宮城県女川町・蒲鉾本舗高政 2013年12/30〜2014年1/4号 女川さいがいFM年越しスペシャル 3度目のお正月 他

このまとめは宮城県女川町の蒲鉾本舗高政さん(@takamasa_net)を中心とした女川町及び石巻市に関するつぶやきを集めたものです。これをご覧になった方々が東日本大震災の被災地である女川町・石巻市により一層の関心を寄せて下さることを祈念いたします。
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井上リサ @JPN_LISA

ラリイ・ニーヴン&ジェリイ・パーネル『悪魔のハンマー』読了。とても面白く,そして物語の状況が震災後の日本を思わせる部分もあり,諦めずに前に進む人間の強さも描かれている。

2014-01-04 20:58:17
井上リサ @JPN_LISA

L・ニーヴン&J・パーネル『悪魔のハンマー』①地球に大彗星「悪魔のハンマー」が落下し,人類の半分が死滅して文明も破壊され尽くされる。その中でたった1つだけハンマー落下後の地震と大津波から生き延びた原子力発電所があり,残された人類が発電所のエネルギーで復興していくまでの物語。

2014-01-04 21:21:50
井上リサ @JPN_LISA

L・ニーヴン&J・パーネル『悪魔のハンマー』②物語の設定からすると,あたかも東日本大震災の後に書かれた小説の様に思われるが,この小説が書かれたのは1977年である。震災の後,この小説を以前から知っていた方々から,「女川みたいな発電所が出てくる小説がある」と紹介を頂いて読んだ。

2014-01-04 21:27:34
井上リサ @JPN_LISA

L・ニーヴン&J・パーネル『悪魔のハンマー』③この小説が書かれた1970年代は,当時ペーパーブックスで読んだ多くの小説を振り返っても,いわゆる終末思想のものが多かった。しかし,大彗星が落下後,そこから再び人類が秩序を取り戻し,文明を復興させていくところに人間の強さが描かれている。

2014-01-04 21:35:15
井上リサ @JPN_LISA

L・ニーヴン&J・パーネル『悪魔のハンマー』④彗星落下後に奇跡的に生き残ったのは,サンウォーキン原子力発電所。この発電所は島に建設されたもので,様々な災害やテロ攻撃なども想定して,以前から高い防護壁に守られていた。残った人類の一部はここで生活し,地球の復興を果たしていく。

2014-01-04 21:40:39
井上リサ @JPN_LISA

L・ニーヴン&J・パーネル『悪魔のハンマー』⑤大彗星「悪魔のハンマー」落下後も生き残ったサンウォーキン原子力発電所は,大袈裟とも思える様な防護壁で覆われていたが,その事についても,いつくるか分からない災害のために余計な金を使いやがって!という輩もいる。

2014-01-04 21:43:20
井上リサ @JPN_LISA

L・ニーヴン&J・パーネル『悪魔のハンマー』⑥こういう大災害後を描いた物語では,かならずカルトや陰謀論者も登場し,民衆にデマをばら撒いて世の中を恐怖で支配しようとする様子は今と変わらないな。

2014-01-04 21:45:16
井上リサ @JPN_LISA

L・ニーヴン&J・パーネル『悪魔のハンマー』⑦カルト,陰謀論者に加えて,終末思想論者たちも,自分達の主義主張を貫くためには,例えば「大彗星落下はわれわれが目覚めるために天から与えられたものだ」などと平気で言う。

2014-01-04 21:48:24
井上リサ @JPN_LISA

L・ニーヴン&J・パーネル『悪魔のハンマー』⑧カルト,陰謀論者,終末思想論者が社会や文明に抱く「憎悪」の感情の描き方も秀逸だった。大彗星落下で破損して,もはや機能を失った水力発電所を,斧やハンマーで粉々にして壊してまわるカルトたちからは,文明への憎しみがよく描かれていた。

2014-01-04 21:55:54
井上リサ @JPN_LISA

L・ニーヴン&J・パーネル『悪魔のハンマー』⑨大彗星落下後に,わずかに姿かたちが残った前時代の文明の産物を壊して回るカルトや陰謀論者が最後に標的にしたのが,人類が地球復興に最後の望みを託した原子力発電所。この攻防戦も,発電所がまるで「城」の様に描かれていて面白い。

2014-01-04 22:00:19
井上リサ @JPN_LISA

L・ニーヴン&J・パーネル『悪魔のハンマー』⑩しばしば比喩として,人間ではないものを女性に例える事がある。この小説も例外ではなく,大彗星落下後でも生き残った原子力発電所の再稼働準備を進める技師が,「彼女を眠りから覚まさせるにはまだ時間がいる」というのが印象に残った。

2014-01-04 22:06:35
井上リサ @JPN_LISA

生き残った人類が,今まで憎んできた原子力に「救ってもらう」「望みを託す」事を受け入れるまでの心の葛藤も面白かった。RT @TobQK2 リベラル派のニーヴンと、ゴリゴリ右派パーネルのコンビ自体が不思議ですが、優れた作品が多いことを考えれば、実はバランスの妙なのかも知れませんね。

2014-01-04 22:24:08
Тов.Троский @TobQK2

@JPN_LISA そうした認識の変化こそ、SFの醍醐味かも知れませんね。「自由のために!」と煽って殺し合いをさせるのは簡単なのに、「電気シェーバーのために!」と、みんながまとまってくれることはまずない。でも実は後者の方がすごく大事だよ、と教えてくれる良作だと今シミジミ思いました

2014-01-04 22:39:02
井上リサ @JPN_LISA

SFでありながら安易な終末思想には陥らず,非常に哲学的な作品ですね。RT @TobQK2 「自由のために!」と煽って殺し合いをさせるのは簡単なのに、「電気シェーバーのために!」と、みんながまとまってくれることはまずない。でも実は後者の方がすごく大事だよ、と教えてくれる良作だと

2014-01-04 23:08:14
井上リサ @JPN_LISA

@TobQK2 自分が絶対に許せないものと,どうやって「対話」と「和解」を重ねていくのか,というテーマも伏線としてあったと思います。最近試写で見たロバート・ストーン監督の『パンドラの約束』でも,原子力と「対話」し,それと「和解」したのちに共存の道を選んだ元反核活動家が出てきます。

2014-01-04 23:13:32
井上リサ @JPN_LISA

@TobQK2 ロバート・ストーン監督の『パンドラの約束』は,監督も含めて,かつての反核活動家や環境活動家が数十年の時間をかけて,原子力容認,共存へと変わっていくまでを記録したドキュメンタリーです。監督自身も以前には『Radio Bikini』という反核映画を撮っていました。

2014-01-04 23:25:54
井上リサ @JPN_LISA

@TobQK2 こちらがロバート・ストーン監督『パンドラの約束』の公式です。本邦では今春公開。 http://t.co/Z5C1HwihiZ

2014-01-04 23:26:51
一色伸幸 @nobuyukiisshiki

「ゴロゴロは、あしたまで」(よくあたるモカさんうらない) http://t.co/oiAKp77Oes

2014-01-04 23:59:17
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