鶴岡市の農業の未来は? 農業者等との意見交換会から

2014年2月4日開催の【農業者等との意見交換会】まとめ(主催:鶴岡市農業委員会)。基調講演は、全国農業会議所 農地・組織対策部次長・橋本和孝氏。 出席者は認定農業者会議、JA鶴岡、JA庄内たがわ、農業委員会、鶴岡市農用地利用調整委員会など。僕は鶴岡市議会産業建設常任委員会の一員として参加。
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田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

会場からのQ:需給バランスが取れない場合は? A:遊休農地対策から始めたので、「まずは農地を確保して、整備していく」方向だった。しかし、絶対借り手がつかない農地は整備してもムダ。機構も取得しないのでは。但し、従来の地域の常識を超えた、新たな担い手が出現する可能性も否定できない

2014-02-04 15:04:28
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

Q:機構と市町村と農業委員会の業務棲み分けは? A:機構の業務は、本来農業委員会が担うべき仕事。予算取得のためには県レベルで組織を整備し、市町村が委託を受ける必要があっただけ。農業委員会はいろんな仕事ができる組織だが、業務が明確でないため、怠慢な農業委員会も存在する。

2014-02-04 15:08:25
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

意見交換会。認定農業者会議、JA鶴岡、JA庄内たがわ、農業委員会、鶴岡市農用地利用調整委員会、そして鶴岡市議会産業建設常任委員会が参加。 #鶴岡市 http://t.co/nwdqpDG97T

2014-02-04 16:26:12
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田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

「鶴岡市総合計画 後期基本計画」素案http://t.co/nf8WwvLulZ 昨年12月の総合計画審議会に提示されたもの。総合計画とは、市政運営の基本的かつ総合的な指針総合計画審議会委員に女性と若手が少ないことにガクゼン!専門委員会はそれなりのバランス。 #鶴岡市

2014-02-09 01:22:57
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

鶴岡市総合計画 後期基本計画 第4章について【恵まれた豊かな自然と風土を生かし、人と人の交流を図りながら、産地の「顔」づくりと安全で安心な食料づくりを進め、農林水産業をいきいきと発展させます】

2014-02-04 16:41:02
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

1節(1)担い手の育成・確保:認定農業者・農業後継者・新規就農者など。 集落営農などの組織化・法人化の支援

2014-02-04 16:42:19
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

1節(2)売れる米づくり。園芸作物の振興。大豆・蕎麦など転作作物の安定化。在来作物の生産振興と消費拡大。畜産をきちんと位置づけ。庄内米、メロン、だだちゃ豆、温海かぶなどブランド力の高い農産物を牽引役に、鶴岡ブランドの確立。中山間地では新規需要米や振興作物への誘導、蕎麦の生産振興。

2014-02-04 16:44:53
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

1節(3)環境保全型農業の推進:有機農業への全市的取り組み。耕畜連携による有機性堆肥の活用・環境保全型農業の推進。鶴岡市独自の農産物認定認証を活用した鶴岡ブランドの確立。消費者や子ども達が環境保全型農業に親しみやすい環境づくりと、生物多様性の保全。

2014-02-04 16:47:34
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

1節(4)農業生産基盤と農山村の環境整備:優れた景観の維持保全、農山村集落の防災対策・生活環境整備。有害鳥獣被害の実態把握と農作物被害防止対策。人と野生鳥獣の棲み分け対策

2014-02-04 16:49:07
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

4節(1)多様な主体の参画による農山漁村づくり:地域住民の自主的な組織づくり、サポート体制の拡充。地域リーダーの育成、農地保全管理などへの多様な主体の参画。

2014-02-04 16:50:49
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

4節(2)交流人口の拡大による地域の活性化:地域資源の掘り起こし、「鶴岡ツーリズム」の開発。鶴岡の農林水産業への「応援団」づくり。体験プログラムの拡充で交流人口拡大。中高生の教育旅行の受け入れ体制整備。短期・長期・定住など「交流居住」を推進

2014-02-04 16:56:36
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

第5節【農林水産業の6次産業化の促進】は新規(1)農林水産業の6次産業化の支援:マッチングなど農商工観連携の推進。(2)地元高等教育機関や県立試験場などとの連携で、付加価値の高い加工品開発。(3)地産地消の推進:産直販売・農産加工の積極支援、学校給食の地場産物利用促進、食育促進

2014-02-04 17:02:10
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

26年度からの農政改革への、農業関係者からの意見:安倍政権には、里山の維持・保全への視点が不足している。/1割の農家だけが歓迎し、大半の農家はとまどっているのが実情。

2014-02-04 17:09:42
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

意見:中山間地でも「農地が足りない」声が出ている。マッチングができていない。農地情報を一元化し、ホームページなどで情報提供する必要がある。

2014-02-04 17:10:12
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

意見:27年度以降、認定農業者ではない兼業農家が経営破綻する恐れが。意欲ある人を認定農業者にするか、認定農業者に農地を集約してもらうかの二択では?「スーパー認定制度」も検討すべき。

2014-02-04 17:13:13
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

意見:自給率を上げるための「二毛作」推進のためには、助成金が安すぎて意欲が湧かない。

2014-02-04 17:14:44
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

意見:長年に渡って主食用米を作ってきた誇りがあるので、飼料用米=「エサ米」への転作には抵抗感が強い

2014-02-04 17:15:41
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

意見:10年後は農家が20〜30万戸に集約されていくはず。現在の想定では経営が成り立たない。欧米のように、集約された農家の所得確保・保護が必須。

2014-02-04 17:17:02
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

意見:集落内の非農業者(農業をリタイヤした人を含む)への配慮が不可欠。共同での農地保全作業を分担するにも限界がある。

2014-02-04 17:18:27
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

意見:安倍政権は食料は守るつもりのようだが、農家と農地は滅びてもいいと思っているのではないか

2014-02-04 17:19:32
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

意見:農地や水の保全は集落全体で取り組んでいかねばならない。性急な移行は、集落の人間関係に歪みを生む

2014-02-04 17:21:17
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

橋本次長:里山には「農地トラスト」の考え方を取り入れ、民間資金も入れていく必要がある。機構は国家予算の中だけで発想しているので、限界がある。機構はただのツール。どう活用するかは農業委員会しだい。農家の所得増には鶴岡市ならではのマネージャー的人材育成が必須。

2014-02-04 17:23:48
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

意見:出作(でさく)の農家には直接支払交付金が入らない。地元の集落には請求しにくいので、配慮してほしい。

2014-02-04 17:24:55
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

意見:既に整備が進んだ農地では使いにくい制度にみえる。土地改良区でも活用しやすい制度があれば、農家の土地改良負担金を下げてあげられるのでは。

2014-02-04 17:26:53
田中宏@鶴岡市議、音楽家 @tanaka_hiroshi

鶴岡市の農業政策に関する僕の意見:「森林文化都市」を標榜する鶴岡市としては、平野部での農業だけでなく、中山間地や海岸部も含めた「森里海連環」を考えていきたい。エネルギーシフトと循環型農業への方向性を強化するべき#鶴岡市

2014-02-08 09:58:48