ソ連戦車小話~60年代までの防御装置(金網, ERA, APS, そしてCIWSもどき)

40~60年代に検討されたソ連戦車の防御システム(等)についていくらか ・前方掃射機銃について ・戦車防御スクリーン ・爆発反応装甲(ERA)のはじまり ・アクティブ防御システム(APS)はじまり 続きを読む
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(いきなり余談)前方掃射機銃について

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

T-54の前方掃射機銃は、機銃本体を完全に外に配置することで前面装甲に穴をあける必要をなくしている。実際防御上好ましく、前時代的どころかむしろ極めて先進的な装備なのです。装甲にでかい穴をあけてボールマウントくっつけてたパーシングなんかとは比べ物になりせん(偏見に溢れた見解)

2014-02-11 16:20:25
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

そも、アメリカ戦車の車体機銃なんて(ごく一部の例外を除いて)照準器はついてなくて、曳光弾の飛び方を見て照準つけるようになってるんです。どうせ当たりゃしません。だったらソ連みたいに固定式にしちゃったって問題ありません

2014-02-11 16:28:39
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

だったら無くてもいいじゃない、というのも多分尤もな意見で、だからこそ最終的に無くなったんでしょうどもね

2014-02-11 16:37:23

戦車防御スクリーン

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

T-54にIS-4だの7だの、あのあたりの戦車にはシュルツェンやスラットアーマーっぽいものの装着も検討されてたのね。45年8月に出された次期自走砲開発計画でも「パンツァーシュレックのような歩兵用成形炸薬発射機/投擲弾への効果的な防御」が要求されていたけど、それと同じ流れかしら

2014-02-12 23:41:28
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

60年代にT-54, 55, 62戦車向けに開発された「戦車防御スクリーン」とな http://t.co/E5LGhxeUlt HEAT弾に対する防御が目的で、不要な時は傘のように畳む。防御効果はあったものの、草木がひっかかって不便なのと、複合装甲の目途が立っていたので没に

2014-02-13 00:03:06
名城犬朗@C103二日目 東3ホール A65ab @pk510bis

↓RT やりたいことはよく分かるけど、これは・・・(;・∀・)

2014-02-13 00:24:12
名城犬朗@C103二日目 東3ホール A65ab @pk510bis

Sタンクだと、さっきのアイデアが上手くいってしまうのは面白い http://t.co/ztr1u6IfAh キャラ立ちハンパナイ

2014-02-13 00:28:07

爆発反応装甲(ERA)のはじまり

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

爆発反応装甲のルーツはどこにある? 日wikipediaにはドイツのマンフレート・ヘルト1970年に特許を取得したとあるけども、英および露wikipediaにはソ連のボグダン・ヴォイツェホフスキーが50年代に同様なアイデアに至っていた、とある

2014-02-13 20:28:17
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

ヴォイツェホフスキーは1956年にこのアイデアを発想し、57年から実験が始まる。試験では、60度の角度に置いた100mm装甲に爆薬の層を配置し、これによって400mmの装甲貫通力を持つ成形炸薬弾を防ぐことができると確認された

2014-02-13 20:38:49
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

この研究をもとに1963年からT-55戦車向けの爆発反応装甲の開発が行われる。これは28kgの爆薬を内蔵し、装甲貫通力450mmまでの成形炸薬弾に耐えるものだった。けれども、乗員や外部・内部の装置に損傷を与える可能性や、爆薬コンテナの銃弾や破片に対する耐性に疑問が呈される

2014-02-13 20:46:48
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

そうして1965年、ソ連での爆発反応装甲の研究は一度ストップしてしまう。以後、戦車の防御システムについての研究は一旦アクティブ防御システムの方へと舵を切る

2014-02-13 20:49:39
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

……という流れで合ってるのかしら。正直戦後のなんかはサッパリわからないので、全然違う事言ってやしないかどうか不安な

2014-02-13 20:50:00
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

前にも言いましたが、やっぱり「戦車はじめて事典」みたいな本が欲しい気がします。「初めてAPCRを採用したのはどの戦車なのか? 複合装甲っていつ出来たの? 最初の滑腔砲は? なんでそれが必要だったの?」なんて風に、戦車にまつわる諸々をルーツとその理由を踏まえた上で解説してくれる本

2014-02-13 20:58:47
名城犬朗@C103二日目 東3ホール A65ab @pk510bis

↓RT 超ほしい。レオ1の変速機は、ロッドやワイヤーを用いるのではなく、電気信号で電磁弁と油圧装置を動かして変速するんだけど、当時既に普及てたのか新しいものなのか分からない。M48はロッドを用いるんだけど。

2014-02-13 21:05:57
名城犬朗@C103二日目 東3ホール A65ab @pk510bis

レオ1の変速操作はどういうものかに加えて、当時として新しいのか普通なのか、どういうメリットとデメリットがあるかまで書かないと、おもしろくないよなぁ。単に構造を解説されただけで、位置づけして楽しめる人は少ないよ、

2014-02-13 21:12:17
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

「こういうものがある」ということは割と簡単にわかる気がするけども「元々なんでそれが必要になったの?」という疑問はなかなか答えを探しづらい気がするのです

2014-02-13 21:00:56

アクティブ防御システム(APS)のはじまり

えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

話を戻して、ソ連で爆発反応装甲の研究が一度ストップしてアクティブ防御システムに研究の軸足が移されたという話。これ実は、歴史が古いのはアクティブ防御システムの方だったりするみたいです

2014-02-13 21:04:27
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

戦車のアクティブ防御システムというとすごく最近の発明のようなイメージがありますけども、意外やソ連でこの研究が始まったのは1944年にまで遡る。これは戦車の外側に成形炸薬弾を置き、そのジェットによって飛来する弾体を破壊する。アクティブ防御と爆発反応装甲どちらなんだか悩む代物

2014-02-13 21:11:05