#リプ送ってきたやつロワ

現在未完結
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3g @3g7ttdMh3Q

◇ 「なぁ……」 高層ビルの屋上で康一君とででどんが向かい合っている。 その間にはまるで障壁のように、死体が置かれていた。 「この人、アンタが殺したのか?」 「ああ」 臭い人は、殺し合いが始まって直ぐに康一君に殺された。

2014-02-20 23:19:22
3g @3g7ttdMh3Q

「何故、殺したとかマジ聞くなよ?マジで、俺が願いを叶えたいんだから、殺すよ、そりゃ」 臭い人とはいえ人間である、しかし康一君に殺人という禁忌を犯したことに対する後悔は感じられなかった。 「もういい……!」 ででどんの掌から冷気が発せられる。 十勝フリーズである。

2014-02-20 23:23:14
3g @3g7ttdMh3Q

「俺だって、殺すよ」 ででどんの瞳から流れた一筋の涙、それすら凍てつく十勝フリーズである。 「……俺だって」 康一君の身体が凍てついてゆく。 凍りつき、クッキーのように脆くなった康一君の体をデデドンは高層ビルの屋上から突き落とした。

2014-02-20 23:25:58
3g @3g7ttdMh3Q

ででどんがエレベーターに乗り下降する一方で、死んだはずの臭い人の身体がもぞもぞと動いていた。 臭い人の別称――広瀬という名前を、 そして、広瀬康一という存在をででどんは未だ知らなかった。

2014-02-20 23:28:34
3g @3g7ttdMh3Q

◇ 「この金をやるから、ゲームを降りろ」 目の前にポンと置かれた、3つの札束を前に5dのんの心は揺れていた。 別に特たる願いがあったわけでもない。 だが、日常からの解放を漠然と願っていた。 三百万――ちょっとしたドキドキ体験の土産には十分だと思った。

2014-02-20 23:31:56
3g @3g7ttdMh3Q

「なぁ……」 5dのんがその相談を持ちかける前に、札束が二つ追加された。 「500万だ、帰れ」 「違うんだ、そういうことじゃなくてさ」 「帰れよ」 「いや、だからさ……俺を雇わない?」 札束をしっかりと仕舞いこんで、5dのんは言った。 「一人より二人俺がいると結構役に立つって」

2014-02-20 23:35:40
3g @3g7ttdMh3Q

「……いくら欲しいんだ?」 「一千万と……ドキドキするような夏の思い出を」 5dのんの返答と同時に5つの札束が追加で置かれた。 何故、これだけの金を持っているのか。 あるいはこれが武器なのかもしれない。 「よろしく……えーと名前は?」 「ボマーだ」

2014-02-20 23:39:42