１２月２５日の時系列のエンカまとめ

源 風香 @huka_tis

@Togiya_0822 風香】「……金烏、君は、」ちら、と枕から顔を出し、言葉には答えない。「嫌じゃ、ないの？」彼の気持ちを知っているから、素直に受け入れられるのか、と何処となく申し訳なさそうにしながら問いかける

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@huka_tis 玉兎】「風香が彼を選んだんなら、僕がどうのこうの言った所でどうしようもないよ。嫌じゃないさ」

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玉兎】嫌じゃない、なんでそんなことを聞いてくるのか。嫌だ、と言ったら彼女はどうするというんだろうか。

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玉兎】至っていつも通りの声、素振りで答えよう。結果は受け止めるしかないから。

源 風香 @huka_tis

@Togiya_0822 風香】「選んだ、っていうか……選んで、くれたから？」少し首をかしげ、とりあえず答える。風香から見て彼はいつも通りだ。ただ、いつも通りすぎて何の感情もないのか疑問に思う。「……」なんとなく、手を伸ばして彼の袖を掴む

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@huka_tis 玉兎】「…そこに風香の意思はちゃんとあるんだよね？」横目で彼女を見ながら問いかければ丁度服の袖を掴まれた。「…なんだい？」

源 風香 @huka_tis

@Togiya_0822 風香】「望んでくれるなら、答えたいとは、思った。ぽつ、と言葉を返し、「……」問いかけられて言葉が出ない。「……なんでもない」そう言って手を離す。本当にただ、なんとなく掴んだだけで意味はなかった

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@huka_tis 玉兎】「僕の時は、…、」答えてくれなかったよね、なんで、と。感情がこみあげてくるが押し殺し。言葉も呑み込む。

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玉兎】ただこの結果から唯一わかることは自分はその彼に劣っていた、ということ。彼女を縛りつけていただけで支えにもなれてなかったのだろう。

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玉兎】（でも、）

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玉兎】この結果でいいのかもしれない。彼女の選択は正しい。そう、静かに、静かに思う。

源 風香 @huka_tis

@Togiya_0822 風香】「？」首を傾げ、いいかけた言葉の意味を考える。「……金烏君は、私も同じ気持ちを、抱いてほしいって……」いったから、と俯く

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@huka_tis 玉兎】「言ったね。…いや、いいや、とにかく、おめでとう風香。彼と仲良くやっていくんだよ。…ああ、香たちに伝えて赤飯でもたいてもらおう、」独り言のようにいつもよりわずかに早くまくしたて、立ち上がる。

源 風香 @huka_tis

@Togiya_0822 風香】「……ありがとう」呟くように返し、立ち上がる彼の腕を掴む。「……赤飯は、いいから。ここに居て」それは、残酷だろうか、と思いながら、そう思ったのは言ってしまった後。

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@huka_tis 玉兎】「・・・」普段なら振りほどいてでも行くが今腕を掴んでいる相手が惚れた女が相手なので、振りほどくわけにもいかず。足を止めて静かにベッドに腰掛けるとギシリとスプリングが軋んだ。

源 風香 @huka_tis

@Togiya_0822 風香】「……ごめん」隣に座る気配にほっとし、腕を離す。「……」ただ、何か話すこともなく、俯いて枕に顔を埋めたまま何も言わない

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@huka_tis 玉兎】「…別に、」こちらからも何も話すつもりはなく、というより話す気になれず。ただ室内にコチ、コチと時計の秒針の音が響く。

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玉兎】（コイビト、…か、）

ーーー @Togiya_0822

玉兎】自分にはもう一生涯縁のない響きになるだろう言葉を頭の中に広げる。

ーーー @Togiya_0822

玉兎】コチ、コチと時は確かに未来へと進んでいた。

源 風香 @huka_tis

風香】こちらからも何も言わず、時間だけが過ぎて行く。時計の音と、お互いの息遣いだけが部屋に響く。

源 風香 @huka_tis

風香】「……」無言で枕の中に顔を埋めたまま。渦巻く感情はよくわからない。名前はあるのだろうか。