ミュージカル「シャーロックホームズ　～アンダーソン家の秘密～」 2/27大千秋楽公演レポ

kaj @kajiya_sat

観に行ってからもう何日も経つしいい加減書かないとこのまま忘れちゃいそうなんで、この際今からホームズのレポ書きます

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それではもう深夜なのですが今から始めますね。 『ミュージカル「シャーロックホームズ　～アンダーソン家の秘密～」』 2/27――大千秋楽公演、感想レポ。

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そもそも何故このミュージカルを観に行こうと思い至ったのかと言えば、単純に役者さん目当てでした。主役のホームズを演じるのが橋本さとしさんということを知った瞬間に鑑賞を決意。実のところ、劇の題材そのものに対してはそれほど興味を持っていませんでした

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しかしながら別日の公演に行ったというフォロワーの方の感想を聞くに、どうやら劇の内容自体も面白いということが判明。その道のプロが全力で造り上げたものなのだから面白いのは当然ではあるのですが、やはりある程度、自分の中のハードルを上げた上での鑑賞となりました

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先に大雑把な感想を言ってしまうと「素晴らしい！！！」の一言に尽きます。いや、自分自身たいして演劇を見たことはないのですが「これからも機会があれば演劇とか観に行ってみようかな？」という気になってしまう程度には影響を受けました

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ここからは記憶を頼りにして当日の行動を追っていきますが、メモも何もしていないためあやふやな部分が多くなってしまうため、その辺りはどうかご容赦ください

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メモについては友人がたくさん描いていたので、そちらのレポをご期待くださいとしか言えませんな

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劇場までは自家用車で移動。その後は適当に時間を潰しつつ開演時間に間に合うように行きました。劇場内は人が多く、「うあーこの人たちと同じものをいまから観るのかー」という事実に若干きょどる。個人的な印象としては割と若い年代の人が多くいたような気がします。10～30代ぐらいかな？

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パンフレットについては最初から購入する予定だったのですが、物販列に並んでいる際にあるものを発見。 「主要キャスト陣の直筆サイン付きポスター」 五秒で購入を決意。観るときに邪魔になっちゃうかなーとも思ったのですが、売り切れる可能性も考慮して開演前に購入しちゃいました。悔いはない

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とりあえず橋本さとしさんのサイン部分だけ。とても可愛い（こなみ http://t.co/eRUpnKp2Pg

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さて、ここからはパンフレットを片手に本編のレポを。繰り返し言いますがうろ覚えなのでその辺はご容赦ください。

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内容についても、既に全公演が終わっているということもあるので詳しく語っていきます

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開始直前、まずは音楽担当の方々が音出しを始める。ピアノとヴァイオリンだったかな？静かに、囁くような音色でしたが、その時点で思わず聞き込んでしまう。そうして少しずつ劇場全体が暗くなっていき本編が開始しました

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ここで早速驚いてしまったのですが、舞台上のセットは決して多くはないんですよね。基本となるのは木製のドアを組み合わせたような大きな木版が三枚。そこに照明を映し出すことで空間全体が表現されていました。時々に応じて時間や場所が字幕として照らし出されていて、とてもわかりやすかったです

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勝手な先入観から「舞台上にはたくさん小道具が置かれてたりするんだろうなぁ」と思い込んでいたのでこの見せ方は衝撃でした。すべてを作るのではなく、観る側の想像力を掻き立てながら観客を引き込んでいく。その上で時系列の説明はしっかりと成されており、これは単純に感心してしまいました

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時間かかりそうなのでここからは若干雑になります

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テーマ曲の後、最初に出てきたのは浦井健治さんが演じるエリック・アンダーソン。物憂げな表情、手元にある意味深な内容の手紙。「彼女」に向けたその言葉は美しくもありながら悲壮感も漂い、流れている音楽も伴って哀しげな雰囲気でした。その時点で一気に引き込まれてしまうだけの力がありましたね

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取り出した拳銃をこめかみに当て、さあ引き金を引く――というところで現れたのが、昆夏美さん演じるルーシー・ジョーンズ。そこで一旦は自殺を取りやめようとするエリックでしたが、彼女が部屋を出ると共にまた拳銃を取り出す

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パンフレットに記載されている「追憶」の歌の一節 ――信じて ――どこにいても、君を守り続けよう ――信じて ――ずっと、愛してたこと 思いの丈を吐き出しながら再び拳銃を自らに向ける姿は、今にも泣き出しそうでありながら凛々しく美しい。何か強い覚悟を決めたような、そんな印象でした

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そこで鳴り響く銃声は二発、しかしながらそれはエリックの放ったものではない――ということで謎を秘めたまま舞台は進行。この辺は文字通り息を呑むような緊迫感がありました。そして続いては、場面転換の後にワトソンが登場。彼女が語るのは、かの「踊る人形」事件！！！高まる！！！

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まさか原作で扱われている事件が取り上げられるとは思っていなかったので驚きました。とはいえコナンで得た知識しかないのですが、それにしても「踊る人形」事件はやはり有名なので期待も高まります。何しろ、それはホームズの登場も意味するのだから！！！満を持して、遂に彼が！！！

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飛び出すように登場してきた橋本さとしさん演じるシャーロック・ホームズは、第一印象で言えば「変人」そのもの。いかにも楽しげに笑いながら事件に食いつくその様子は正直近づきたくないレベル。あと、衣装がやたらとぱっつんぱっつんでそこに目がいってしまいました。むちむちさとし

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この作品の「ワトソン君」は、独自の解釈による女性版のジェーン・ワトソンという事前情報があり、実のところ不安でもあったのですが、一路真輝さんの演技には何の違和感もありませんでした。語り部としての役割もあるということで、ワトソンの歌と共に「踊る人形」事件が語られていきます

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暗号の内容はスクリーンという形で実際にセットの表面に照射され、文字通り「舞台の上で人形が踊る」様子を楽しみました。そしてそれ以上の躍動感と共に動き回るさとしホームズ。徐々に暗号が解き明かされていく様は圧倒される程の勢いを伴い、ホームズの才幹がそこだけでも充分に表現されていました

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やはり暗号そのものが舞台上に示されるというのは素晴らしい演出だと思います。それも「光によって照らし出す」という趣向。物語全体を通して「光」は強い意味を持つものとして表現されているため、この演出自体がある主の複線としての意味を持っていたのかな、と今思いつきました（適当