３月２９日

源 風香 @huka_tis

【８月２８-２９日：夢】

源 風香 @huka_tis

風香】さらり、さらり、と目の前を砂が流れている。まっさらで、透明で、混じりけのない砂の時計。上から落ちる砂によりしたの砂に山ができ、高くなったり低くなったりを繰り返している

源 風香 @huka_tis

風香】上にある砂は、下にある砂よりも少ない。さら、さら、ときれいなすなが絶え間なくこぼれ落ちていく。

源 風香 @huka_tis

【時系列訂正 ８月２８-２９日× ３月２８日-２９日○】

源 風香 @huka_tis

風香】その砂時計のなかに、風香はいた

源 風香 @huka_tis

風香】たくさん流れた砂は体の半分以上になっていた。昔はもっと少なかったのに。そう思う。

源 風香 @huka_tis

風香】瓢箪のような形のガラスの外側を見る。透明で、景色は全く崩れていない

源 風香 @huka_tis

風香】外には人がいた。たくさんの人が。金、白、黒、灰、茶、青紫。

源 風香 @huka_tis

風香】ぽっかりと、それだけがとても鮮やかだった

源 風香 @huka_tis

風香】色はこちらに気がつかない。すうといとを引いてそ知らぬそぶりでどこかへ消えていく。

源 風香 @huka_tis

風香】どうしてだろうか、そう思ってガラスに体を預けてみる。こちらから見えてもあちらには見えないのだろうか

源 風香 @huka_tis

風香】砂はさらさらこぼれていく

源 風香 @huka_tis

風香】たんたんと、変わることなく、なにかの力に従って一定の量を排出し続ける

源 風香 @huka_tis

風香】外には色がたくさん、流れていく。その１つとしてこちらを見はしない。あちらへ行ければ見てくれるのだろうか。

源 風香 @huka_tis

風香】ガラスに手を振れる。壊れはしない。行けはしない。なんだか悲しくなって、そんな心地で色を見る

源 風香 @huka_tis

風香】わたしにいろはついていなかった

源 風香 @huka_tis

風香】砂と同じ、透明だった

源 風香 @huka_tis

風香】ああ、だから見えないのか。納得する。けれど、悲しい。

源 風香 @huka_tis

風香】わたしはここにいるのに

源 風香 @huka_tis

風香】そう思う。けれど、きっとそれは届かないだろう。こぼれ落ちた砂を掬い上げると、さらりさらりと柔らかなすなが手のひらから流れ落ちていく

源 風香 @huka_tis

風香】砂をかきわけ、中央まで向かう。こぼれ落ちてくる砂を手のひらで受け止め、高く高く掲げる

源 風香 @huka_tis

風香】蓋をしてしまえばもう流れないだろうか

源 風香 @huka_tis

風香】そうしたら色のある場所へいけるだろうか

源 風香 @huka_tis

風香】けれど、手は届かない。砂は止まることなく、さらさら流れ続けている。何かに従って

源 風香 @huka_tis

風香】なんだかがっかりして、もう一度外を見る