#リプくれた人を人型機動兵器にする

下等読者のMrマダオ @huriuartria

流行に乗ってワイも何かやるか。スパロボは先にやられたのでロボット重点で　#リプくれた人を人型機動兵器にする

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少し先の未来。銃火器と戦術の発達により古来の英雄は姿を消し、そして電子戦の発達により兵士すら不要になりつつあった時代。ボタンひとつで核兵器などですら最早古い。一切の操作を必要とせずオートマチックでCPUが攻撃行動を開始する。人型機動兵器など戦場には必要ないかに思えた。 #リプ人機

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深海調査や宇宙開発には重用されたし、ある特定の国の科学者がかつて夢見た情熱のままに力を注いだりもした。だが人型機動兵器などという非効率的な兵器が戦場で必要とされる日は来ない。誰もがそう考えていた。 ある日、大規模な流星群が地球上に降り注ぐまでは。 #リプ人機

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その流星群は予測されており、地球の危機だと認めた先進国家群の協力によって世界規模の防衛作戦が行われたが、それでも被害を完全に防ぐことは不可能だった。人類の宇宙進出の先駆けだったコロニーや宇宙ステーションも破壊された。地球上の全てを監視するに至った数多の軍事衛星も。 #リプ人機

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そして防ぎきれなかった最大級の隕石が大西洋洋上に墜ちた。アメリカ大陸の東沿岸および、西ヨーロッパや西アフリカ沿岸に巨大な津波が襲い掛かる。凄まじい被害が発生した。後にその影響で地軸がズレたことも判明し、地磁気の異変や数多くの異常気象が観測されるようになった。 #リプ人機

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世界各地で地磁気の異常発生が起こり、通信が不安定になった。そして先述のとおり、軍事衛星の消失もあって、人類は地球規模のネットワークを完全に分断されることになる。最新鋭の電子戦用兵器はその価値を大きく損ない、それに依存していた先進国の軍事力は大いに削減された。 #リプ人機

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ここで代わりに台頭したのが人型機動兵器であった。危険地帯での作業用として、（主に日本企業の努力によって）徹底的に簡略化した操作やコスト削減および安全性を追求する歴史を辿ったロボットたちは、安価な兵器として世界各地で重用され始めた。 #リプ人機

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アフリカ、中東など元から火種を抱えた地域でロボットによる紛争が始まった。だが問題は、それを抑止すべき先進国家にその力がなかったことだ。ネットワークも軍事衛星もすでになく、人類は神の目と耳を失ったのだから。そしてそれとは別に、新たな脅威が人類に襲い掛かった。 #リプ人機

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かつて巨大隕石が大西洋上に残した爪痕はあまりに巨大で、十年ほど後にようやく調査団が結成された。その爪痕『アトランティックリム』に向かった調査団員は、突如として謎の巨大生物に襲われる。あまりに巨大、あまりに凶暴。人々はそれを昔のSF映画に習い【カイジュウ】と呼んだ。 #リプ人機

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大西洋沿岸諸国は新たなる脅威に対して、深海戦用巨大ロボットを作り上げて対抗しようと試みた。カイジュウは生物ゆえにレーダーに映らない。そして潜水艦や船舶は、その凶暴な攻撃に対して余りに貧弱。カイジュウに挑むロボットとその操縦者たちは『イェーガー』と呼ばれ英雄となった。 #リプ人機

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クリムゾンタイタス（@shishioh_vj） 真っ赤なボディが特徴的な、対カイジュウ用巨大ロボ『イェーガー』の最新鋭機。シンプルな超馬力と重装甲が持ち味のアメリカ産らしい機体といえる。必殺武器は、両拳を接触した瞬間に衝撃を倍加させるアクセルマグナムストライク(続く #リプ人機

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パイロットは歴戦のトップガンでもあるライオネル・キング少佐。アメリカ出身44歳男性O型。 「HA！ またおいでなすったか！ まったくアトランティックリムは地獄だぜ！」 大西洋に落下した巨大隕石によって生じた新たな人類未到達点アトランティックリム。(続く #リプ人機

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そこから突如として出現した巨大生物カイジュウ。なぜ、上陸して人間を襲うのか。いったいどこから生まれてくるのか。数々の謎を解明するために結成された調査チーム。ライオネル少佐とクリムゾンタイタスはそのチームの中核だ。#リプ人機

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幻魔鬼獣プロトオーガ（@zYiky9KVqk） 最初にアトランティックリムから現れ、南米大陸沿岸を破壊したカイジュウのうちの一体。だが他のカイジュウが生物的なフォルムであるのに比べ、鎧をまとった獣人のような特異な形状を持つ。(続く#リプ人機

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見た目が違うだけではなく、その強さも圧倒的で、これまで何体ものイェーガーを葬り、人類に恐怖と絶望を与えてきた。最初に人類を襲撃した個体であること、明らかに特別で強力なパワーの持ち主であることから、原初の人喰い鬼――プロトオーガと呼ばれるようになった。（続く#リプ人機

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「神よ……救い給え……」 崩れ落ちた教会を背に、神父は絶望的な声でつぶやく。ここはウルグアイの首都モンテビデオ。空は黒煙に覆われ、美しい街並は瓦礫の山となった。突如として海から現れた、獣とも人ともつかぬ謎の巨人がこの惨状を生み出したのだ。（続く#リプ人機

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軍隊の戦闘機も戦車もロボットも、まるで虫のように叩き潰された。そして手も足も出ないまま蹂躙されつくした都市を残して、鬼神はいつしか海へと消えていた。ブラジルのリオデジャネイロに再び現れ、破壊の限りを尽くすのは、その数ヶ月後のことである。#リプ人機

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杜王四式多賀城【もりおうよんしき・たがじょう】（@adyukako37） 巨大隕石落下によって世界的に通信が分断され、アジア情勢は一気にキナ臭さを増した。大災害の結果、太平洋上を挟んだ通信は、以前と比べ物にならないほど不安定になったからだ。（続く　#リプ人機

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これによって日本はアメリカの軍事力の庇護をあてにすることは実質的に不可能となった。海を挟んで睨み合う大国ロシアと中国に対抗すべく、日本政府は急激な軍拡を行った。東北のS市周辺にいくつもの軍事工場を建設。開発された新型機体には、杜王の号と周辺都市の名が与えられた。（続く　#リプ人機

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多賀城はその系統で四番目に生まれた機体である。タイプとしては最前線から一歩引いた支援型。その頭部に髪のように生えた無数のアンテナで通信能力を極限まで強化。電磁波の異常発生が日常茶飯事である環境では万全と言い難いが、それでも部隊の命綱と呼ぶべき存在である。　#リプ人機

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杜王壱式蔵王【もりおういちしき・ざおう】（@0UUfE9LPAQ） 杜王人機の壱式型。役割は歩兵。最前線である。そのため重装甲とサバイバビリティが重要視された設計になっている。つまり最も危険な位置で生き残ることが主題なわけだ。（続く　#リプ人機

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他にも、各種装備を付け替えることで陸海空全ての地形で戦闘可能な汎用性も特徴のひとつ。周辺国との小競り合いで既に実戦投入されており、次世代の中心戦力として期待がかかっている。また、そのテストパイロットが若い女性であったことも、その方面では話題になっているようだ。（続く　#リプ人機

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新尾トモカ中尉――彼女はそのまま実戦部隊に投入され、そこでもまずまずの戦果をあげた。 「この子の名前をおとしめるようなことだけはしない……新尾機、出ます！」 #リプ人機

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超剛機サザンクロス（@fuhito496） カイジュウが現れるのは大西洋沿岸に限定されているため、日本は直接被害を受ける位置にはない。だが万が一を考慮し、アメリカの戦力が不足した場合の補充戦力としても備えるために作られた日本製イェーガー。（続く　#リプ人機

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合計六門のサザンクロスカノンを使った砲撃戦を得意とする。また装甲をクロスアウト（脱装）することで機動力をアップさせるギミックを持つ。本来、戦闘から離脱するための装備だが、砲撃メインの高速戦闘に用いることも考慮されている。（続く　#リプ人機