教室における対話とフィードバック

英語論文の読書メモです。 1)「探求の共同」を作る対話的な授業実践に関するアクションリサーチの論文と、 2)ピアレビューでフィードバックを与える側と受け取る側の成長を比較した論文 続きを読む
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すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

Wells&Arauz(2006)Dialogue in the Classroom, the Journal of the Learning Sciences, 15(3), 379-428 読んだ。教室内での対話的なやりとりについての論文。

2014-01-04 10:53:31
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

やっぱりアウトプットしないと頭に入らんのかも。

2014-01-04 20:59:47
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

Wells&Arauz(2006) monologue:十分な意味の伝達 dialogue:新たな意味の生成 と位置づけ、ディスコースの種類は目的にあわせて選ぶべきだとした上で、

2014-01-04 21:38:42
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

「どのようなカリキュラムへのアプローチのもとでダイアローグが自然に起こるか」 「どのような状況下で生徒の視点が考慮に入れるべき重要なものだとされるか」 を問うアクションリサーチ。

2014-01-04 21:39:05
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

授業でcommunities of inquiry(探求の共同体)を作ることを試みる教員たちの授業中のやりとりを分析。

2014-01-04 21:39:41
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

スクリプトから、やりとりをどんなふうに始めるか、生徒に対するフォローがどのようであるか等、7年に及ぶプロジェクト初期と後期での変化を質的・量的に検討。

2014-01-04 21:40:16
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

結果、探求志向を採用することで、対話的なやりとりが増えていることがわかった。具体的には、シーケンスが生徒によって始まることが増えたり、答えがわかっている質問が減ったり、生徒が発言した後に教員が評価をしないなど。

2014-01-04 21:40:37
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

このようなディスコースの特徴: 1:問題解決の場面で生徒たちは自分の貢献の結果を認識。得られる結果は予め決められたものではない。 2:同じ目標に向けて協力する→満足が得られる 3:collaborative knowledge buildingの利点=個人とグループの互恵的発達

2014-01-04 21:41:09
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

これらの特徴はBereiter(1994)の言うprogressive discourseを特徴づける。このようなディスコースでは生み出される知識が参加者にとって新しいものであり、以前の理解よりもまさっている。

2014-01-04 21:42:04
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

ありうる反論 1)ダイアローグが有効なのは論争的な文脈に限られるのではないか 2)ダイアローグはカリキュラムをカバーするための教員による指導をじゃまするのではないか

2014-01-04 21:42:24
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

反論への反論 1)今受け入れられている結論を理解するには対立する論について知る機会を持つのは大事。 2)生産的なダイアローグの仕方を学ぶことは、異なる観点から考えたり、自分の意見の根拠付けをしたり、相手の意見をよく聞くのを学ぶことになるし、別に全部の授業がダイアローグでなくてもよ

2014-01-04 21:43:03
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

初期と後期を比べると、ダイアローグの起きる状況が「これからの活動について話すときにたまたま」から「復習したり理解を深めたりするためにわざと」と変化。

2014-01-04 21:43:19
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

対話ディスコースを選択するかに際して、生徒にとって「問いの形式になれているか」「リスクをとって貢献することができるか」も大事な要素。

2014-01-04 21:43:33
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

教員は座長としてフロアのコントロールをするが、議論の内容のコントロールをするわけではない。

2014-01-04 21:43:50
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

対話的なやりとりの中では、教員から始める時に実質的な質問ではなく話す人の指定をしたり。生徒の発言の後、受け止めるが評価はしなかったり。

2014-01-04 21:44:05
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

これはなるほどと思った。その場で発言の良い悪いを評価しない方が安心して議論できる気がする。ただ貢献に対するacknowledgeはすると。

2014-01-04 21:47:45
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

てな感じでつぶやいてみたけど、やっぱり何がポイントなのか頭の中で整理できてないなー。他の人が読んでも意味わからんのではないだろうか。

2014-01-04 21:49:06
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

明後日までに下書きを出さなきゃいけない論文プロポーザル。先行研究レビューをどうしようかと今になって何本もダウンロードして印刷しとる。

2014-01-04 23:59:34
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

面白そうなの見つけた。Lundstrom&Baker(2009)ピアレビューでフィードバックを与える方が受けるよりも自分のライティングが向上するという話。Journal of Second Language Writing 18, 30-43

2014-01-05 00:02:07
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

3ページ目でSager(1973)によればルーブリックを使ってライティングを評価する方法を学んだ生徒に改善が見られたと書いてある。マジか。ここでルーブリック!

2014-01-05 00:34:08
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

Lundstrom&Baker(2009)To give is better than to receive: the benefits of peer reviewer's own writing ピアレビューでフィードバックを与える側ともらう側の成長を比較した量的研究。

2014-01-05 01:48:16
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

英語を第二言語として学ぶ生徒たち(初級と中級)をフィードバックを与えるだけのgiverグループと受け取るだけのreceiverグループに分けて、前後のライティング課題の出来を比較。

2014-01-05 01:49:58
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

最も伸びが大きかったのは初級のgiverグループで、receiverに差をつけている。特に内容や構成に関わる項目global levelで伸びている。

2014-01-05 01:51:54
すまう(Hitomi Nakajima) @sumaus

中級では伸びは小さくgiverとreceiverの差もあまりない。ただしピアレビューが初めてというような人を分けてやると、その人たちの伸びは大きい。

2014-01-05 01:52:54