ジェイソン、リバーダンスについて語る
ジェイソンのインタ、面白い!コーリはもちろん、ローヒーンがこんなにビジョンのある人だとは。長いんで大雑把に。 客からスタオベをもらうような演技はコーリの考え。”あのプログラムの全ては、審判が得点を上げて上げて上げまくりたくなるほど、観客を盛り上げることにあるの”とコーリ。そう盛り
2014-02-14 12:34:552)あがるようプログラムは作られている。コーリもローヒーンもオリンピックの経験はない。リバーダンスは1枚の紙から始まった。まず必要な要素や守るべきルールを書き出して、時系列で何がどこにどうはまるべきか、クロスワードパズルのようにはめていく。パソコンには”たぶんジェイソン”という
2014-02-14 12:40:283)フォルダを作り可能性のある音楽をためる。”パールハーバー”をFSに考えたが、ローヒーンが閃いた、コレを滑るんだとリバーダンスを提案。ジェイソンは”本気?こんなのできないよ”。ローヒーン”今までにやったことないだろ?それがまさにオリンピックの年というものだよ”。コーリはダンサー
2014-02-14 12:44:534)はやってるけどシングルスケータはあまりないし”と。でも”彼の若さなら、今これを滑るのが一番いい時期かも。だって忍耐力とかスタミナは今から4年後より今のほうがベストだろうから”。(さすが冷静だコーリ)その日のうちにスローパートを除いて最後に盛り上がる編曲を。でもまだ懐疑的な二人
2014-02-14 12:49:205)にローヒーンは”君らが間違ってたと証明してみせる。皆きっとこのPGを好きになる”。ローヒーンはビジョンの人で、それをおし進めるのだ。彼自身、今でもさらっと4回転を跳んでみせる。振り付けの正式なトレーニングはうけてない。お偉いさんからもっと有名な人を使うようプレッシャーをかけら
2014-02-14 13:00:156)たが(へぇ)、”ローヒーンの才能にとりジェイソンは完璧なキャンバスだと'思う”とコーリ。曲を決めた翌日、ローヒーンがPGの要だという要素、ストレートラインから。彼が30秒滑ってみせ、コーリがそれ見て鳥肌たった。(ローヒーン、自分であれできるんだね)5秒分作るのに2時間かかる。
2014-02-14 13:04:377)ストレートラインを足だけで躓かずにきでるまで3週間かかった。それから腕や体の動きを足した。初め審判を見つめるが、実はジェイソンは目が悪いので誰の顔かわからない。ローヒーンによるとストレートラインの後の90秒が最もハード。ステップでエネルギーを使ったのにまだ疲れたり難しそうに
2014-02-14 13:10:028)見せてはいけないからだ、とローヒーン。このFSには休む所がない。スピンをする時ぐらいだ。初めジェイソンは毎日のように”無理だよー”と言った。昨年コロラドに移ったのはコーリ曰く高地での訓練、10代の子の成熟を早める、オリンピックセンターの施設が近くにあるから。(ジョシュアらの)
2014-02-14 13:14:389)いるワールドアリーナに行く予定がモニュメントのリンクへ。寒くて氷が硬くトレースが残りにくい。でもワールドアリーナほど人気がないので邪魔されずにおもいきり練習できる。リバーダンスは通しだけで100回以上滑った。ぎちぎちの内容に、ジェイソンはやることを減らしてよと何度も頼んだ。
2014-02-14 13:18:3510)でもシニアの1年目は強さを印象付けないと。クアドがないのでどのスピンもどのジャンプの出入りもどの詳細もポイントをかき集めるため洗練されなければ。(ポイントが必要なのよ)、計算しなさいと彼にコーリは言い続けた。PGの詰まり具合が挑戦だった。普通夏までにはクリーンに滑れるのが、
2014-02-14 13:25:5011)これは9月、最初の試合の1週間前にようやくクリーンに滑れた。プログラムをやる前や途中ですらも泣くこともあった。途中で息が出来なくなるのではと恐ろしかった、とジェイソン。コーリ自身も無理ではと思うこともあったが、少しづつ進歩することで心配がやわらいでいった。夜ベッドで
2014-02-14 13:30:2112)成功を想像しながらジェイソンは”なぜ理解はできるのに、滑る事ができないんだろう”と思った。 6月にブロードムアでジャンプを減らした形で滑った。審判が講評をくれた。ある人はリバーダンスは使い古されているといい、ある人は要素の始まりと終わりがはっきりしないと。でもそのあいまいさ
2014-02-14 13:48:2813)こそローヒーンの狙いだった。”審判にこれがフットワークだこれがスピンだとわかりやすくしてやるとこが俺の仕事じゃない。よどみないひとつの作品を作ることがだ”と彼。審判が要素を見逃したり間違って採点したら?と激論になったことも。8月のキャンプスキャンプでも評価はまだ半々。
2014-02-14 13:52:3714)審判に伝わりやすくするためにもPGにストーリーが必要ということで、コーリは”攻撃されている村をダンスを使って救うヒーロー”という筋を作る。さらにスケアメの後には滑っているときいつ何を考えているべきか、細かいリストを作った。スピンの入りには柔らかい膝、最初のステップには売り
2014-02-14 13:59:3515)こむこと、最後にはドヤ顔。TEBではそのことばかり考えたとジェイソン。全米までその紙を持ち歩き、ものにした。コーリは2002年、少し関わったアンソニー・リューとSLCに行くはずだったが、9・11の影響でダメに。でも次は自ら育てた選手といくべきだと。彼のPGのYoutubeの
2014-02-14 14:06:0616)ヒットは400万近くになり、作曲家のBill Whelan氏からはFBで感謝のメッセが来て、リバーダンスのキャストは演技のインスピレーションのために、逆にジェイソンの演技を見たそうだ。コーリにとってはPGが人気が出たのが、気分が明るくなるからだというのが凄いことだと。人が
2014-02-14 14:11:2817)失敗するのを面白がって見るのではなく、彼が楽しく情熱を持って滑っているから見てくれるのだ、ということが凄いことなんだ、と。 長くなりました、すみません。コーリも信念を持ったコーチだけど、ローヒーンのぶれない姿勢が印象的。実績がなくても自分を信じる。それがあの全米での曲が
2014-02-14 14:14:3518)終わる前のスタオベにつながったのね。でもそこまでに至る演技をしなくちゃならないのは、ジェイソン当人。楽しそうに滑る今の彼の演技からは想像しにくいけど、それが容易でなかったのは、夜一人でベッドで考えながら、時には辛くて泣いたりしながらここまできたという記述でわかる。
2014-02-14 14:18:38