「新国立競技場」は白いからヤバイ

藤森照信著「建築史的モンダイ」より。マニアックなまとめです。
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白と黒

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 @WSJJapan

東京五輪のメーン会場になる新国立競技場の建築計画は「大きすぎる」と批判⇒著名建築家の槇氏、新国立競技場の建設計画を批判 http://t.co/OEsYU14Uzm (Japan Sport Council) http://t.co/O82xHTG95X

2014-02-05 10:42:25
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Fashion Press @fashionpressnet

建築家ザハ・ハディド、日本初の大規模個展!東京オペラシティアートギャラリーで - http://t.co/bpZaUrqpQF @fashionpressnet http://t.co/s5zmZxM7N3

2014-02-12 20:46:22
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白と新国立競技場

未発育都市 @mihatsuikutoshi

建築家のザハ・ハディドが設計した「新国立競技場」が巨大すぎると言われているけど、CGドローイングでの建物の色が「白」だから余計に巨大にのではないかな。同じくザハ・ハディドが設計したロンドンのアクアティクス・センターのように「メタリック」(銀色)にしたら雰囲気はわると思う。

2014-02-13 20:49:15
未発育都市 @mihatsuikutoshi

ま、例えば、住宅の内装でも、壁・天井を「真っ白」にすると冷たい感じがするので、かすかに「オレンジ色」を混ぜる、ということを僕はやっている。

2014-02-13 21:03:29
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)また、ヘルツォーク&ド・ムーロンが設計した「プラダ・ブティック青山店」の内装も、よく見ると「真っ白」ではなく、かすかに「オレンジ色」を混ぜている(と思う)。リテラルな「白」色、記号としての「白」色では、実際の「白」色以上に冷たい感じがする。

2014-02-13 21:10:28
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)ついでに、建築家の伊東豊雄が設計した「TOD'S表参道ビル」の外装では、逆に、打放しコンクリートの上に、かすかに「白」色を塗装している。おそらく、打放しコンクリートでは色が濃すぎると思ったのだろう。いずれにせよ、このような色彩の調整は大事だと思う。(終わり)

2014-02-13 21:19:03
木ハム田 @daisakumatsuda

白にちょっと紫いれたりしますRT @mihatsuikutoshi: ま、例えば、住宅の内装でも、壁・天井を「真っ白」にすると冷たい感じがするので、かすかに「オレンジ色」を混ぜる、ということを僕はやっている。

2014-02-13 23:06:43

ガラスと白

未発育都市 @mihatsuikutoshi

「白」色の扱い方は、コーリン・ロウが「ガラス」素材で展開した「実の透明性」の議論と同じだと思う。「実の透明性」とはリテラルなガラス、記号としてのガラスであった。言うまでもなく、ロウはそれを否定した。「白」色の扱い方でも同じことが言えるだろう。

2014-02-13 21:36:31
未発育都市 @mihatsuikutoshi

~という話は、確か、藤森照信著「建築史的モンダイ」 http://t.co/yGZuO95YV4 にも書いてあったな。手元にないので確認はできないが^^

2014-02-13 21:41:20
未発育都市 @mihatsuikutoshi

「二〇世紀の建築家は、ガラスを前に、一つの問を問われた。ガラスとは、そこに何もないと考えるのか、それとも、水晶のような透明な薄い石があると考えるのか。・・・タウトとミースの答は、ガラスは石の一つ。グロピウスの答は、ガラスは何もないと同じと思った。」(続く

2014-02-13 21:43:40
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)藤森照信著「建築史的モンダイ」より。というか、その該当箇所の引用がネット上にあった。ここです→ http://t.co/2ZuIFidwXN ネットは便利だな。グロピウスの答え(ガラスは何もないと同じ)が「実の透明性」ですね。コーリン・ロウはこれを否定した。(終わり)

2014-02-13 21:48:02

(翌日)

ガラスと石

未発育都市 @mihatsuikutoshi

藤森照信著「建築史的モンダイ」 http://t.co/yGZuO95YV4 をぱらぱらっと読んでみた。昨日、この本が手元になくて、ネットで見つけたブログ記事から引用して僕はツイートしたのだけど、その該当箇所はこの本の「ガラスは「石」でありえるか?」の節です。(続く

2014-02-14 16:12:24
未発育都市 @mihatsuikutoshi

(というか、少し連続ツイートする。)

2014-02-14 16:12:59
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)この節では、まず「ガラス」を使った建築の歴史が解説されている。「ガラス」という不思議な建材はイギリスの産業革命によって登場した。最初に建築で使ったのは植木職人(造園家)のジョセフ・パクストンである。パクストンは鉄骨と「ガラス」を使って温室を作った。1840年頃のこと。(続く

2014-02-14 16:17:42
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)そして、パクストンは1851年にロンドンで開かれた万国博覧会の会場の「クリスタルパレス」(水晶宮)を設計した。これです(画像)。(続く http://t.co/j5JjZLOrjD

2014-02-14 16:23:23
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未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)ところが、このパクストンが設計した「クリスタルパレス」はガラスを使った建築の無限の可能性を技術上も表現上も明らかにしてみせたにも関わらず、当時の建築界の反応は鈍かった。どうして鈍かったかと言うと、当時の建築家らはイデオロギーにこだわったから。イデオロギーが邪魔をした。(続く

2014-02-14 16:30:15
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)当時の建築家らにとっての建築とは、ギリシャ建築、ローマ建築、ゴシック、ルネサンス等々を指していた。要するに、パクストンが設計した「クリスタルパレス」は「温室」の延長であって「建築」ではないとされたのである。(続く

2014-02-14 16:33:47
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)では、建築家がガラスと正面から取り組むようになったのはいつ頃からだろうか。筆者の藤森照信氏は1914年にドイツの建築家のブルーノ・タウトが設計した「ガラスの家」(Glass Pavilion)が最初であると述べている。(続く

2014-02-14 16:39:27
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)建築家のブルーノ・タウトが設計した「ガラスの家」はこれです(写真)。ただ、白黒なので、その模型写真 http://t.co/csBaQGwghF を右に付しておく(親切)。模型写真を見ると、色ガラスが使われていることが分かる。 http://t.co/qIRlEcyh0o

2014-02-14 16:42:05
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