球外からの敵とか神的なものと戦ってしまった以上、インフレは避けられない。ので、この終わり方で消化と言うか昇華するしかないよね。いや、すごく面白かったんだよ。ポール・ベタニーに今頃気づいたw

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『死霊のはらわた』@新ピカ。怖さより痛い系のゴア。オリジナルと較べてどうだとは言われるだろうけど、これはこれで楽しめた。本作が長編初監督なのに完成度高くて美学を感じる。

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『図書館戦争』@バルト9。実写版。ラブコメxドンパチの力作、ではある。でもこの虚構を飲み込む才能が僕には無かった。

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『フッテージ』@UC豊洲。冒頭に見せられるフッテージがあんまり怖くなくてどうなることやらと思ったけど、主人公と同化するような造りでじわりじわりと怖くなって行く。その分、やや冗長な部分もあるかな。イーサン・ホークは辛気くさいイケメンに年齢が追いついて来た感じ。

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『聖☆おにいさん』@バルト9。作画良好、主役二人の声もドンピシャで原作の緩いノリを出せていたのでは。ただ、子どものくだりは良いところを1つも見いだせず。

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『L.A.ギャング ストーリー』@バルト9。なにこの新世代バカ映画!? 行き当りばったりで転がり続けるストーリー、派手だけど決してうまくないアクション、妙なテンポ感、なんとなく狭い画。いやー面白かった！頭の右上辺りから声が出てるライアン・ゴズリングの色男ぶりも良い。