藤原提督の手記

プレイ記録を妄想で味付けした類の。 ・気の向いた時にのみ書いておりまして、間隔は飛び飛びです。 ・一部は諸事情によりカットしました。 続きを読む
0

序 『提督の随筆』

フジウズ @fuzzwall02

#提督の随筆  仙境。幽世。影の国。イェツィラー界。私は自らの存在する位相をそのように定義します。何となれば、私は私自身を、朧な影めいた存在であると認める故です。次の瞬間にはほどけて消える影法師のようなものですが、しかし私はそれを以って悲嘆の種とはしません。

2013-07-30 20:46:24
フジウズ @fuzzwall02

#提督の随筆  時も因果も枷を緩める仙境で、我が身の儚さなど殊更に嘆けるほど稀なものではないのです。そして、夢のあわいに在ることは、見ようによっては永遠と等価でもあるのです……が、このことを私が他者に語ると、哀れみの目で見られます。我が身を嘆いてはいないと申しますのに。

2013-07-30 20:47:04
フジウズ @fuzzwall02

#提督の随筆  医者に掛かることを薦められたりもしますが、存在の憂いは診療によって溶けるものでもありません。心配は有り難いのですが、どういうつもりで仰ったのか

2013-07-30 20:48:05
フジウズ @fuzzwall02

#提督の随筆  閑話休題。寄る辺無くも鎮守府に発生した私の当面の仕事はつまり、海の怪異との戦いです。深海棲艦と呼ばれる彼女らの本性は、¥今に至るも分からぬままですが、いずれ顕世においては、災禍と見做されるものでありましょう。

2013-07-30 20:49:25
フジウズ @fuzzwall02

#提督の随筆  仙境は顕世と重なる影であり、それが荒廃することあらば、諸共により暗きかたへと傾いて行くものなのです。

2013-07-30 20:50:27
フジウズ @fuzzwall02

#提督の随筆  ――差し当たりはここまでに致しましょう。提督の間で書き物が流行りと聞き及び、では自分も、と一念発起はしてみたものの、いざ筆を執れば、思考はまとまりもなく消え散るのみ。続きの章は、また、いずれ。

2013-07-30 20:51:15

言い訳など

フジウズ @fuzzwall02

なんかですねえ。他の方の提督の記録が羨ましくなってですねぇ。では自分の提督の足元を固めて何か書こうかと思ったのですが、それが何故こんなことに

2013-07-30 20:52:05
フジウズ @fuzzwall02

まぁつまり、この提督は自身を深海棲艦という厄災の顕れを浄化するために生まれたモノノケと認識しているわけですが、これ、あるいは普通に妄想じゃないですかね! ぶっちゃけ書いてて胃もたれしてきました!

2013-07-30 20:55:01
フジウズ @fuzzwall02

ともあれ、色々な意味で一番書きにくかったところは何とか書けた! これで後は比較的楽に提督の手記が書けますぞヤッター! ヤッター!! #血走った目

2013-07-30 20:56:52

南方海域強襲偵察

フジウズ @fuzzwall02

#手記 『南方海域への偵察任務は、私の艦隊にとっては半ば総力戦の様相を呈しています。沖ノ島海域における苦闘ほどではないとは言え、敵戦力は私の当初の予想を上回って強壮であり、哨戒戦の突破がままなりません。』

2013-08-04 17:00:38
フジウズ @fuzzwall02

#手記 『先任の提督たちにとっては慣れた敵なのかも知れませんが、この海域において、私の艦隊は初めて敵潜水艦と相見えました。姿をはっきりと目視できたわけではないようですが、索敵のため浮上したらしきタイミングを撮影した記録映像を精査したところ、頭部と思しき部位が確認されました。』

2013-08-04 17:04:40
フジウズ @fuzzwall02

#手記 『敵哨戒部隊主力の旗艦も、潜水艦であることが確認されています。我々が戦っている相手が字義通りに深淵の住人であるとすれば、波の下の脅威である彼女たちは、深海棲艦の本質に近い存在なのでしょうか。任務の間に、ふと気が付けば、泡のように思考の切れ端が浮沈を繰り返しています』

2013-08-04 17:05:32
フジウズ @fuzzwall02

#手記 『私自身は彼女らを「障り」「災霊」と認識していますが、この世界の律の中での彼女らの自己認識(※存在するとして)は如何なるものなのか、いまだ掴みかねています。あるいは陽光や風を求めて海上に封土を築かんとしているのか、沈める国での生存競争に敗れ、流刑者として現れたのか。』

2013-08-04 17:16:03

―第1海域突破―

フジウズ @fuzzwall02

#手記 『――何かが、砕ける音が、海原から胸の奥底に至り、骨を伝って響いたようだった』

2013-08-05 21:55:35
フジウズ @fuzzwall02

#手記 『結局最後までその姿を確と現すことなく、哨戒艦隊の旗艦潜水艦は、水底に還って往きました。これまでと違い、再浮上の気配は無いとのこと。正直、不滅の存在を相手にしているのかと、一時は焦燥を覚えたものでしたが(艦娘たちにはとても言えないことです)。』

2013-08-05 22:09:18
フジウズ @fuzzwall02

#手記 『日没前に戦闘は終結。全ての深海棲艦たちが撃破されました。彼女たちが砕け、沈んだ場所に発生した「門」(いわゆる建造物としての門ではなく、不確かな力場めいたものですが)は、これまでの例におけるそれとの差異は特に認めれなかったとのこと。

2013-08-05 22:35:45
フジウズ @fuzzwall02

#手記 (承前)つまりは、嵐の夜の海めいて狂おしく、艦艇の骸の横たわる水底めいて静謐で寂しく、冷たくも熱い何かであったと。 その「門」を潜って現れた彼女は、奇しくも敵旗艦と同様に潜水艦であり

2013-08-05 22:35:51
フジウズ @fuzzwall02

#手記 (承前)(墨で塗りつぶした跡) いえ、もう少し考えをまとめてから書くべきことかも知れません。何にせよ、また鎮守府の賑やか度合いが増しそうです。やることが、増えますね。』

2013-08-05 22:36:00

(この後は第2海域までは何とかするも、第3海域の攻略は諦め、後事は他の提督の方々に託しました。(戦力を鑑みてギブアップしました))

重巡古鷹回収

フジウズ @fuzzwall02

#手記 『書類不備で改修に回し、誰かと習合させて無形の領域に還してしまっていた重巡・古鷹の再召喚に成功。習合相手と思しき艦に残る霊脈を辿り、柏手を逆さに打ち、工廠スタッフに頭を下げて迷惑をかけること数え切れず。ともあれ「お隠れになった」状態ではなくなり、我ながら厚顔ながら、

2013-08-31 16:01:18