- tachibana_wa3
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@tachibana_wa3 「まぶし…」ぼんやりと浮上した意識の中視界に飛び込んできた眩しい光に咄嗟に目を閉じた。恐る恐る薄目を開ければそこにあったのは無防備な恋人の寝顔。あと少しで唇が触れそうなほど近くにある顔をぼんやりと眺めながら、なるほどさっき眩しかったのはこのきんきら
2014-02-20 00:58:39眩しい王子様のせいか…と思い至った。ハンサムってやつは寝ててもハンサムなんだなあ…睫毛なげえなあ…唇つやつやだなあ…なんてそこまで考えて不意に蘇るのは昨夜(というか正確にはほんの数時間前)の情事の記憶だ。『ねえ…ほら、ちゃんと舐めて?噛んじゃダメですよ?』「ーーーだっ!」耳元で
2014-02-20 01:03:12甘く囁いかれて、逃げられないように後ろからのしかかられて。あの白くて綺麗な、でも実は男らしく硬い指先を口の中に差し入れられて。『ふふ、そう…上手。ほらもっと吸って?…そう。声も我慢しちゃだめ。可愛い声、もっと聞かせて?』こんなおっさんがみっともなく喘ぐのなんて萎えるだろうに、我慢
2014-02-20 01:10:00しようにも結局こうやっていいようにされれ最後には我を忘れて喉が枯れるほど声をあげて。いい歳したおっさんがなにやってるんだか。「ったく。それでも俺がいいってんだからほーんと物好きだよなあバニーちゃんは」「おや?僕はそう思いませんけど」「だっ!?起きてたのかよ」いつから起きていたのか
2014-02-20 01:14:11ぱっちり開いたグリーンアイズがにっこりと笑みの形を描き「おはようございますマイディア。昨夜も素敵でした」と今時恋愛ドラマでだって聞かないような甘い台詞と共に口付けられて。普通ならドン引きするんじゃないかっていうこれがこの上なく似合うからハンサム超怖い。なんて考えてれば目の前の
2014-02-20 01:18:53寝起きでもやっぱりイケメンな年下の相棒がクスクス笑いながら「顔真っ赤ですよ虎徹さん」なんて。ああああもう!そういうのは気づいてても黙ってろよもう!「僕は誰より見る目があると思ってますけどね」「へぁ?」「僕達は最高のカップルってことですよ」「…???」「可愛い」「」何だか一人で納得
2014-02-20 01:23:43@tachibana_wa3 してるハンサムに(こいつほんとイケメンなのに残念)なんて思いながら、実は悪い気がしないなんて、恥ずかしいから言ってやらない。 (そんな兎虎ちゃんの割とよくある休日の朝の一幕でした) お粗末様でした〜お題下さったきよっこ様ありがとうございました♡
2014-02-20 01:27:15