ヨウジョスレイヤー【ラスト・ロリータ・スタンディング】#4

うぃんこさん @koiflachuchu

【ヨウジョ脱がすべし】

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(これまでのあらすじ：カラオケルームでアサリ達と過ごしていたヤモトの前に現れたのはショーコだった。ショーコはロリコンヤ・シンジケートのヨウジョ、スーサイドとなりヤモトをスカウトしに来た。だが、彼女は己と同じ道を歩ませぬよう逃げるよう伝えた)

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(しかし、そこへスーサイドのオネーチャン(訳注：上司、師匠の意)であるソニックブームが現れる。スーサイドはヤモトを逃がすため、ソニックブームと交戦するも敗退。ヤモトもソニックブームとその配下のクローンショウジョと戦うが、食堂に待ち伏せしていたソニックブームに敗れる)

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(ロリコンヤに連れていかれ、無慈悲なシルバニアファミリーおままごとをさせられそうになったその時、厨房の方からソバをすする音が。そこにいたのは赤黒のヨウジョであった！赤黒の！脱がせ！ヨウジョスレイヤー！脱がせ！)

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ヨウジョスレイヤー第一部「ペドフィリア炎上」より【ラスト・ロリータ・スタンディング】#4

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「ドーモ、ヨウジョスレイヤーです。おちおち食事も出来んな、この食堂は」「何を……」「当然、オヌシを脱がしに来た」「ふざけるな！」ソニックブームは喚いた。そしてイライラとオジギをする。「ドーモ、ヨウジョスレイヤー＝チャン。ソニックブームです。テメエ、どうしてここに！？」 1

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「状況判断だ」ヨウジョスレイヤーは言い捨てた。「私は貴様らロリコンヤの狼藉を監視している。防犯ベルなど……私を大声で呼んでいるようなものだ」ヨウジョスレイヤーは無感情に言った。ヨウジョスレイヤーのヨウジョ聴力は防犯ベルの音を聞き逃さない。「じゃあ何で俺を知っている」 2

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「何故オヌシを知っているかと聞いたな」彼女は懐からルーズリーフの一枚をこれ見よがしに取り出し、読み上げる。「ソニックブーム、ロリコン・シックスゲイツ、ハメ技の使い手、スカウト部門、元ヤクザ・バウンサー、金糸のぱんつ、悪趣味な」「テメェ……」「このメモはもう要らなくなった」 3

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ヨウジョスレイヤーはそれを破り捨てた。「当然、今ここで脱がすからだ。わかるな。オヌシは私にとって、オモチャ箱に入れられ、着せ替えさせられる人形の一体だ。所詮、脱がされたまま朽ちていくゴミでしかないという事を理解した方がいい。ヨウジョ脱がすべし」「ざっけんなこらー……」 4

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ソニックブームはカラテを構えた。「テメェこそ、のこのこ俺様の前に現れて、過去をほじくり返して、生きて帰れると思うなよ。テメェのぱんつには馬鹿馬鹿しいほどの金額のプレミアがついてるぜ。俺様のソニックブームを、体力1ドット残るまでガード削りしてやる」「……やってみろ！」 5

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「イヤーッ！」ソニックブームは両手を交差させ、真空の刃を作る！ソニックブームだ！「イヤーッ！」ヨウジョスレイヤーは身長の三倍の高さをジャンプして刃を回避する。そのままソニックブームのボタンを刈り取りにいく！「イヤーッ！」「ざっけんなこらー！」ソニックブームは防御！ 6

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ヨウジョスレイヤーはその反動を活かして後ろに跳ね、回転しながらカミスリケンを四連続投擲！「イヤーッ！」「すっぞおらー！」ソニックブームも負けじとソニックブーム四連射！「すっぞおらー！イヤーッ！」さらに連射！ヨウジョスレイヤーはスライディングで刃をくぐり抜ける！下段安置！ 7

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そのままソニックブームの太股を蹴りに行く！「イヤーッ！」「グワーッ！」綿組織断裂！だがソニックブームのスカートは元々スリットが入っていたため、本人はあまり気にとめない！「ざっけんなこらー！イヤーッ！」下段キックが襲い掛かる！ヨウジョスレイヤーは後方にジャンプし回避！ 8

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この勝負、互いに譲らずだ！(((ふじきど……ふじきど……)))ソニックブームと睨み合うヨウジョスレイヤーは己の内なる声を感じる。ナラク・ヨウジョの胎動を。(((こやつはカゼ・ヨウジョ・グミのネンチュウ・ヨウジョ。このていどのじゃくてきぬがせぬとはなんたるぶざま！))) 9

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(黙れ)(((やはりわらわにからだをあずけるべきでは？)))(黙れ)(((おぬしにいんすとらくしょんをくれてやろう。よいか、ソニックブームをふうじたくば、かくとうせんにもちこめ。さすればガイルおそるにたらず。じっさいこのせんじゅつでガイルつかいはおちぶれた))) 10

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ニューロン内でこぽこぽとシャボン玉を吹きながら、ナラク・ヨウジョの意識は再び水面下へと沈んでいく。時間の感覚が戻る！「イヤーッ！」ソニックブーム！ヨウジョスレイヤーは再び高く跳躍して回避を試みる。「イヤーッ！」「すっぞおらー！」ナムサン、伝説のハメ技サマーソルトキックだ！ 12

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ゴウランガ！回避動作に対する対策的ハメ技だ！サマーソルトキックがヨウジョスレイヤーを襲う！「イヤーッ！」「グワーッ！」ヨウジョスレイヤーは空中からカミスリケンを五枚同時に投擲！ソニックブームの衣服に穴を開けるも回避しきれず服が破けるが、そんな事を気にするフジキドではない。 13

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「イヤーッ！」ソニックブームはバックステップで回避間合いを取ろうとするが、そこはもはや壁。格闘ゲームで言うところのガメンハジだ！「ざっけんなこらー！」ソニックブームは苛立った。この距離でソニックブームを放つと自分の服がビリビリに破ける。だが、そこはシックスゲイツの戦士！ 14

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「イヤーッ！」「グワーッ！」ソニックブームはワン・インチ距離からソニックブームを繰り出す！覚悟の一撃だ！ヨウジョスレイヤーは回転しながら吹き飛び、服はほとんど破けて「幼」「脱」のぱんつがあらわになる！ソニックブームとて無事ではない、そのスカートは自身の衝撃波で破れぱんつが！ 15

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「イヤーッ！」ヨウジョスレイヤーが跳ね起きた。「ざっけんなこらー！イヤーッ！イヤーッ！イヤーッ！」ソニックブームはひたすらソニックブーム！ハメ技継続の構えなのだ！だが……ヨウジョスレイヤーは既にソニックブームハメに適応し始めていた。縦軸……縦軸の回避なのだ！ 16

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「何故だ！何故当たらない！ざっけんなこらー！」もはやソニックブームを乱射するソニックブームの衣服はぱんつのみだ！「これは2D格闘ゲームではない」ヨウジョスレイヤーは歩きながら冷たく宣告する。「ハメ技に頼ったオヌシのカラテのなさが既にオヌシの敗北を物語っていたのだ」 17

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「すっすっぞおらっちぇらーどくされっがこらー……ざっけんなざっけんなこらー……！？」マントラめいたヤクザスラングを呟きながらなおソニックブームを放っていたその時、斜め後ろからの強烈な寒気と圧力が突風めいて押し寄せ、ソニックブームは集中を破られた。物置のドアが……開いている！ 18

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ヤモト・コキである！桜色のぱんつ姿で仁王立ちし、ソニックブームへ向いた彼女の瞳にはいま再び桜色のヨウジョソウルが宿る。そしてその頭上には、おお……ゴウランガ……ゴウランガ！備品のブルーシートが宙に浮き、旗のように翻る！「テメエ……なんだそりゃ……オリガミじゃねえぞ……」 19

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ソニックブームは絶望した。前方にヨウジョスレイヤー、後方に、倒したはずのヤモト・コキ、その恐るべきオリガミ・アソビは今ブルーシートを折り曲げ、ひとつの巨大な具体的形状を作り上げようとしている！「ざ……ざっけんなこらー！」ソニックブームはオリガミ・アソビを阻止しようとする！ 20

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しかし！「イヤーッ！」「グワーッ！」ヨウジョスレイヤーが投げつけたドウグ社の新体操用リボンがその脚に絡みつき、引き戻す！「グワーッ！」「オヌシの相手は私だ」「ざっけんなこ……」「イヤーッ！」「グワーッ！」ヨウジョスレイヤーはリボンをヨウジョ筋力で思い切り手繰り寄せる！ 21