シンポジウム「アフター・リアル・アノニマスデザイン」

2014年2月9日にきょうと工芸繊維大学60周年記念館で行われた 「アフター・リアル・アノニマスデザイン」の模様をまとめました。
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Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

今回集まった1970年以降生まれ(=ジレンマ世代w)がシステムやサービスデザインのレイヤーにも情熱的に取り組んでいるのは、ひとつには情報化やグローバル化という時代の変わり目だということと、30代というキャリアの初期に既存の権力に対抗して新たなポジションを確保する必要があったから。

2014-02-11 12:25:04
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

でもそれは、あくまで30代の仕事。40代は再びプロダクトの層にこもる必要もあるかも知れない。デザイナーにとってプロダクトとは、そのようなキャリアデザイン上の意味を持っている。50代くらいになって社会的な立場が変わったら再びシステムデザインに注力する必要が出て来るかもしれない。

2014-02-11 12:27:23
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

会場からの質問。20代に何をなすべきか。30代のデザイナーたちは広く浅く活動しているように見える。登壇者の答えはひとつ。20代は何か深く掘り下げるべし。僕もフリーペーパーを作り始めて幅広く議論を仕掛け出したのは30歳になってからだった。みんなそう。

2014-02-11 12:29:56
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

でもいつまでもフリーペーパーを作り続けているわけにもいかない。徐々にプロダクトにまとめて行かなくては行けない。プロダクトデザイナーなら食器や家具、建築家なら作品や著書、というように。

2014-02-11 12:31:50
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

という話をしたあとで、柳原君の事務所に行ってみんなで鍋をごちそうになって、そのあまりにの完成度に驚いた。味や盛りつけもそうだが、それを裏付けるための知識と訓練。ずいぶんと勉強を重ねたことがわかる。

2014-02-11 12:34:06
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

それは一見プロダクトデザイナーとは関係のない趣味のように見えるがそうではない。ホテルやレストランのインテリアや食器をデザインする彼にとって、料理を知ることは必要なことなのだった。彼がなぜ突然大阪の都心から京都の山奥に突然事務所を移したのか、その理由を垣間みた気がした。

2014-02-11 12:36:05
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

スタッフも減らして、山奥へこもって、料理の勉強をする。次のステップに行くために彼はそれを選んだのだ。僕が大学で大人数の設計教育にのめり込み、行政の委員会に出て、原稿を書いたりしているのも、家成さんが小豆島でセルフビルドで建築を作るのも、フィールドは異なるがそれぞれの「勉強」。

2014-02-11 12:42:18
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

いつしか忙しくなって、お互いの近況も知らないままだったなあと気付くなど。2009年くらいは月2回は大阪へ通って、お互いプレゼし合って、議論し合って、一緒に展覧会をやったりフリーペーパーを作ったりしていた(例 http://t.co/BUe9FeL3Ag)。それが基礎になった。

2014-02-11 12:46:03
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

今回は久しぶりにお互いの仕事を知ることができて、こういうの定期的にやらないといけないね、と再確認するなど。東京でも76会をやっているけど、こういうのはトレーニングみたいなもので、たくさんやったほうがいいなと。

2014-02-11 12:49:05
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

フリーペーパーをライブで作成するという試みも久しぶりで楽しかった。初回の2008年1月19日の熱気と感動は忘れられないが今は昔。もう6年も前。 http://t.co/mjRwCIRcXv

2014-02-11 12:55:52
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

でも、メディアづくりのプロとして独立した山崎さんや刈谷さんと、建築家である私とでは「オルタナティブなメディアを作ること」の意味が少し変化したかな。自分にっての「勉強」の対象が変わったかも知れない。

2014-02-11 12:58:15
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

というわけで今回のイベントを企画して下さった山崎さん、岡田さんほか、関係者の皆さん、どうもありがとうございました。

2014-02-11 12:58:59
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

川勝さん、まだ若いなー(disではないよw)。システムやサービスを動かすためにに、時にプロダクトの力が要る。デザイナーはそのことにいつか向かい合う。

2014-02-11 13:04:02
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

それに包摂と動員を対抗させちゃっているところがステレオタイプではないか。僕は教育や政治の実践を通じて「包摂」するための「動員」について考えている。社会で動こうとしたら仕組みだけいくらオープンにしても社会が動かなければ意味がないことに気がついたからである。

2014-02-11 13:07:10
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

先ほどリアルアノニマスデザインの感想を連ツイしたばかりですが、満田邸の感想をまた後ほど。

2014-02-11 13:50:56
Ryuji Fujimura @ryuji_fujimura

藤本さん、浜松の長谷さん、川勝さん、羽鳥さんから「作ってない」「作らないほうがいい」とdisられ続けている件について。

2014-02-11 14:55:29
羽鳥 達也 Tatsuya Hatori @_HATORI_

震災による事故。景気後退、人口減少による既存システムの齟齬が認知された後、これまで背景化していたものが、どう前景化し、サービスやシステムに介入したクリエイターたちの動きのさらにその後、プロダクトや建築はどう前景化し、背景化していくのか。という問題かと。#arad0209

2014-02-11 14:56:32
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