ミュージカル「シャーロックホームズ　～アンダーソン家の秘密～」 2/27大千秋楽公演レポ

kaj @kajiya_sat

この「事件No.26『踊る人形』」の歌についてなのですが、家政婦の方の歌が異常に上手かったのが印象的です。宇野まり絵さん。この時点ではまったく気がつかなかったのですが、主人であるエルシーもこの方が演じているんですよね。兼ね役という考えすら浮かばず、本当に別人だと思っていました

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プロはすごい

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ホームズに関しては「そう、この窓際から撃ったんだ――こうやって！」の部分が印象的でしたね。振る舞いがお茶目でありながら狂気的でもあり、ホームズが持つ独特の価値観や世界眼が垣間見えたような気がします。それでいて不快には感じなかったので、やはり演者さんの能力は重要なんだなーと感心

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そして謎解きの後、全役者が舞台へと姿を現し、力強く歌う。 ――未来を、信じてゆこう 全員が声を重ねて歌い終わると同時に、パネルには『シャーロックホームズ　～アンダーソン家の秘密～』のロゴ。まさにＯＰ、という感じがして感動してしまいました

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そして場面は再びアンダーソン側、ルーシーの視点へ。「旅に出る」というルーシーと、その婚約者であるアダムの回想。アダムとエリックは双子ということもあり、浦井健治さんが演じているのですが、発声そのものが違うため最初は同一人物だと気がつきませんでした

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こういった「声の違い」については友人が指摘していましたね。浦井さんに限らず、この作品の役者さんはどなたも演じ分けが上手い。これがプロなんだな、と感心しきりでした

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この後は確かホームズ側に移行だったかな？事務所で退屈を持て余し銃をぶっ放す危険人物のホームズ。事務所の客として登場した婦人を演じていたのはおそらく宇野まり絵さん。これもまったく気がつきませんでした。神に祈る速度がやたらと速かったのが印象的。思わず笑いました

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続いて現れたコング桑田さん演じるレストレード警部は「お・きゃ・く・さ・ま（滝川クリステル風のテンポで）」というギャグのゴリ押しを始める。あまりのゴリ押しっぷりに笑いを引き出されてしまいなんだか負けたような気分に。プロのゴリ押しはすごいと思いました（こなみ

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ここで「お・きゃ・く・さ・ま」として登場したのは大澄賢也さんが演じるボビー・アンダーソンと、石井一彰さんが演じる執事のスレニー。明らかに怪しげな風貌で「絶対こいつら悪者だよ」と確信。しかしながら後の展開を考えると…いや、間違ってはいないけど…ねえ…？

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この後にエリック・アダムそれぞれがホームズと対面し、序盤での銃撃事件についてそれぞれ語っていたような記憶があるのですが、今日はもう、寝ます。

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あ、ボビーの依頼内容はたしか「ルーシーの居場所を見つけてくれ」だったと思います。ボビーはアダムの叔父であり、甥っ子の婚約者であるルーシーが失踪したため探し出して欲しい、ってのが建前だったかな。明らかに怪しかったのでその辺はあまり信用してませんでしたね

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じゃあ中途半端なんですが一旦切ります

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昨日のレポ見返して思ったけど内容の説明はいらないんじゃないか感すごい。いや、そもそもレポ自体いらないって言えばぶっちゃけそのとおｒ（ｒｙ

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まあ始めちゃったんで一応最後までやりますよ

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確かボビーがホームズの元を訪ねた後は、アダムとボビーの会話シーンがあったような気がする。アダムがボビーを退散させた後に放った「エリック、お前の望み通りにいったッ！」という台詞が印象的。

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最初はエリックへの憎しみが表れているのかな、とも思ったのですが、真相を知った上で考えてみるとあの言葉は別の意味を孕んでいるようにも思えたりする。婚姻届を提出し、なおかつボビーの牽制にも成功する。ああ、たしかに〝お前〟の望み通り、ですよね

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暗転後はホームズとワトソンの掛け合い。ワトソンと元カレとの微妙な関係性を茶化すさとしホームズの行動がいちいち滑稽で笑う。観客のレスポンスを楽しんでいる感があって非常に好感を持ちました。舞台は生き物、という言葉の通りでしたね。舞台上の橋本さとしさんは本当に活き活きとしている

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そこに現れたエリックは、ルーシーの捜索をホームズに依頼する。ホームズに求められるままに「あの夜」の出来事を語りだすエリック。証言は登場人物の歌と共に語られました。この場面はもう浦井さんオンステージでしたね。一人二役で、まったく違う声で歌い上げてしまうその技術はまさに圧巻

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ここで初めて「えっ、アダムとエリックって本当に同じ人が演じてるんだ」という事実を確認。水色っぽい照明で照らされているときはエリック、紫色っぽい照明で照らされているときはアダムというように一瞬でキャラが切り替わっていてびっくり。思わず「凄い」という言葉を口に出してしまいました

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エリックの証言後、ホームズとエリックとの会話が非常に面白かったのを覚えています。 エリック「兄は、ボクシングのチャンピオンにもなりましたから」 ホームズ「チャンピオンにもなりましたからー」（真似） 客「ｗｗｗ」 ホームズ「チャンピオンにもなりましたからー」（二回目）

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浦井エリックの「チャンピオンになりましたからー」という言葉をいかにも〝なよなよ〟した様子で真似していて大笑い。拳をへろっと突き出したりもしていて滑稽でした。さらに「良い身体してますねぇ」と言いつつエリックに対してセクハラを始めるさとしホームズ。完全にギャグパートでしたね

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続いてはアダム側に移行し、アダムの証言が開始。似たようなメロディでありながら微妙に違う二曲を完璧に歌い上げる浦井建治さんの演技力に脱帽。ルーシーも歌も綺麗で素敵でした。尤も、この場面では悲壮感の方が強かったですが。

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アダムの尊大な雰囲気と内面の脆さは彼の魅力ですよね。決して善人ではないのですが、思わず目を向けてしまうだけの力がある。放っておけない、というルーシーの気持ちもわかるような気がする

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二人の証言の後だったかな？たしかホームズとワトソンが会話をするのですが、そこで「ホームズは恋愛をしたことがない」ことをワトソンに指摘されて（震え声）状態になっている橋本さとしさんが可愛かったです。ああいった場面でのお茶目さは中の人の印象が強いですね。とにかく二人の関係性が心地よい

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そしてホームズはアダムの浮気相手が在籍していた劇場へと移動。橋本さとしさんと竹下宏太郎さんのコミカルな掛け合いに笑いました