Twitter上で「天使ちゃんマジ天使」とか「まいんちゃん天使すなあ」みたいな発言を見るにつけ、「ハテ天使とな?」と思うことが多い。前後の空気から察するに恐らく「(何人たりとも侵しえないぐらい聖性があり、かつ)かわいい」といった意味で使われているのだと思う。
2010-06-03 08:05:57決して、まいんちゃんが「神から使わされた御使い」言っているわけではないだろうと思うが、意外とそう思っている人もいるかもしれないし。
2010-06-03 08:06:11天使というのはその字面のとおり「神の使い」である。宗教書に描かれる天使はだから青年男子の姿をしているし、第一ごつくて強い。「天使=めっさかわいい」というイメージは、おそらくルネサンス期の絵画の影響だろうと思う。
2010-06-03 08:06:50フランダースの犬」でネロを迎えに来た天使は翼の生えた赤ちゃんみたいだったし。キューピーマヨネーズは思いっきり赤ちゃんだ。ってあれは天使じゃなくてキューピーットか。
2010-06-03 08:07:24でもキューピットはローマ神話の「クピト」が原型で、このクピトが後に(かわいい)天使像のモチーフになったとも言われる。ちなみにクピトは、ギリシャ神話の「エロース」と同一視する意見もある。
2010-06-03 08:07:41つまり、「**ちゃん、天使!」の一方でエロスな発言が混じってしまうのは、その人が変態だからではなく、クピト=>キューピット=>天使、と変遷させてしまった昔の絵師さんに責任があるのだとも言えるw
2010-06-03 08:08:27さて「天使=神の使い」であるが、妖怪的に言うと「日本オリジナルの天使てほとんどみんな妖怪だよな」とは妖怪萌えの俺的見方。
2010-06-03 08:09:09「使いor使役されるもの」的な妖怪というと、「鴉天狗、小天狗、青天狗」、「式神=陰陽師が使役したとされる」、狐は稲荷神の使い。狐はよく使役されていて、使役専門(?)の管狐なんてのもいる。
2010-06-03 08:09:39その他、魚、蛇、川獺、クモなどは水神の使いとされていたようだ。クモはそのグロテスクな容貌から、後に「大蜘蛛」「土蜘蛛」「絡新婦」等、完璧な妖怪に昇格(没落?)している。「天城越え」の唄に出てくる「浄蓮の滝」には絡新婦の伝説が伝わってますね。
2010-06-03 08:10:06以上は妖怪。「ホントの神の使い」に限定すると、やはり「八咫烏」か。タカミムスビから神武天皇の元に使わされた3本足の鴉で、サッカー協会のシンボルマークとしても有名だ。まあ何だかんだで日本オリジナルの天使(神の使い)は、「何それ妖怪?」的な話がわんさか出てくるので楽しい。
2010-06-03 08:11:00伝統的なビジュアルからすると、日本の天使たる妖怪たちには、かわいい属性もエロ属性もなさそうだが、意外とそうでもないし。絡新婦は「人間体の時は可愛いくて男に結婚を迫ったりする。夜になるとクモになって人間の生血をすする」なんて、ヤンデレ属性満載ではないか!
2010-06-03 08:12:02その他、使役妖怪は概ね萌え属性大ありだと思う。管狐なんて、萌え萌えビジュアルだったらマジ飼いたい。え?俺変態ですか?
2010-06-03 08:12:34ちなみに「ねこむすめ道草日記」では神社の狛犬や絡新婦がめっさかわいくキャラクター化されている。作者の「いけ」さんも最近Twitterを始められたようで先日早速フォローさせて頂いた上にリプライもらってめっさ嬉しいお。「ねこむすめ道草日記」もうすぐ第4巻が出るそうです。
2010-06-03 08:13:33使役=神に使われる、という意味では巫女、イタコなどもあるが、これは天から使わされてくるわけではないのでキリスト教的に分類すると、天使というより「預言者」の方が近いのかもしれない。
2010-06-03 08:13:56イタコと言えば「地獄先生ぬーべー」の”いずな”という女の子が、「管狐を操るイタコ」だった。いずなには全く萌えないが、いずなが管狐の人間体だったら萌える。以上、朝の妖怪ツイートでした。って何この結末・・・・。
2010-06-03 08:14:38あ、@Zeiramsさんに刺激されて書くんですが、僕はケルトの妖精好きで、 『妖精事典』まで持ってます。これは学術書として貴重なもので、非常に読みごたえがあります。しかし我が家に来てこれを見つけた人は「らくはは見える人なんだねー」と思うようです。見えません。
2010-06-03 08:35:43@rakuha 水木しげるによると「見えないものを無理矢理見る」のが妖怪力なんだそうで、私は「見えるの?」って聞かれたら「見えないけど無理矢理見るっ!」って答えてますっ!
2010-06-03 08:44:11