私退屈な日常に飽きたの。私を秋篠宮ではなく一人の佳子として見てくれた運命の人もっさん

彼の好きな五字熟語は秋篠宮佳子。秋篠宮佳子さまのお口にモスバーガーを突っ込んであげたいと日頃考えてる。そんなもっさんの恋愛小説。
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もっこみっち @mokkomitchi

75.難波に戻って晩ごはんを食べる一行。晩ごはんは鉄板焼である。今日の出来事で盛り上がってはいるが、昼間とは少し異なる雰囲気。古墳から明らかに佳子の様子が違う。どこか上の空な様子だ。見かねた美帆が言う。「佳子さー、夕方のあの変な人のことまだ考えてるのー?」(続く)

2014-01-26 23:21:00
もっこみっち @mokkomitchi

76.「え…?あ、ゴメン…」「確認だけど、変なこととかされてないよね?」「うん。大丈夫だよ。」「佳子さっきからなんかぼーっとしてるよ。ってか何なのあの人?あの人のせいでせっかくの楽しい旅行が邪魔されたしー。」「まぁまぁ。」確かにさっきから会話が頭に入ってこない。(続く)

2014-01-26 23:21:54
もっこみっち @mokkomitchi

77.どうしたんだろう。佳子は今の自分の気持ちのモヤモヤの正体が分からなかった。「佳子意外と押された勢いであの人好きになっちゃったんじゃないのー?笑」お好み焼きを頬張りながら茜がからかう。「はいはい。そんなわけないでしょ。」笑って返す佳子。(続く)

2014-01-26 23:22:42
もっこみっち @mokkomitchi

78.そんなこんなで晩ごはんの時間を楽しんだ4人。ホテルに着いて、部屋に向かう一行。4人部屋の広々とした空間。美帆はベッドに思いっきり飛び込んだ。佳子もベッドに腰掛けゆっくりしようと思ったそのとき、佳子の携帯が震えた。メールだ。アドレスだけのメール。(続く)

2014-01-26 23:23:25
もっこみっち @mokkomitchi

79.もしやと思い本文を見てみるとそこには予想通りもっさんからのメール。メールだ!そのとき佳子の中には確かに喜びの感情があった。何でメールがきて嬉しいんだろう?佳子はふと思った。告白は嬉しかった。しかし、自分はもっさんのことなど好きではないはず。(続く)

2014-01-26 23:24:31
もっこみっち @mokkomitchi

80.あの場では考えるとは言ったものの普通に考えてそこから発展するはずがない。いや、できない。だって仮に私がもっさんを好きになったとしても彼は大阪だけど、私は東京。彼はごく普通の人だけど、私は皇族。改めて自分が他人とは違う立場にいるのだと思い知った佳子。(続く)

2014-01-26 23:25:14
もっこみっち @mokkomitchi

81.…めんどくさい。めんどくさいや。そんなことを考えるのがめんどくさい。何でまたこんなことを考えてるんだろう。起こってもないことを何で起こる前から考えるんだろう。自分に苛立ちを覚えふと周りを見る。(続く)

2014-01-26 23:26:04
もっこみっち @mokkomitchi

82.すると、そこにはベッドで寝転がってる美帆、荷物を整理している茜、そして携帯を見ていた自分を眺めている夏美の姿があった。夏美と目が合うとどうした?と優しく語りかけるような表情をしてくれた。そうだ、今の私はそんなめんどくさいことを考えなくてもいい空間にいるんだ。(続く)

2014-01-26 23:26:40
もっこみっち @mokkomitchi

83.佳子の心にあったドンヨリとしたものがパーっと明るくなったような気がした。そうね。せっかくだし、ちょっと普通の女の子になってみよ。そう思った佳子は着信メールを開いた。 21:00のもっさん宅。座椅子に座りながら一人くつろぐもっさん。(続く)

2014-01-26 23:27:29
もっこみっち @mokkomitchi

84.特に代わり映えしないいつも通りの光景である。いつもと違う点といえばもっさんの表情くらいであろうか。彼の表情は明らかにニヤついたそれだった。夢心地という感覚もあるが、それ以上に佳子の可愛さが彼の興奮意識を増長させたのである。(続く)

2014-01-26 23:28:26
もっこみっち @mokkomitchi

85.佳子の天使のような笑顔にもっさんのハートは撃ち抜かれてしまった。普段の彼ならこの幸せな想いのまま眠りについていただろう。しかし今日の彼はギラついていた。その目は普段からは想像できない肉食系、いやもはや怪獣のそれだった。

2014-01-26 23:30:24
もっこみっち @mokkomitchi

86.怪獣系男子となったもっさんは早速佳子にメールをすることにした。 11/23。今日は昨日よりずっと寒くなったなー。そんなことを思いながらもっさんは大仙古墳にいた。そう、昨日佳子と出会った場所と全く同じ場所で。彼は佳子を待っていた。

2014-01-26 23:31:09
もっこみっち @mokkomitchi

87.昨晩のこと。怪獣系男子となって佳子にメールをしたもっさん。今日のことをもう一度謝った後に明日の佳子の予定を聞いてみた。想い続けた人とメールをしている。夢じゃないかと漫画のように頬をつねるもっさん。そこには少しの痛みしか残らない。(続く)

2014-03-07 23:54:21
もっこみっち @mokkomitchi

88.夢じゃないことを確認してドキドキしながら待っていると、佳子から返信がきた。『いえいえ。だいぶビックリしたけど嬉しかったよ笑。明日かー。みんなでUSJに行く(^^)v 』佳子のメールの顔文字の可愛さに思わず叫びそうになるもっさん。(続く)

2014-03-07 23:55:15
もっこみっち @mokkomitchi

89.部屋の壁が薄いため、大声を出さないように注意しながら「あー、あー、あー」と奇声をあげていた。落ち着いたところでUSJの話や今日の観光の話、更には普段の生活の話までした。とにかく佳子とお話がしたかったもっさん。(続く)

2014-03-07 23:56:36
もっこみっち @mokkomitchi

90.聞きすぎかな?とも思ったが、佳子の返信も早いことから佳子も純粋に自分との会話を楽しんでくれてるとも思った。もっさんにとってはそのことが何より嬉しかった。しかし今夜怪獣と化したもっさんは何とかして佳子をデートに誘おうと考えていた。(続く)

2014-03-07 23:57:19
もっこみっち @mokkomitchi

91.そこで思いきってこう送信した。『明日会うことってできない?』 佳子は悩んでいた。もっさんからの明日会うことはできないかというメールに。確かにメールでの会話は楽しい。

2014-03-07 23:58:57
もっこみっち @mokkomitchi

92.まだ男性と付き合ったことのない佳子にとってメールでの会話は新鮮だったし、さっきよりまた会ってみたい気持ちは強くなっている。しかし…部屋を見るとテレビを見ている美帆と茜と夏美の3人。みんなを差し置いて会うほどでもない。佳子はこの4人での旅行を心から楽しみにしていたのだから。

2014-03-07 23:59:43
もっこみっち @mokkomitchi

93.でも…何だろう。心にしこりのようなものが引っ掛かっている。すると、テレビを見ていた3人の会話が耳に入ってきた。「明日って何時にチェックアウトするのー?」「うーん、ユニバか海遊館どっちから行く?両方とも開くの10:00からだし9:00くらいに出ればいいんじゃない?」(続く)

2014-03-08 00:00:40
もっこみっち @mokkomitchi

94.「USJからがいいけど、遅くない?明日土曜日だし混むよー」「んーじゃあ8:00とか?あんまり早くしても起きれなさそうなんだけど笑。」明日はUSJと海遊館に行く予定の4人。生まれてから遊園地というものに一度も行ったことがない佳子にとってUSJは未知の世界である。(続く)

2014-03-08 00:01:38
もっこみっち @mokkomitchi

95.どう考えてももっさんに会う時間などない。そう思った佳子は断りの返信をした。『明日は会う時間ないや(>_<)』すると、すかさず返信がきた。メールを見る佳子。すると… 古墳で繋がった二人の運命の糸。このあと急速に引かれあうお互いの糸。(続く)

2014-03-08 00:03:41
もっこみっち @mokkomitchi

96.引き寄せたのは神様の仕業?愛する女性を想い続けた一人の男の純粋な気持ちがこの奇跡に導いたのであろうか?(第一部 出逢い 完)

2014-03-08 00:04:20
もっこみっち @mokkomitchi

【第2部】 97.日曜日。まだ午後4時だというのにもう日が暮れそうだ。本格的に冬になったなぁ。肌寒さを感じながら佳子はふと思った。3連休の最終日のこの日、東京に戻ってきたばかりの佳子。『無事に東京着いたよー\(^^)/』LINEの相手は大阪の青年である。(続く)

2014-03-08 00:05:34
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