#リプした人を物語の世界の住人にしてみる

住人かどうかは正直微妙
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トモカ @0UUfE9LPAQ

ちなみにタグの通りかは知らない

2014-02-20 12:51:16
トモカ @0UUfE9LPAQ

――ある夜、声を聞いた 『ちょっと異世界行ってきてよ』

2014-02-20 12:51:34
トモカ @0UUfE9LPAQ

目を醒ますとけろめ@GOn9rNo1ts は自分が椅子に座らされていることに気がついた。 目の前には机が一つあるのみで周囲を見回してみても他に物体らしきものは見当たらない。 「来た来た。いつも思うんだけどさー、毎回呼び出し急じゃね?」 「向こうにも向こうの都合があるんですから」

2014-02-20 12:51:58
トモカ @0UUfE9LPAQ

気がつけば正面の机にどこから現れたのか二人の男が座っている 会社の面接のようだと思ったが触れないでおいた 「んじゃ単刀直入に説明するけどー、これからあなたには異世界飛んで事件を解決してもらいます」 「…は?」 意味がわからなかった そもそも二人が誰なのかすらわかっていない

2014-02-20 12:52:13
トモカ @0UUfE9LPAQ

「…その前にあなた方がどういう方なのか聞きたいのですが」 おずおずとけろめが尋ねる 「やっべ、忘れてた!」 「それいつものことですよね」 「なら注意しろよなー」 「こないだ言ったら逆ギレしたじゃないですか」 自分がおいてけぼりになってることに気がついたがもうどうでもよかった

2014-02-20 12:52:24
トモカ @0UUfE9LPAQ

二人は康一君@hqLsjDR84w と脱衣拳@fuhito496 とやっと名乗った やたら無駄口の多い話をかいつまんでみると、世界に異変という程でもないがトラブルが起きると神(と一応呼ばれているらしい)がこうやって解決人を送り込むらしい そして二人はチュートリアル担当だった

2014-02-20 12:52:45
トモカ @0UUfE9LPAQ

その神がまとめて説明しろよと思わないでもなかった ちなみに本来は脱衣拳一人の仕事で康一君は解決人だったはずが居着いてしまったらしい(結果的に仕事の効率が上がったので神は気にせずまた新しい解決人を送り込んだそうな) 「で、質問だけど行くならどこに行きたい?」

2014-02-20 12:52:57
トモカ @0UUfE9LPAQ

「事件を解決するんじゃないんですか?」 「普通ならそうなんだけど今あちこちでトラブルが起きてるらしくてさー、とりあえず魔界でいい?」 「いきなり魔界とかハードル高すぎでしょう!なんですか魔界って」 「ごめん言ってなかった。こっちの世界天界と下界と魔界に別れてんの」

2014-02-20 12:53:08
トモカ @0UUfE9LPAQ

うなだれそうになるが、今更手遅れだった 「迷ってる?迷ってるならこっちで決めちゃうからね。脱衣拳ー、あれ用意して」 「いつもの?」 「いつもの」 少しの間奥に消えた脱衣拳が持ってきたものはルーレットだった しかし、面積の比率が圧倒的におかしい

2014-02-20 12:53:21
トモカ @0UUfE9LPAQ

赤と青と緑に色分けされているが赤だけやたら多い 「天界が青で下界が緑で魔界が赤ね。確率はそれぞれ1%と4%と95%になってまーす。それじゃ、ルーレットスタート!」 口出しする隙すら与えられないまま無慈悲にルーレットが回り始める どう考えても魔界送りにする気満々だった

2014-02-20 12:53:36
トモカ @0UUfE9LPAQ

カタカタと音を立てて赤と青の境目でルーレットが止まる 100分割されているためけろめからは細かくは見えず針がどちらに触れたのかわからない 「結果は行ってからのお楽しみってことで。じゃ、行ってらっしゃ」 最後まで聞き取れぬまま視界が暗転した

2014-02-20 12:53:46
トモカ @0UUfE9LPAQ

――けろめがいなくなった空間で 「康一君さあ、僕いつも思うんですけどダーツの旅みたいに送り出すのなんとかなりません?結局送る場所同じなんだし」 「あの顔が面白いんだからいーじゃん」 「確かに面白いですけど。それにしても今回はかわいい人でしたね」 「あ、俺もそれ思った!」

2014-02-20 12:54:08
トモカ @0UUfE9LPAQ

けろめの視界に飛び込んできたのは雲一つない青空だった 背中の弾力が心地よい 寝転がっていたのにようやく気付き身を起こすとそこは雲の上だった どおりで雲がないはずだ おそらくここが天界だろう というか天界であって欲しい ひとまず門が見えたのでそっちに向かってみた

2014-02-20 12:54:19
トモカ @0UUfE9LPAQ

都合よく門番らしき人(?)がいたので聞いてみる 「あの、ここは天界ですか?」 「あ、その質問するってことは"旅人"さんですね。一応確認ですけどここに来る前誰に会いました?」 康一君と脱衣拳の名を告げるとDAI @j1Wv59wPk2 と名乗った天使はもう一人の門番に声をかける

2014-02-20 12:54:31
トモカ @0UUfE9LPAQ

「先輩、"旅人"さんですよ"旅人"さん。門開けないと」 DAIの先輩であるウッカリデス@ukkaridess は「ふぇ?」と反応すると慌ててレバーの操作をする けろめの存在にも今しがた気づいたようだ 「もー、先輩はケータイ食べてないときのウッカリがひどすぎます…」

2014-02-20 12:54:47
トモカ @0UUfE9LPAQ

『先輩、先輩、そのボタンは違いますって!』 閉じた門の後ろからそんな声が聞こえた気がしたが無視した 介入できる問題じゃないし 「あなたが"旅人"さんですね!天使長のとこまで案内させていただきます!」 けろめを出迎えた天使の名はむららぎ@muraragi4e と言った

2014-02-20 12:54:57
トモカ @0UUfE9LPAQ

彼らは天使と宣っているが羽が生えてるわけでもないし神聖なオーラが発せられてるわけでもない 若干納得がいかないわけでもなかったがそういうものだと自身に言い聞かせておいた ついでに道すがら疑問に思ったことを聞いてみる 「ケータイって何?」 「それ聞くんですか?」

2014-02-20 12:55:10
トモカ @0UUfE9LPAQ

DAIのぼやきが気になったんだからしょうがない 「ケータイというのは魔界で産出される特殊な鉱物ですね」 「鉱物?」 「はい、鉱物です。もちろん本来は食べられるものではないですが、ウッカリさんはあれを食べると凄まじいまでの力を発揮します。具体的には天使長補佐に匹敵するくらい」

2014-02-20 12:55:22
トモカ @0UUfE9LPAQ

ウッカリさんすげーと思わなくもなかったがまだDAIの悲鳴がうっすら聞こえていたのでそれ以上考えるのはやめておいた 「さ、着きましたよ」 むららぎに案内された場所は平屋の建物だった 「…ここに天使長がいる「います」 鬼気迫るものを感じたのでそれ以上は聞けなかった

2014-02-20 12:55:46
トモカ @0UUfE9LPAQ

「ようこそ"旅人"よ。私が天使長のすヴぇるぐ@6XQgLQ9rNg です」 「そして僕が補佐のよっみー@YommiiDq92 だね♪よろしくっ☆」 けろめは再び椅子に座らされていた 正面の机に二人が並んで座っているあたりやっぱり面接みたいだと思った

2014-02-20 12:55:56
トモカ @0UUfE9LPAQ

「この世界のシステムは大体康一君とダッさんから聞いてると思うけどもっかい説明しとく?」 「いや、いいです」 「なら話は早い♪今性急に解決したい事件を魔界で一件、下界で二件抱えてるんだよね☆」 「思うんですけど天使が解決には動かないんですか?」 「人手不足で…」 「あっはい」

2014-02-20 12:56:08
トモカ @0UUfE9LPAQ

「話を戻すけど魔界ではチェリい@394519 治める新興国がヒモ@7WJp_Ebou が治める国に侵略されかかってるんだよねー」 「あの国は貴重なケータイの産出国、我々ともよい関係を築いているので早急に手を打ちたいのですが…」 「天界が魔界の国と仲良くしてていいんですか」

2014-02-20 12:56:17
トモカ @0UUfE9LPAQ

「昔は戦争したりもしたけど♪今はお互いビジネスライクなギブアンドテイクの関係☆」 「じゃあ周囲の国に助力を頼むというのは」 「もちろん真っ先に考えました…しかしどこも一筋縄ではいかない国ばかりで」 「あの辺はボスが失脚しちゃったことで魔界の中でも群雄割拠だからねー」

2014-02-20 12:56:29
トモカ @0UUfE9LPAQ

最初のきっかけは本名は不明なボスという魔族が支配していた国が王の失脚によりなくなったことだった 隣国だったすないぷ@snypegirl228 とヤズ@yZJRtWQFk 治める国がそれぞれ東西から侵攻を開始、二国間の戦争になるかと思いきや突如和睦を結ぶ

2014-02-20 12:56:41